500 Startups Incubator, L.L.C.のプレスリリース
2021年3月25日 – 世界的ベンチャーキャピタル企業である500 Startupsは、独立系リサーチ会社でディールアクティビティに関する調査情報を提供しているPitchBook(以下、ピッチブック)が公表する2020年度インタラクティブ・グローバル・リーグ(Annual Interactive Global League Tables)の最新ランキングにおいて、「世界で最もアクティブなベンチャーキャピタル企業の一つ」に選出されたことを発表しました。
ピッチブックは、世界中の投資会社やサービスプロバイダーによるディールアクティビティを対象として審査された内容をもとにランキングを公開しており、500 Startupsは、2020年に137件のエンジェル投資およびシード投資の実績が評価され、「エンジェルおよびシードステージにおけるベンチャーキャピタル第1位」に選出されました。さらに、全254件の投資を完了した実績で、全ディールステージや地域を対象とした「世界で最もアクティブなベンチャーキャピタル第2位」に選出されました。ピッチブックでは、以下の分野で500 Startupを世界的に有力なベンチャーキャピタルとして評価しています。
■総合
・世界で最もアクティブなベンチャーキャピタル:第2位
■ディールタイプ別
・エンジェルおよびシードステージにおいて最もアクティブなベンチャーキャピタル :第1位
・アーリーステージにおいて最もアクティブなベンチャーキャピタル :第4位
■地域別
・米国で最もイグジット(※1)がアクティブなベンチャーキャピタル :第3位
■セクター別
・ソフトウェア分野 :第1位
・その他の分野 :第1位
・メディア分野 :第1位
・コンシューマー分野 :第1位
・商用サービス分野 :第2位
500 Startupsの日本担当ディレクターである大出歩美は次のように述べています。「当社がさまざまなディールステージ、地域、セクターにおいて、『世界で最もアクティブなベンチャーキャピタルの一つ』として認められたことを心より誇りに思います。今回の結果は、当社だけでなく、共に協業してくださる国内外のスタートアップやエコシステム・パートナーの皆様による献身的な活動による成果であると考えております。改めて感謝を申し上げます。」
500 Startupsは、日本ではこれまでに56件の投資を行っており、その中で特に注目すべきものは以下の案件です。
・Gengo :クラウド型の人力翻訳プラットフォーム。Lionbridge Technologiesが買収。
・Paidy :決済サービス・プロバイダー。
・Whill :モビリティ・ソリューション・プロバイダー。北米進出を果たし、約8,000万米ドルの資金を調達。
さらに、500 Startupsは、日本の企業や政府と積極的に連携し、スタートアップの加速化、企業との協業によるオープン・イノベーション、そしてエコシステムの構築を推進しています。
2016年以降、500 Startupsは神戸市と提携して「Kobe Accelerator Program(神戸アクセラレータプログラム)」を運営してきました。本プログラムは、神戸の経済を活性化し、デジタルトランスフォーメーションを適用させるため、起業家精神を高め、優秀な人材を惹きつけることを目的としています。昨年のプログラムでは、新型コロナウイルスのパンデミックで露呈した課題を解決するスタートアップに焦点を当てました。本プログラム開始以来、88社のスタートアップを支援し、参加企業は100億円を超える資金を調達しています。
また、2021年2月には500 Startupsが日本企業向けにウェビナー「Future X Unconference」を開催しました。本ウェビナーでは、「エネルギーとサステイナビリティ」「ロボティクスと製造業」「ヘルスケア」「モビリティとロジスティクス」という4つの主要分野において将来展望について議論しました。
以上
※1.イグジット(EXIT):投資回収
<500 Startupsについて>
500 Startupsは、アーリーステージを支援する世界で最もアクティブなのベンチャーキャピタルの一つです。2010年の設立以来、500 Startupsは77カ国で2,500社以上の企業に投資してきました。また、17カ国以上に140人以上のチームメンバーがおり、500 Startupsのグローバルポートフォリオを支援しています。代表的な投資先には、Credit Karma、Canva、Talkdesk、Intercom、GitLab、Grab、Bukalapakなどがあります。
また、500 Startupsは、政府や財団と提携して独自のアクセラレータプログラムを展開したり、企業と提携して新興企業との関係を促進したりすることで、イノベーションのエコシステムの発展を支援しています。また、教育プログラムを通じて投資家の育成も行っています。500 Startupsは、世界中で1,500社以上のスタートアップを対象に、60以上の成長プログラムやアクセラレータプログラムを実施してきました。