アイペット損害保険株式会社のプレスリリース
【調査結果】 ●総合(通院・入院・手術)で最も保険金請求が多かったのは、犬は「皮膚炎」、猫は「下痢」 ●手術で最も保険金請求が多かったのは、犬は「腫瘍」、猫は「異物誤飲」 ●年齢別では、犬猫ともに0歳齢で「下痢」、1~6歳齢で「皮膚炎」が最多 ●7歳以上では、犬猫共通して「腫瘍」「心臓病」が上位にランクイン |
*1疾病(病気)と傷害(ケガ)を総称した呼称
■調査結果1 保険金請求が多い傷病のランキング 【総合*2編】
犬の総合ランキングでは、第1位が「皮膚炎」で、以下「外耳炎」「胃腸炎」と、飼い主さまが変化に気づきやすい傷病が上位を占めました。猫のランキングでは、第1位が「下痢」で、以下「皮膚炎」「腎臓病」と多様な傷病が並びました。
上位10位内で見てみると、犬猫共通して皮膚に関する疾患(「皮膚炎」「外耳炎」など)が複数みられたほか、犬で特徴的だったのは消化器系の疾患(「胃腸炎」「下痢」「嘔吐」など)、猫で特徴的だったのは泌尿器系の疾患(「腎臓病」「膀胱炎」など)でした。
■調査結果2 保険金請求が多い傷病のランキング 【手術編】
※上記の参考診療費等のデータは一例であり、一般的な平均・水準を示すものではありません。
犬の第1位「腫瘍」では、症状や腫瘍の種類、治療法によって処置は異なりますが、皮膚腫瘍を手術で取った場合、90,400円の診療費が発生することがあります。(これは手術の一例であり、金額はあくまで参考となります。)
また、猫の第1位である「異物誤飲」の手術例では、異物を開腹手術で取り出した場合、220,800円の診療費が発生することがあります。
なお、手術編では、ランキング上位の傷病のうち、「腫瘍」「歯周病」「骨折」「異物誤飲」が犬猫に共通しており、発生しやすい傷病であることがうかがえます。
■調査結果3 保険金請求が多い傷病のランキング 【年齢別編】
年齢別の保険金請求が多い傷病のランキングでは、犬猫ともに0歳では「下痢」が、1~6歳では、「皮膚炎」が第1位となりました。
0歳で第1位となった「下痢」は、子犬・子猫ではまだ消化器が成長しきっていないため、環境や食事の変化などで影響を受けやすく、それが原因となって発生してしまうことがあるようです。また、この時期は、骨が成長段階でまだ細いことや、十分に免疫ができていない時期であることから、犬では「骨折」、猫では「猫風邪」などの傷病がランクインしていると考えられます。
一方、7歳以上のシニア期では、犬は「皮膚炎」、猫は「腎臓病」が第1位となったほか、犬猫ともに「腫瘍」「心臓病」など6歳以下にはない傷病がランクインしました。
今回の調査では、ペットの種類や年齢によって発生しやすい傷病が異なり、「腫瘍」「腎臓病」「心臓病」などの重大な傷病もランクインする結果となりました。一方で、飼い主さまのケアや対策で予防することができたり、重症化を防げたりする傷病もあります。
アイペットでは、「異物誤飲」や「骨折」について対策をまとめた「うちの子 HAPPY PROJECT」や、犬・猫の病気やケガ、正しい飼育方法を掲載した獣医師監修のオウンドメディア「ワンぺディア」「にゃんぺディア」も運営しています。こちらもぜひご覧ください。
「うちの子HAPPY PROJECT」:https://www.ipet-ins.com/uchihap/
「ワンぺディア」:https://wanpedia.com/
「にゃんぺディア」:https://nyanpedia.com/
【調査概要】
調査期間:2018年1月1日~12月31日
調査サンプル数:37,115件
調査方法:アイペットの保険金請求データを元にしたサンプル調査
■参考
2018/5/15 「ペットの傷病ランキング2018」
https://www.ipet-ins.com/news/petresearch0515.html
【アイペット損害保険株式会社について】
会社名:アイペット損害保険株式会社(https://www.ipet-ins.com)
代表取締役:山村 鉄平
本社所在地:〒106-0032 東京都港区六本木1-8-7 MFPR六本木麻布台ビル
事業内容:損害保険業