IDATEN Venturesのプレスリリース
ものづくり・ものはこびを支えるテクノロジースタートアップへの投資に特化したベンチャーキャピタルファンドを運営している IDATEN Ventures (以下、「当社」)は、その投資先、ファンド出資者の皆様、そしてその他ご支援いただいてる皆様と協同し、21世紀の日本の産業競争力を強化することに成功しましたので、お知らせいたします。
なお、当社は、「April Dream 4月1日は、夢の日。」に参加しています。このプレスリリースは「IDATEN Ventures」のApril Dreamです。
両時代とも金融・資源・通信は存在感がありますが、それ以外に注目したいのは、1989年には日本の製造業が多数ランクインしていた、ということです。間違いなく、日本の20世紀を支えていただいた企業群です。
一方、2019年に目を移すと、時価総額トップ企業群は米国系・中国系のインターネット関連企業になりました。GAFAMとも呼ばれることがある米国系のAlphabet (Google)、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft、そして中国系のAlibaba、Tencentです。日本は大きくプレゼンスを落とすことになってしまいました。
このままの流れが加速すると、国際的な日本の産業競争力はますます低下する可能性があり、21世紀の日本を支える屋台骨の構築が必要な状況です。
屋台骨の構築に当たっては様々な方法がありますが、その中で当社は、ものづくり・ものはこびを支えるテクノロジースタートアップへの投資ならびに支援という手法をとり、2017年からベンチャーキャピタルファンドを立ち上げ、まい進してきました。
なぜ、このような手法にフォーカスしているのでしょうか?
答えはシンプルで、そういったテクノロジーこそ、日本の産業競争力を飛躍的に増大するために必要なミッシングピースであると考えているからです。
当社は、いかなるビジネスも下図の通り、「かんがえる」「つくる」「とどける」というサイクルで回っていると考えております。
誰かが誰かのペインやゲインを察知し、それを解決・増幅するための方法を企画・設計する「かんがえる」
そして、その方法をお客様が使える形にするために、誰かがそれを製品やサービスとして開発・生産製造する「つくる」
最後に、そうして作られた製品やサービスをお客様のもとへ誰かが流通配送・配信する「とどける」
そして、製品やサービスをお使いいただいたお客様からのフィードバックを受けて、次の「かんがえる」へ
というサイクルです。
もちろん、ビジネス形態によっては、例えばレストランで料理を提供する時など、「つくる」と「とどける」がほぼ同時に起こるものもあります。
さて、では過去30年でなぜインターネット関連企業が一気に成長したかと言いますと、一番の理由は、このビジネスサイクルが非常に早かったからだと考えています。
同じワンサイクルを例えば製造業が1年かけてやるところを、インターネット関連事業では1週間でできてしまうこともあり、その差が複利で効いてきますと、年単位では非常に大きな差になります。
では、今後もずっとインターネット関連事業が独り勝ちを続けるのかと言いますと、そうではないと考えておりまして、そのカギを握るのが、当社がフォーカスしている、ものづくり・ものはこびを支えるテクノロジーで、もっと掘り下げますと、ものづくり・ものはこびのビジネスサイクルを早めることができるイネイブリング・テクノロジーです。
例えば、「かんがえる」領域においてはAI・ビッグデータ、「つくる」領域においては3DプリンティングやDXツールや自動化技術、「とどける」領域においては物流ドローンやサプライチェーンマネジメントツール、などなど。
こうしたイネイブリング・テクノロジーを活用することでビジネスサイクルは早まり、かつて世界をけん引した日本の「ものづくり」、そしてこの世に生まれたものを広く行き渡らせる「ものはこび」は、今後まだまだ飛躍的な成長を遂げることができます。
そのための土台を今つくらなければいけない、と強く感じ、この想いに共感いただきました皆様に支えていただきながら、当社は、冒頭の通り「ものづくり・ものはこびを支えるテクノロジースタートアップへの投資」に特化した活動を展開しております。
これは、まだ世界規模で見ても日本の「ものづくり」「ものはこび」が一目も二目も置かれている今だからこそ着手すべき打ち手であると考えております。
実際の投資先は下図の通りで、「かんがえる」「つくる」「とどける」に沿った投資を展開しております。
※投資先の技術・サービス適用領域はものづくり・ものはこびを支えるものではありますが、その業界だけに用途を限定するものではありません。
ところで、なぜスタートアップなのかと言いますと、大きな時代の転換点において、スタートアップだからこそ大胆なチャンレジができると思うからです。
今、世界をリードしているGAFAMは30年前には存在していなかったか、存在していたとしても小さなスタートアップでした。あるいは、1989年にランキング上位にいた日本の製造業も、20世紀のはじめにはやはり存在していなかったか、存在していても小さなスタートアップでした。だからこそ、大胆なチャレンジをして、時代を大きく変えてきました。
今もまた、そうした大胆なチャレンジが求められています。
そんなチャレンジがいっぱい生まれるよう、そしていっぱい開花するよう、当社は「ものづくり・ものはこびを支えるテクノロジースタートアップへの投資」に特化しております。
当社の夢は、その活動が実り、21世紀の日本の産業競争力が飛躍的に向上することです。
これを夢で終わらせないために、今ここに、この夢が叶った姿を、本リリースで宣言させていただきました。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
このビジョンに共感いただけます皆様、ぜひご一緒させていただけますと幸いです。
- 企業概要
企業名 IDATEN Ventures
代表者 代表パートナー 足立健太
所在地 東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル3F
設立 2017年10月
URL https://www.idaten.vc
- 本プレスリリースに関する問い合わせ先
コンタクトフォーム https://www.idaten.vc/contact
「April Dream」は、4月1日に単に笑えるネタではなく実際に企業が叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。