3Dプリント義足事業を展開するインスタリム株式会社に出資

三菱UFJキャピタル株式会社のプレスリリース

三菱UFJキャピタル株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役社長坂本信介）は、同社が運営するファンド（三菱UFJキャピタル8号投資事業有限責任組合）より、3Dプリント義足事業を展開するインスタリム株式会社に対し、2021年9月30日付第三者割当増資による出資を実行したことをお知らせ致します。

インスタリムについて

インスタリムは、従来の約10分の1以下となる低価格・短納期の3Dプリント義足をフィリピンで製造販売する日本発のスタートアップです。

出資背景

義足は、一人一人の体に合わせて医学的に最適な形状を手作りする必要があるため、義肢装具士の医学知識と技術力が必要で、通常の品質のものでも1本あたり30～100万円と高価であり、また納期に通常1ヶ月程度を要していました。そのため、糖尿病性壊疽などの血管疾患や交通事故などで脚の一部を無くしたにもかかわらず義足を購入できない方が、未だ世界に数多く存在すると言われています。特に障害者への社会的支援が不十分な開発途上国においては、義足を購入できない方は仕事に就くなどの社会参画が著しく困難となっており、深刻な社会課題となっています。
インスタリム社は、3DプリンティングおよびAI技術を活用した新しいデジタル製造ソリューションを開発し、従来の約10分の1以下となる低価格・短納期の3Dプリント義足を2019年よりフィリピンにて製造販売しており、このような社会課題の解決に取り組んでいます。弊社も今回の出資を機に、MUFGの一員としての強みを活かし、インスタリム社の事業成長に貢献して参りたいと考えております。

【インスタリム概要】
社名：インスタリム株式会社
所在地：東京都千代田区神田小川町3丁目28番地5（axle御茶ノ水内）
設立： 2017年3月31日
代表者：代表取締役CEO　徳島泰
事業内容：3Dプリント義肢装具装置の開発・製造・販売
公式サイト：https://www.instalimb.com/

【三菱UFJキャピタル株式会社について】