ニホン継業バンクと但馬信用金庫が協定。長引くコロナ禍での廃業予備軍増加対策として、自治体等への継業支援を共同実施。

ココホレジャパン株式会社のプレスリリース

小規模事業者の後継者課題を解決する継業支援サービス「ニホン継業バンク https://keigyo.jp/ 」を運営する、ココホレジャパン株式会社(代表取締役:浅井克俊、所在地:岡山県岡山市)は、但馬地域を中心とした8市2町を営業区域とする但馬信用金庫(理事長:森垣裕孝、所在地:兵庫県豊岡市)と連携し、但馬地域の自治体等に対し、継業支援を実施。継業バンクの同地域での広域展開を図り、地域ぐるみでの小規模事業者の第三者承継を後押しします。

経営者の高齢化が進む中、後継者不在の事業者が各地に多くいます。そして、コロナ禍が後を押す形で、廃業を選択する事業者が増えています。それに対し、仲介手数料を収入源とする典型的なM&Aサービスでは、買収規模が大きい事業が優先され、小規模事業は承継機会が与えられないという構造上の課題を抱えており、小規模の事業承継が進まない大きな要因となっています。

基礎自治体や商工会、金融機関、まちづくり団体等に対し、サブスクリプションモデル(年額制)で継業支援サービスを提供することで、この課題解決に取り組んでいるニホン継業バンクと、但馬地域を主要な営業区域とし、多くの中小事業者を顧客とする但馬信用金庫が連携し、但馬地域内での小規模事業の事業承継(継業)支援を行います。
同地域内でサポートを希望する自治体、商工会、まちづくり団体等には、統計データに基づいた産業動向の検証、継業戦略の提案、事業者向けセミナー・個別相談を無料で実施。継業バンク開設後は開設地域(自治体等)を含めた3者で連携し、継業バンクを通して広く継ぎ手を募集します。継業時には、但馬信用金庫が補助金申請や融資、販路開拓などの支援を行うことで、地域連携による継業の促進を図り、多様で豊かな但馬地域の維持・活性化を目指します。

対象地域

  • 兵庫県 豊岡市、養父市、朝来市、姫路市、高砂市、加古川市、新温泉町、香美町
  • 京都府 京丹後市、福知山市

支援内容

  • 地域の産業動向の検証
  • 基礎自治体ごとの継業戦略提案
  • セミナー、個別相談会(共にオンライン)
  • 継業バンク開設サポート
  • 継業に伴う補助金申請や融資相談、販路開拓支援

ご相談窓口:但馬信用金庫 事業支援部

▼ニホン継業バンク概要

経済合理性を優先するM&Aでは承継の機会が与えられない地域の小さな仕事の本質的な価値を伝え、継ぎ手を探す「事業承継版・空き家バンク=継業バンク」。基礎自治体単位にサブスクリプションモデル(年額制)で継業支援サービスを提供し、地域との協働により「仲介手数料無料」「高齢者へのオフライン対応」 「事業譲渡(売る)以外の選択肢」を実装。地域ぐるみで極小規模事業を承継するエコシステムを構築しています。

▼但馬信用金庫 但馬信用金庫 常勤理事 兼 事業支援部長 宮垣 健生 氏 コメント

(但馬信用金庫メンバー 左から)宮垣健生、城田恵理子、川上晃弘(但馬信用金庫メンバー 左から)宮垣健生、城田恵理子、川上晃弘

 

コロナ禍に背中を押される形で、廃業を検討する高齢の事業者が増えています。但馬信用金庫では親族や従業員への事業承継支援、外部企業へのM&A支援などに取組んでいます。ただ、家族経営の小規模な事業者は従業員への承継も進みにくく、M&Aの買い手も見つかりにくいケースが一定数あります。こうした小規模事業者向けの継業支援サービス「ニホン継業バンク」を提供するココホレジャパン(株)と今回連携し、当地の自治体・事業者支援に取組んでまいります。

▼ココホレジャパン株式会社 代表取締役 浅井 克俊 コメント

(ココホレジャパンメンバー 左から)中上絢子、アサイアサミ、浅井克俊、中鶴果林、 撮影:中川正子(ココホレジャパンメンバー 左から)中上絢子、アサイアサミ、浅井克俊、中鶴果林、 撮影:中川正子

 

地域の中小事業者、個人事業主に寄り添う信用金庫は、地域の事業承継におけるキープレイヤーです。但馬地域の事業承継を担う但馬信用金庫様との協定は、経済合理性を重視する従来のM&Aと違い、但馬の伝統、文化、地域性を重視した、但馬地域ならではの継業を促進するための取り組みです。この取り組みを通し、これまでは承継の機会に恵まれなかった但馬地域の小規模事業が、新しい継ぎ手と出会える機会を地域の皆様と創っていきたいと思います。この取り組みが、日本の後継者課題の解決に向けた大きな一歩となると信じています。

 

▼ココホレジャパンについて https://kkhr.jp/
岡山県・瀬戸内海地域を拠点にし、地方創生、SDGs領域に専門性を持つコンテンツ制作プロダクション。岡山を代表する魚「ままかり」をアンチョビ風にアレンジした「ままチョビ」の商品化。施設に玉ねぎのクレーンゲームを設置するなどした淡路島のタウンプロモーション「おっタマげ!淡路島」など、地域ならではのユニークなプロモーションを企画・展開しています。「ままチョビ」事業の譲渡を通し、小規模事業の事業譲渡の課題を実感したころから、ニホン継業バンクを開発。2020年1月に公開。

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