ケニアの中古車ファイナンスHAKKI AFRICAが日経新聞・金融庁主催のFIN/SUMスタートアップコンテストでPlug and Play Japan賞を受賞

株式会社HAKKI AFRICAのプレスリリース

日経新聞および金融庁が主催する国際フィンテックサミットFIN/SUM（フィンサム）2021スタートアップコンテストが3月18日に開催され、ケニアで事業用中古車ファイナンス事業を展開するHAKKI AFRICAが決勝ピッチでPlug and Play Japan賞を受賞しました。

FIN/SUM（フィンサム）とは

FIN/SUM（フィンサム）は日本経済新聞社と金融庁が共催する、日本最大のフィンテックカンファレンスで、官民の壁を超えて金融やテックに関わる参加者を迎え、新たなビジネスの創造と成長の場となるプラットフォームです。コロナ禍の今年は会場参加とオンライン参加を組み合わせた形で開催され、事前に120社以上から審査員選考と日経新聞読者投票によって選ばれたスタートアップ8社が決勝ピッチに臨みました。

https://finsum.jp/pitch.html

HAKKI AFRICAの「信用スコアリング×中古車ファイナンス」

ケニア・ナイロビに拠点を構えるHAKKI AFRICAは、Uberをはじめとする配車アプリのドライバーが毎日真面目に働いても自分の車を持つことができないという問題に対して、テックを用いたファイナンスでソリューションを提供します。
電車などの公共交通機関が未発達なケニアでは、配車アプリのタクシーが急激に台数を伸ばし、ドライバーとして生計を立てる人も少なくありません。しかし、基本給が存在しない働き方では信用情報が足りずに銀行などのローンにアクセスしづらく、車をレンタルする形でドライバーを続けるケースが多くなっています。

納車日を迎えた顧客

また、ケニアは国民の9割以上が1つのモバイルマネーサービスを利用し、同サービス上でGDPの4割もの支払いが行われるという特殊な市場であることに着目し、モバイルマネーを用いた新たな信用スコアリングを用いることで、これまで自動車ローンを利用できなかった層にリーチするとともに、10年以上変化がなかった市場金利よりも10％以上低い金利でのファイナンスを可能にしました。

HAKKI AFRICAが目指すのは「誠実な努力が報われる社会を創ること」です。テックを活用した信用スコアリングで、不正が絶えないアフリカでも誠実に努力を積み重ねる人の信用を可視化します。