JAバンク(農林中央金庫)と日本IBM、JAバンクアプリで「2021年度グッドデザイン賞」を受賞

日本IBMのプレスリリース

JAバンク/農林中央金庫(代表理事理事長:奥和登、以下「農林中金」)と日本アイ・ビー・エム株式会社(代表取締役社長執行役員:山口明夫、以下「日本IBM」)が手がけたスマートフォンアプリケーション JAバンクアプリが、2021年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。

JAバンクアプリは、「誰もが安心して使えるシンプルな通帳アプリ」をコンセプトに開発した、スマホから口座残高や入出金の明細が確認できるモバイルアプリです。スマホやアプリの操作が苦手なユーザーでも使えるよう、操作性を追求し、特別な手続きも不要で、キャッシュカードがあればアプリ上の簡単な設定ですぐに利用を開始でき、幅広い年代の多くのユーザーに利用されています。

入力画面では1画面1アクションとすること、残高照会などの画面は余白を配置し情報を詰め込みすぎないように配慮すること、ボタンを大きくして操作部分(ユーザーインターフェース)を明確にすること、しかつ親しみやすいビジュアルやなどの工夫を行い、簡単かつ親しみやすいビジュアルで誤操作を防止するデザインとしています。利用ニーズの高い残高照会・入出金明細照会に加え、投資信託の残高・損益や定期貯金の契約情報も簡単に確認ができます。また、JAバンク公式キャラクター「よりぞう」が、定期積金の掛金の進捗度合(積立度合)をアニメーションで教えてくれる機能や、商品種別ごとの残高を一目で把握できる資産チャート機能を実装しています。これらは視覚的にも親しみやすく、直観的に把握できるユニバーサルデザインを取り入れています。さらに、日本IBMのiX(インタラクティブ・エクスペリエンス)部門のデザイナーが参画し、使いやすく魅力的なユーザー体験を提供するモバイルアプリとなっています。

受賞対象名:スマートフォンアプリケーション[JAバンクアプリ]
<デザインのポイント>

  • ニーズが高いサービスに焦点をあて、シンプルな動線での使い勝手の良さを追求、リリース以来高評価を維持。
  • 未利用者の操作に対する心理的な壁の軽減を目指し、より簡単に感じさせるデザインを実現。
  • インターネットバンキングの利用を開始していないユーザーも利用できることで、アプリ利用のハードルを低減。

グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
農業従事者に広く使われているJAバンクだが、これまで同行ではネットバンキングが遅れていたという印象を払拭し、今回刷新されたアプリケーションではシンプルかつ誰にでも使いやすいUI・UXを実現している。カラースキームにも農業的な色味を取り入れ、農地の写真などをインターフェースに入れているのがユニークだ。こうした工夫によって全体的においしそうな感覚があり、JAらしさを反映していることはブランディング的にも良い印象を与えている。

グッドデザイン賞とは
グッドデザイン賞は、1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みです。デザインを通じて産業や生活文化を高める運動として、国内外の多くの企業やデザイナーが参加しています。これまでの受賞件数50,000件以上にのぼり、受賞のシンボルである「Gマーク」は、よいデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。
[出典http://www.g-mark.org/ ]

以上

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