鹿児島銀行とOKIが行う、顔認証キャッシュカードレスATM取引の試行稼働に、デンソーウェーブが特許技術を保有するQRコード®を用いた本人確認システムを提供

デンソーウェーブのプレスリリース

株式会社デンソーウェーブ (本社:愛知県知多郡阿久比町、代表取締役会長:杉戸克彦) は、このたび、鹿児島銀行・沖電気工業株式会社が実施する、ATMでキャッシュカードを使わず手続きを行う「カードレスATM取引」の試行稼働に、デンソーウェーブが特許を保有する日本初のQRコード(1)を用いた顔認証本人確認システムを提供します。

本試行稼働は、ATMにおける本人確認をQRコードを活用した「生体認証(顔認証)」と「暗証番号」で行います。これまでキャッシュカードと暗証番号で行っていた本人確認に比べ、セキュリティーを向上するとともに、お客様の利便性向上と本人確認の効率化を目指します。
これまでにも鹿児島銀行では、2017年11月に、営業店窓口における本人確認業務を、印鑑から顔認証本人確認システムで行う実証実験を行うなど、銀行取引全般におけるさらなる本人確認業務の効率化とお客様の利便性向上を目指し、取り組んでいます。

あらかじめお客様の顔を撮影し、顔認証に必要な「生体情報(顔認証情報)」などのデータを暗号化してQRコードに格納し、お客様のスマートフォンに保存します。取引時には、キャッシュカードを利用することなく、顔認証情報を格納したQRコードを読み込ませると同時に、お客様本人を撮影し本人認証を行います。
さらに本試行稼働で使用するQRコードは、よりセキュリティーが高く偽造や改ざんに強いSQRC®(1)を使用しています。

顔認証なりすまし防止ソリューション(SQRC版)のその他の特長として、本人認証時に、事前に作成したQRコードの読み取りと本人撮影を行い認証するため、ネットワーク環境の整っていない場所でも使用できるオフライン顔認証システムとして利用することができます。また、QRコードに顔特徴データを格納するためサーバーや情報端末内に顔情報を保持しないため、大きな設備投資を行う必要がなく、低コストで顔認証システムを導入することが可能になります。
本システムは今後、銀行業務だけでなく、受験場所における受験者の認証や、コンサート会場の入場、年間パスポートの認証など、教育、イベント、リテール、製造分野へと活用の場を広げて行く予定です。

なお、本システムはデンソーウェーブが特許(特許第6124124号)を保有する本人確認システムに、NECソリューションイノベータ株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員社長:杉山清)の顔認証技術を組み合わせて、提供しています。

 

1. QRコード®、およびSQRC®は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

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