小児がん経験者・がん遺児高校生向け奨学金制度 2021年度新規奨学生171人を決定、累計で3,149人を支援

アフラック生命保険株式会社のプレスリリース

2021年9月6日

 アフラック生命保険株式会社(代表取締役社長:古出 眞敏)は、この度、小児がんを経験した高校生や、親等の生計維持者をがんで亡くした高校生を対象とした「アフラック小児がん経験者・がん遺児奨学金制度」における2021年度の新規奨学生を決定しましたのでお知らせします。
 今年度の対象者は、小児がん経験者奨学金で31人、がん遺児奨学金で140人の合計171人で、これまでに支援した奨学生は累計で3,149人にのぼります。

1.これまで3,149の高校生を支援
 1995年の制度設立以来、奨学生の総数は3,149人となり、奨学金給付額は累計で19億円を超えました(詳細は別紙参照)。

(1)小児がん経験者奨学金
 小児がんを患った経験を持つ高校生への支援を目的とした奨学金です。2021年度の募集には、全国から71人の応募があり、このうち31人を新規奨学生として決定しました。

(2)がん遺児奨学金
 「がん」で主たる生計維持者を亡くし、経済的理由から修学の機会が狭められている高校生への支援を目的とした奨学金です。全国から203人の応募があり、このうち140人を新規奨学生として決定しました。

2.授業料は減少したが、依然として大きい教育負担
 国の公立高校無償化や高等学校等就学支援金制度により授業料負担が軽減されたものの、教材費や通学費などの高校生活に関わる学校教育費は、公立高校で年間約28万円*1、私立高校で約72万円*1となっています。
 一方、小児がん経験者奨学金の応募者のうち約5割が治療を継続しており、とくに自宅を離れて大都市圏の病院に入院・通院する場合は、医療費に加え、家族の交通費や宿泊費などにより大きな経済的負担を抱えています。また、本制度への応募者の家庭環境については、母子家庭の割合が高く、平均所得金額も全国の平均額と比べ低い状況です。
 このように小児がんの経験がある子どもを持つ世帯や主たる生計維持者をがんで亡くした世帯にとって、教育費は依然として大きな負担になっています。

(1)応募者の母子家庭比率
  ・小児がん経験者奨学金の応募者世帯:約5割
  ・がん遺児奨学金の応募者世帯:約9割

(2)応募者の世帯当たりの平均所得金額
  ・小児がん経験者奨学金の応募者世帯:224万円
  ・がん遺児奨学金の応募者世帯:115万円
  〈参考〉日本の「児童のいる世帯」の平均所得金額:745.9万円*2

*1 文部科学省 平成30年度「子どもの学習費調査」 *2 厚生労働省 令和1年「国民生活基礎調査」

 
 当社は、最も長くがんと向き合い、最も多くのがんと闘う方々を応援してきた生命保険会社として、小児がんをはじめとするがんに関わる幅広い社会的課題の解決に取り組んでいます。さらに、新型コロナウイルス感染症によって社会環境や経済環境が大きく変化するなか、がんを取り巻く新たな社会的課題にも積極的に取り組むことで、すべてのステークホルダーに信頼される会社であり続けるとともに、「生きる」を創るリーディングカンパニーへの飛躍を目指していきます。

< 別 紙 >
. 奨学生数の推移

 今年度の新規奨学生171人を含め、奨学生累計数は3,149人にのぼっており、奨学金給付額は累計で19億1,532万円(2020年度末時点)となりました。
                                 (※累計奨学金給付額:各年度末時点)

. アフラックの高校生向け奨学金制度の仕組み

 本奨学金制度は当社と当社役職員、当社販売代理店(アソシエイツ)からの寄付金を主な財源としています。また、全国各地での街頭募金やYahoo!募金を通して、一般の方々からの寄付を募っています。
参考:Yahoo!募金「アフラック小児がん経験者・がん遺児奨学金制度」
   https://donation.yahoo.co.jp/detail/5003003   

                                                 以上

< 参考:2020年10月27日付ニュースリリース >
https://www.aflac.co.jp/news_pdf/20201027.pdf

 

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