2021年6月度 高額保険金お支払い事例「犬の腎盂腎炎、尿管結石・膀胱結石に48万円」:ペット保険「PS保険」調べ

ペットメディカルサポート株式会社のプレスリリース

ペット保険の「PS保険」を提供する少額短期保険会社のペットメディカルサポート株式会社(本社:東京都港区赤坂、代表取締役社長:米満 明仁、以下『ペットメディカルサポート』)は、当社ペット保険「PS保険」が、2021年6月にお支払いしました高額保険金事例についてお知らせします。
また、その中から「犬の腎盂腎炎(じんうじんえん)と尿管結石・膀胱結石」の診療について、「電話どうぶつ病院Anicli24」の院長、三宅亜希先生にご解説いただきました。

■2021年6月度 月間高額保険金お支払い事例
2021年6月度の高額保険金お支払い事例をご紹介します。

事例 種類 病気・ケガの種類 お支払い金額
1 小型犬 腎盂腎炎、尿管結石・膀胱結石 ¥484,400
2 中型犬 悪性腫瘍 ¥469,100
3 小型犬 気管虚脱、喉頭虚脱、関節痛、できもの ¥435,700
4 小型犬 胆嚢(たんのう)破裂 ¥429,900
5 小型犬 膀胱結石、眼科疾患、門脈体循環シャント ¥424,400

※お支払い金額は1回の請求ベースで掲載しています。

※個別の契約に関してはお答えいたしかねます。個人が特定できない範囲で情報を掲載しています。
※2021年6月1日~2021年6月30日に保険金支払手続きを行った事案について掲載しています。

一日も早いご回復を心よりお祈り申し上げます。

■平均的な保険金お支払い事例
保険金のお支払いは、上記のように高額なものに限りません。次に、平均的なお支払い事例としてペットの大腸炎の診療をご紹介します。
大腸炎の事例

事例 種類 病気・ケガの種類 お支払い金額
1 小型犬 大腸炎 ¥27,600

 

■高額診療「犬の腎盂腎炎と尿路結石」を獣医師が解説
2021年6月度の高額保険金お支払い事例で取り上げた「犬の腎盂腎炎と尿管結石・膀胱結石」の診療内容について、当サービス『獣医師ダイヤル』を担当されています「電話どうぶつ病院Anicli24」院長、三宅亜希先生にご解説いただきました。

本項では、尿管結石・膀胱結石をまとめ、尿路結石として説明します。

腎盂腎炎と尿路結石とは、どんな病気なのか
腎盂腎炎とは、腎臓の腎盂という場所に細菌感染による炎症が起こる病気で、通常は尿路感染に併発して発症します。一方、尿路結石は尿路に石ができる病気であり、腎盂腎炎を引き起こす原因となる場合があります。

また、尿路結石以外でも、免疫不全や糖尿病、膿皮症(のうひしょう)、前立腺炎などの疾患が腎盂腎炎を引き起こす場合があります。

腎盂腎炎になると、発熱、元気消失、腰や背中(腎臓周辺)の痛み、排尿時の痛みなどが生じます。腎盂腎炎により腎臓の機能が低下すると、多飲多尿、吐き気などの症状も現れます。

事例の犬の腎盂腎炎、尿管結石・膀胱結石の通院日数、入院日数、手術回数について

種別 小型犬
傷病名 腎盂腎炎、尿管結石・膀胱結石
通院日数 13日
入院日数 16日
手術回数 1回

※上記の数値は、PS保険加入者さまから請求されたものであり、ペットメディカルサポートが補償する範囲を示すものではありません。また、平均や水準を示すものでもありません。

犬の腎盂腎炎と尿路結石の診療内容
※下記の診療内容は、犬の腎盂腎炎と尿路結石の一般的な診療内容についての記述になり、PS保険にご請求いただいた事案の診療内容とは異なります。

検査
・問診、視診、触診
飼い主さんに症状が現れた時期、既往歴の有無、薬の投与歴などの問診を行います。

・画像検査
超音波検査により腎臓と尿管の状態を観察します。腎盂の状態を確認するために、造影剤を用いたレントゲン検査を行うこともあります。

・血液検査
血中の白血球数やCRP値※などから感染や炎症の程度がわかります。また、尿素窒素、クレアチニン、電解質などから腎機能の低下を判断します。

※CRP値……炎症や細胞・組織の破壊によって血中に増加するたんぱく質の量

・尿検査
尿の色や濃さ、また、たんぱくや糖が出ているか、細菌や結晶成分があるか、などを確認します。

治療法
腎盂腎炎は細菌感染による炎症なので、治療は抗生剤投与が基本となります。しかし、尿路結石があり、それが排尿障害を起こしていたり、内科的に溶解が望めなかったりする場合は、外科手術で結石を除去する必要が出てきます。

予後
単純な尿路感染による腎盂腎炎であれば、内科療法で改善しますが、基礎疾患の治療が不十分であったり、抗生剤が合っていなかったりすると長引く場合もあります。また、腎盂腎炎が腎臓病を引き起こしていた場合は、腎臓病とも付き合っていく必要があります。

まとめ
腎盂腎炎は尿路感染から併発することがほとんどで、多くの場合、膀胱炎の症状(排尿痛、頻尿、血尿など)が最初に見られます。そのため、排尿時の様子を確認し、すぐに異変に気付くことが重要です。また、尿路結石があると手術が必要になる場合があるため、早めに受診をして早期治療を心がけましょう。

【会社概要】
商号   : ペットメディカルサポート株式会社
代表者  : 代表取締役社長 米満 明仁
所在地  : 〒107-0052 東京都港区赤坂8-4-14 青山タワープレイス2階
営業開始日: 2008年5月2日
事業内容 : 少額短期保険業(登録番号 関東財務局長(少額短期保険)第24号)
資本金  : 3億3,275万円(2021年3月時点)
URL   : https://pshoken.co.jp/

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