骨折が発生しやすい時期や子犬の習性などを理解することで、予防効果向上へ!子犬の骨折と月齢の相関性について分析結果を発表~発生しやすい3大要因と予防策を、当社獣医師が解説~

アイペット損害保険株式会社のプレスリリース

アイペット損害保険株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:安田敦子 以下、当社)は、ご契約者さまからの保険金請求実績データに基づき、これまでにも、1歳未満の子犬で骨折が多く発生しているという調査結果を公表しておりますが、この度さらに、子犬の月齢別骨折発生割合を算出し、子犬の骨折と月齢の相関性についての分析を行いました。

その結果、1歳未満の子犬の中でも、さらに生後10か月までに骨折の発生が多く、特に気を付けなければいけない時期であるということが示唆されました。本リリースでは、その分析結果を基に、骨折が発生しやすい時期や子犬の習性などについて解説し、正しい知識や重点的な対策などによって、その予防効果向上の一助となることを目的としています。

 ■子犬の骨折の発生しやすい月齢調査

今回の調査では、1歳未満の子犬の中でも「どの月齢で骨折が多く発生しているのか」を調査するため、骨折にて当社へ請求があった契約数を母数とし、発生時点の月齢別に割合を算出し分析を行いました。子犬の月齢別骨折発生割合の推移では、生後3か月から骨折が発生する割合が増加し、生後10か月では最も多い約20%まで上昇し、その後は割合が急激に減少しています。その結果からも、お家にお迎えしてからの1年間のうち、特に生後3か月から10か月までに骨折が起こりやすく、この時期は特に骨折対策が必要であるということが示唆されました。

また、当社の獣医師によると、骨折は事故疾患であり、しっかりと対策をしていれば防ぐことができるケガですが、対策をしていても発生してしまうのは、「子犬や小型犬特有の骨の脆弱性」「子犬の未熟な判断力」「飼い主さまの知識不足」の3つの要因が挙げられるとしています。

【骨折が起きる3つの要因】
■子犬や小型犬特有の骨の脆弱性
飼育している方も多いトイ・プードルやポメラニアン、柴犬などの小型犬は、生後10か月までが体が大人になっていく成長期であると言われています。今回の調査で明らかとなった、骨折発生割合の高い時期と合致しているため、特に骨折の危険性が高くなっています。

■子犬の未熟な判断力
生後2~3か月は、社会化期と呼ばれ様々なことを吸収していく時期です。その後、数か月から数年の時間をかけて日常生活の大抵のことを学び、状況を判断する能力を少しずつ身につけていきます。そのため、経験が不足する子犬の時期は、危険に対する判断力が十分に備わっていません。

■飼い主さまの知識不足
迎え始めの頃は、正しい抱っこの仕方やソファの高さから飛び降りる危険性、フローリングの滑りで骨折する可能性があることなど、飼育する上での正しい知識が十分に身についていないことがあります。

昨今では、外出自粛による生活様式の変化を受け、今まで犬を飼育した経験がない方が初めて犬を家族に迎えるケースも増えております。しかし、迎え始めの頃は犬の飼育に関する事前知識が少なく、不慮の事故が発生してしまうことがあります。

特に迎え入れたばかりの頃は、この3つの要因が重なり、骨折につながる可能性が高い傾向にあります。飼い主さまが適切な知識を身に付けることによって、骨折の予防効果を向上させることができます。

骨折は、骨がつながるまで数か月にわたり絶対安静が必要であるほか、骨を固定した金属を後に取り除く再手術が必要となることもあり、治療期間が半年を超える場合もあります。骨折が発生しやすい時期や、子犬の習性をしっかりと理解し、骨折対策を見直してみてください。

当社では、事前の予防や対策を紹介する獣医師監修による予防啓蒙コンテンツ「うちの子 HAPPY PROJECT」を運営しています。2017年に公開した『骨折対策』で、全年齢の中でも1歳未満の子犬で骨折が多く発生しているというアンケート結果を公表し、骨折予防の対策をお伝えしてきました。実際に愛犬が骨折をしてしまった飼い主さまに、その時の状況やお気持ちを伺い、獣医師が骨折をさせないための対策もご紹介しています。子犬を迎え入れたばかりの方だけでなく、どの年齢の子の飼い主さまでもお役立ていただけます。

うちの子 HAPPY PROJECT第1弾『骨折対策』
URL:https://www.ipet-ins.com/uchihap/bone/

今回の調査結果を踏まえ、改めて骨折対策の重要性について考え、ぜひうちの子を“起こらなくてもよい事故”から守ってあげてください。

アイペットでは、今後もペット保険の提供を通じ、「ペットと人とが共に健やかに暮らせる社会」を目指して、より一層の努力を続けてまいります。

【調査概要】
調査期間:2019年10月1日~2020年4月1日
調査対象:調査期間中にペットショップ代理店経由申込みで補償開始した新規契約(うちの子プラス、うちの子ライト)の骨折発生時点の月齢別データ
調査サンプル数:669件
調査方法:骨折にて当社へ請求があった契約数を母数とし、発生時点の月齢別に割合を算出

■会社概要
商     号  : アイペット損害保険株式会社
代 表 者  : 代表取締役 執行役員社長 安田敦子
所 在 地  : 〒106-0032 東京都港区六本木1-8-7 MFPR六本木麻布台ビル
設     立  : 2004年5月
事業内容 : 損害保険業
資 本 金  : 4,119百万円(2021年3月31日現在)
U   R   L : https://www.ipet-ins.com

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