夫婦間・家族間における、お金の管理に関する調査を実施

セゾン自動車火災保険株式会社のプレスリリース

2022年2月7日
セゾン自動車火災保険株式会社

夫婦間・家族間における、お金の管理に関する調査を実施
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【調査対象】
*調査時期:2021年12月   
*調査方法:インターネット調査
*調査対象:全国の30代~50代の男女1,000名(男女500名ずつ)
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 セゾン自動車火災保険株式会社(代表取締役社長 佐藤史朗)は、夫婦や家族の在り方、お金の在り方が多様化する昨今、収入をはじめとするお金の情報が夫婦間・家族間においてどのくらい共有されているのか、全国の30代〜50代の男女1,000名(男女500名ずつ)を対象に「夫婦間・家族間における、お金の管理」に関する調査を実施いたしました。

【主な調査結果】
1.生計を共にする配偶者や家族の収入について「知らない」人が6割以上!
家計を「自分と共に配偶者、同居者も負担している」と答えた人は全体の42.3%。お互いの収入について「すべて知っている」と答えた人は全体の35.2%にとどまり、残る64.8%は「一部知らない・わからないことがある」「お互いひとつも知らない」という回答結果に。

2.普及が進み、回答者の約6割が利用しているインターネットバンキング。
その反面、7割以上がIDやパスワードを家族に伝えていないという結果に。

家族のキャッシュカードの暗証番号を「お互い知らない、不明・わからない」と56.3%の人が回答。普及が進むインターネットバンキングは、全体の64.3%の人が、自身と配偶者・同居人のどちらかまたはお互いが利用していると回答した。一方で、そのうちお互いのIDやパスワードを把握していない割合は70.7%に上り、家族のキャッシュカードの暗証番号を把握していない割合の56.3%を上回る結果に。

3.いざというときのために家族も把握しておきたい保険の加入状況。
現実は家族名義の保険の詳細を把握している人が約4割にとどまる結果に。

自分名義で加入している保険については、保険会社名や共済名を把握している人が67.9%だったのに対し、家族の名義で加入している保険会社・共済名を把握している人は44.4%という回答結果に。さらに、普及が進むデジタル証券のIDやパスワードなどの把握状況に関しては、家族に伝えていない人が52.3%と半数以上の回答結果に。

【調査結果まとめ】
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1.家族の収入を把握している人は半数以下
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家計(家族の生活費、教育費、住宅費など)を「自分と共に配偶者、同居者も負担している」と答えた人は全体の42.3%でした。しかし、お互いの収入について「すべて知っている」と答えた人は全体の35.2%にとどまり、残る64.8%は「一部知らない・わからないことがある」または「お互いひとつも知らない」と回答しています。 男女別に見ると、男性の71.1%、女性の58.5%が、お互いの収入を把握していないという結果に。

図①

図②

さらに、義父母を含めた親の経済状況となると、把握している人の割合はもっと下がります。親(義父母含む)の経済状況について、収入や支出の内訳を知らない人は68.0%、預貯金の残高を知らない人は55.9%、ローン残高や借入金の有無などを知らない人は32.8%という結果になりました。

図③

この背景には、別々に暮らしているため家計の把握が難しかったり、親の資産状況について直接的な質問がしづらかったりなど、さまざまな事情や要因が考えられます。

しかし、親の急な入院や介護、相続などを想定した場合、ある程度の情報を事前に共有しておくことは非常に重要です。万が一のことが起きた際に大きなトラブルとならないよう、家族で早めに話し合っておくことが必要といえます。

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2.7割近くは、インターネットバンキングのID・パスワードを家族に伝えていない!
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家族間で共有しておきたいお金に関わる情報の一つに、お互いの銀行口座が挙げられます。
しかし、今回のアンケートによると、56.3%が家族のキャッシュカードの暗証番号を「お互い知らない、不明・わからない」と回答しています。

図④

また、近年ではインターネットバンキングの普及が進み、銀行口座もスマホ一つで管理できるようになっています。実際に今回の調査では、全体の64.3%の人が、自身と配偶者同居人のどちらかまたはお互いがインターネットバンキングを利用していると回答しました。

図⑤

その一方で、インターネットバンキングを利用している世帯のうち、お互いのIDやパスワードを把握していない割合は70.7%に上り、家族のキャッシュカードの暗証番号を把握していない割合の56.3%を上回る結果に。

※「インターネットバンキングは、インターネットを利用した銀行などの金融取引のサービスです。オンラインバンキングとも呼ばれることがあります。」
インターネットバンキングの仕組み – 総務省より引用

図⑥

インターネットバンキングは、通帳やキャッシュカードがない場合が多いため、口座情報の詳細を家族に伝えておかなければ、万が一のときにどの金融機関にどれだけのお金があるのかわからず、口座自体が放置されてしまうケースも考えられます。思わぬアクシデントや損失を防ぐためにも、インターネットバンキングの情報は家族間できちんと共有しておいた方が得策といえるでしょう。

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3.家族の保険の加入状況を把握している人は4割程度
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加入している保険の契約内容は、いざというときのために家族間で共有しておくべき情報の一つです。しかし、今回の調査では、自分名義で加入している保険と家族名義で加入している保険とでは、その加入状況の把握に差があることがわかりました。

自分名義で加入している保険については、保険会社名や共済名を把握している人が67.9%だったのに対し、家族の名義で加入している保険会社・共済名を把握している人44.4%という結果に。さらに、保険証券の保管場所を把握しているかという質問に対しても、自分名義の保険を把握しているのは41.9%なのに対して、家族名義の保険については23.9%の人しか把握していませんでした。

図⑦

図⑧

近年では銀行口座と同様、保険証券もデジタル化が進みつつあります。今回の調査では「紙とデジタルが混在」「すべてデジタル」という人を合わせると29.8%の人が実際にデジタル証券を利用していました。依然、紙の証券の利用者が多いものの、デジタル証券について、55.0%が「紛失や破損の心配がない」、73.5%が「パソコンやスマホでいつでも確認できる」と答えており、多くの人が管理のしやすさにメリットを感じていることがわかります。

図⑨

図⑩

このように普及しつつあるデジタル証券ですが、IDやパスワードなどの把握状況に関しては、「自分は知っているが家族は知らない」という答えが最も多く、52.3%という結果に。
半数以上の人はデジタル証券の情報を家族に伝えていませんでした。

図⑪

保険は本来、事故や病気、死亡といった不測の事態が起きた際に、家族や自分を守るために必要となるもの。いざというときには本人だけでなく、その家族も契約内容や保険証券の保管場所を把握していなければ、保険金の請求漏れなどにより補償受けれないケースも考えられます。万が一の場合に備え、家族間で積極的に情報共有を行っておくことが重要です。

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まとめ
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今回のアンケート調査では、収入や銀行口座、保険の内容といったお金に関わる情報を夫婦や家族間で把握している人は半数に満たないことがわかりました。また、銀行口座や保険証券などに関しては、サービスのデジタル化によって管理自体は手軽になったものの、そのIDやパスワードは、家族間であっても情報を共有しづらく、個人での管理が進んでいる傾向にあることも見えてきました。家族に万が一のことが起こった場合に備え、保険の加入状況や銀行口座のID・パスワードなどの重要な情報は、家族間で確実に共有しておくことをお勧めします。

以上

 

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