リップル、暗号資産を売買・保有できる「Ripple Liquidity Hub」を先行発表

Rippleのプレスリリース

エンタープライズ・ブロックチェーンおよび暗号資産ソリューションのリーディング・プロバイダーであるリップル(本社:米国カリフォルニア州、CEO:Brad Garlinghouse 以下、リップル)は本日、2022年に提供開始予定の企業顧客向けの新たなソリューション「Ripple Liquidity Hub」を先行発表しました。Ripple Liquidity Hubにより、顧客はマーケットメーカー、取引所、OTCデスク、そして将来的には分散型取引所を含むさまざまなグローバルな取引チャネルを通じて、暗号資産をシームレスにアクセスできるようになります。本製品は、ターンキー統合とスマート・オーダー・ルーティングに対応しており、最適な価格での暗号資産の調達を可能にすることで、顧客が簡単に暗号資産を購入、売却、保有できるようにします。

一般提供開始時点では、BTC、ETH、LTC、ETC、BCH、XRPをサポートし、今後さらに多くのトークンにも対応予定です(利用可能な暗号資産は地域によって異なります)。リップルは、今後ステーキングのサポートやイールドジェネレーション機能などの追加を予定しています。

リップルは約2年間、オンデマンド流動性(ODL)(https://ripple.com/ripplenet/on-demand-liquidity/)製品の一部として、Ripple Liquidity Hubを社内の流動性管理に活用し、数百万件、数十億ドルに相当する取引を支えてきました。リップルは全世界数百社の顧客だけでなく、今後突入する暗号資産ファーストの世界に対応するためにサポートを必要とするあらゆる金融機関、銀行、フィンテック、企業に本製品を提供します。

RippleNet担当ゼネラルマネージャーであるAsheesh Birlaは次のように述べています。「リップルは、簡単で効率的な流動性管理の必要性を深く認識しており、暗号資産の売買や保有をワンストップで行うことができるソリューションを求めるお客様から多くの声をいただいていました。リップルの暗号資産のDNAと金融機関との長年の協力関係を組み合わせることで、トークン化された未来に向けて準備を進めているお客様のために、当社はこの問題を解決することができる独自の立場にあります。」

市場で提供されている既存のソリューションとは異なり、Ripple Liquidity Hubは企業顧客と特定のニーズに合わせて設計されています。
 

  • 容易なオンボーディング:様々な流動性プールから暗号資産にアクセスするためにストリームライン化されたAPIの提供により、企業は容易にRipple Liquidity Hubと統合して、顧客にトレーディングサービスを提供し、新たな収益源を得ることができます。
  • 最適化された価格設定:様々な暗号資産に対して最適化された価格を提供することで、企業は顧客に様々な流動性チャネルから最適な価格を提供することができます。
  • 資本へのアクセス:企業はRipple Liquidity Hubのアカウントに事前に資金を投入する必要なく、事業運営のための運転資金をリップルを通じて調達することができます。 

アルファ版製品の最初のパートナーは、米国でライセンスを取得し、米国内の数千の店舗でサービスを提供している最大の暗号通貨キャッシュネットワークであるCoinme(https://coinme.com/)です。当初、CoinmeはRipple Liquidity Hubの基礎技術プラットフォームを利用しますが、提供開始後に追加機能を活用する予定です。 

CoinmeのCEOであるNeil Bergquist氏は次のように述べています。「Coinmeは、現金を暗号資産に交換するための便利でシンプルなアクセスを提供しています。この広範なネットワークを管理するには、様々な暗号資産をお客様に最良の価格で提供できるよう、24時間365日、流動性へのアクセスが必要となります。リップルとの提携により、当社のお客様やビジネスにこのようなメリットをもたらすことができることを嬉しく思います。」

リップルは、国際送金に関連する1兆ドル規模の課題に取り組むため暗号資産を活用した最初のエンタープライズ企業です。それ以来リップルは、国際送金ネットワークを通じて、企業に暗号資産の機能をもたらし、暗号資産中心の未来に備えてトークン化サービスを提供するプラットフォームへと事業を拡大してきました。流動性は重要な役割を果たしており、暗号資産をあらゆる面で支えています。

将来的には、すべての顧客が同等の基本サービスを利用し、暗号資産と法定通貨の両方に対応するウォレットを使ってRippleNetに参加することになります。この技術によって、顧客は最先端のブロックチェーンソリューションを利用することができ、プラットフォーム上で、シームレスにアップグレードが行われ、ユーザーのニーズに応じて新たなサービスの追加ができるよう設計されています。リップルが提供するウォレットを使って、トークン化されたあらゆるものの保管が可能になります。

RippleNetは、先日過去最高の四半期を締めくくりました。日本と中東での提供開始により、ODLが利用可能な市場が20以上に拡大し、リップルのネットワークにおける国際送金量は25倍以上に成長したと発表しました。

Ripple Liquidity Hubの提供開始は、適用されるライセンスおよびその他の要件を満たすことが条件となります。利用可能有無は地域によって異なります。日本での提供開始時期は未定です。
 

リップルについて
リップルは、暗号資産とブロックチェーンを活用し、あらゆる場所であらゆる方法での送金を実現します。リップルの国際送金ネットワークであるRippleNetを導入することで、金融機関は世界のどこでも、コスト効率よく、確実かつ即座に顧客の送金を実行することができます。銀行や送金事業者は暗号資産であるXRPを活用して、コストを削減することで、新たな市場への参入も可能となります。リップルは、サンフランシスコ(本社)、ワシントンD.C.、ニューヨーク、ロンドン、ムンバイ、シンガポール、サンパウロ、レイキャビク、ドバイを拠点として、全世界の顧客にサービスを提供しています。

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