LGTウェルスマネジメント信託のプレスリリース
ファドゥーツ、2021年12月14日
リヒテンシュタイン公爵家がオーナーを務める国際的プライベートバンキングおよびアセットマネジメントグループであるLGTは、約250億豪ドルの運用資産残高を有するオーストラリア主要の富裕層向けウェルスマネジメント会社、Crestone Wealth Management社(以下、Crestone)の株式を100%取得することを条件付きで合意したと発表いたしました。Crestoneの株主の承認を条件とする本取引は、LGTにとって豪州市場参入への重要な足がかりとなると共に、Crestoneがお客様へのグローバルな投資サービスを拡大することを可能にします。
Crestoneは豪州市場の富裕層、ファミリーオフィス、非営利団体、金融機関のお客様に投資助言やポートフォリオ運用を提供しています。2016年にUBS Wealth Management Australiaのマネジメント・バイアウトに伴い設立されたCrestoneは、現在では約250億豪ドル1の運用資産残高を有し、シドニー、メルボルン、ブリスベン、アデレードのオフィスに90名以上の投資アドバイザーを含む250名以上の従業員を擁しています。Crestoneの株主は、創設者やマネージャー、従業員から構成されています。
Crestoneの株主の承認を条件とする合意のもと、LGTはCrestoneの株式を100%取得します。買収価格は4億7500万豪ドルです。本取引が完了すると、CrestoneはLGTプライベートバンキングの一部となります。
Crestoneのお客様と従業員を引継ぐ最良のコンビネーション
LGTは、現在の経営体制のもとでCrestoneのビジネスモデルを維持し、成長させてまいります。LGTとのパートナーシップは、Crestoneのアドバイザー、従業員、お客様に、幅広いグローバルなサービスと投資機会、新しい国際的な視点、シームレスな文化的および運用上の適合を提供し、Crestoneのグローバルな投資サービスを拡大していきます。
Crestone CEO Michael Chisholm氏は次のように述べています。「Crestoneは過去5年間、お客様に最良のポートフォリオ構築と投資ソリューションを提供していくことを追求してまいりました。本取引によって、私たちは代表的なウェルスマネジメント会社としてのLGTの経験やスキル、グローバルな洞察を活用し、お客様により大きな利益を提供していくことができます。LGTは、両社に共通な顧客優先ビジネスモデルを維持させながら、私たちのバランスシートの更なる強化促進をさせる長期的なオーナーとなると確信をしています。」
LGTは世界中のプライベートバンキングおよびウェルスマネジメント事業の買収、買収した組織のお客様や従業員の継承に成功してきました。本取引は、LGTがヨーロッパ、アジア、中東でのプライベートバンキングのフランチャイズ拡大に続き、成長するウェルスマネジメント市場の一つである豪州で重要な基盤を築くことを意味しています。
LGTの会長マックス・フォン・ウント・ツー・リヒテンシュタイン公子は次のように述べています。「私たちは豪州を代表するウェルス・アドバイザリー会社であるCrestoneの株主の皆様からの承認をいただき、今後連携していけることを楽しみにしています。Crestoneが、LGTのオルタナティブやESGおよびインパクト投資の専門知識を活用し、さらに成長していくことを確信しています。」
LGTプライベートバンキングCEO Olivier de Perregaux氏は次のように述べています。「Crestoneは起業に成功し、魅力的なフランチャイズと成長可能性を有しています。Crestoneは、戦略的および文化的観点からLGTと一致しており、私たちがアジア太平洋地域事業をさらに拡大させていく一助となるでしょう。私たちはCrestoneとそのお客様をLGTファミリーにお迎えできることを心待ちにしております。」
Crestoneの株主の承認を条件とする本取引は、2022年の第1四半期に完了する予定です。
LGTについて
LGTは、リヒテンシュタイン公爵家が90年以上にわたりオーナーを務める国際的プライベートバンキングおよびアセットマネジメントグループです。2021年6月30日現在、LGTは富裕層や金融機関のお客様から2,750億スイスフラン(2,974億米ドル)の運用資産残高(AUM)を管理しています。ヨーロッパ、アジア、米国、中東の20拠点以上に3,900名を超える従業員を擁しています。
詳細はwww.lgt.comをご覧ください。
1 180億米ドル / 170億スイスフラン、2021年11月30日現在