株式会社ALBERTのプレスリリース
株式会社 ALBERT(アルベルト、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:松本壮志、以下 ALBERT)は、先進性の高い案件の増加や自社の研究開発を更に加速させるため、深層学習(ディープラーニング)をはじめとした機械学習等の高度な計算処理を高速に行うことが可能なGPUサーバーの増設を進め、8月中旬より計算機環境を増強し稼働開始します。
これにより、複雑なアルゴリズムをより精度高く、より迅速に処理することが可能となり、先進技術の実装や研究開発を推進します。
■導入の経緯
ALBERTはAI のシステム実装を視野に入れた産業・企業の開発パートナーとして、「ビッグデータ分析」「AI アルゴリズム開発」「システム実装」等のソリューションを提供しています。約250名のデータサイエンティストが在籍しており、クライアント企業の研究開発部門から依頼される先進性の高い案件には、リサーチャーと呼ばれる特に高度な専門知識を有する当社データサイエンティストが対応し、これまでクライアントからも高い評価を得ています*1。また、研究成果の共同特許出願等にも取り組んでいます。
今回、自社の研究開発の拡大及び先進性の高い案件の増加に伴い、深層学習等の高速演算処理を行う計算機環境強化の必要性が生じたため、本増強に至りました。
*1…2020年11月18日プレスリリース:https://www.albert2005.co.jp/release/4932.html
【研究開発支援サービス詳細について】
https://www.albert2005.co.jp/service/project/rd/
■システム概要
ALBERTでは昨年よりNVIDIA社のDGX A100を導入し、動画分析や3次元空間認識技術の研究に利用してきました。このA100を8枚積んだGPUシステムに加え、深層学習技術で重要となってくる単精度演算能力の高いA6000を8枚搭載したGPUシステムを新たに4基導入します。さらに、システム全体でピーク性能単精度演算能力1.4PFLOPS (FP32)、前システムの約9倍となるGPUクラスタへ増強し、2022年を目途に運用を開始します。なお、混合精度であるFP16 Sparse Tensorでは前システムの約3倍の14.9PFLOPSに達し、これらの並列性能効率を上げるべく、最終的には200GbpsのInfiniBandシステムで統合する予定です。
■今後の展望
ロボティクスや3次元空間認識等、先進技術領域における研究開発を更に加速させるべく、引き続き高度AI人材の育成・拡充と計算機環境の拡充を図りながら、自社だけでなく企業の開発研究部門への支援等を通して、AI技術の社会実装に貢献する取り組みを一層推進していきます。