Allianz Real Estateのプレスリリース
東京/シンガポール/ミュンヘン、2021年3月5日
アリアンツ・リアル・エステートは、アリアンツ・グループ企業及び機関投資家を代表し、東京都内の良質な新築賃貸住宅のポートフォリオを約7,500万ユーロで取得する売買契約を締結しました。今回取得するポートフォリオは12棟の新築物件で構成され、256戸、7,250平方メートルの賃貸可能面積を有します。全ての物件は東京23区内に位置し、地下鉄の駅から平均徒歩6分以内に所在しています。
当ポートフォリオは、竣工後に引き渡しの予定で、アリアンツ・リアル・エステートはコア戦略やマネージ・トゥー・コア戦略に基づき、物件のリースアップならび安定稼働により長期保有を図っていく方針です。
今回のポートフォリオ取得は、アリアンツ・リアル・エステートが過去2年にわたる日本の住宅投資を継続していくものになります。2019年11月には、日本各地で総額11億ユーロの住宅ポートフォリオを取得し、2020年には、東京都内の良質な2つの住宅ポートフォリオを2億ユーロで取得しました。今回の取引を含めると、アリアンツ・リアル・エステートの日本の住宅ポートフォリオは、120 棟から構成され、5,500 戸超、総資産額約15 億ユーロになります。これらの投資は、都市化傾向が進む中、純供給量が限られる日本の住宅セクターへのエクスポージャーを拡大し長期的に安定した利回りを創出していくアリアンツ・リアル・エステートの戦略を継承しています。
アリアンツ・リアル・エステートのアジア太平洋地域CEOのラシャブ・デサイ氏は、「現在のコロナ禍にもかかわらず、既存の住宅ポートフォリオは順調に稼働しており、この資産クラスの力強さが実証されました。日本では新たなシニアクラス社員の採用により、当社のソーシング力とアセット・マネジメント力は強化されています。リースアップにより安定化する戦略は、当社の業務拡大の証です。」と述べています。
さらに「私たちは、今後も日本での住宅資産のコア戦略とマネージ・トゥー・コア戦略を拡大していきたいと考えています。ESGは我々の業務の重要課題にあります。弊社は2050年までに保有物件の温室効果ガス排出量を実質ゼロにするという目標を達成していく仕組みを構築しました。具体的に日本の住宅資産においては、再生可能エネルギーの利用を増やし、廃棄物管理手続きを強化し、グリーンリースへの契約を奨励することも視野に入れています。」と続けました。
アリアンツ・リアル・エステートのアジア太平洋地域の運用資産総額は、2020年12月末時点で約66億ユーロとなっています。アジア太平洋地域の事業統括はシンガポールで、東京と上海にオフィスを設立しています。
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アリアンツ・リアル・エステートについて
アリアンツ・リアル・エステートは、アリアンツ・リアル・エステートGmbHとアリアンツ・リアル・エステート・オブ・アメリカ、およびそれらの子会社・関連会社からなるPIMCO傘下の会社です。アリアンツ・リアル・エステートは、アリアンツ・グループ各社を代表し、直接・間接投資あるいは不動産向けローンをベースに世界規模かつ独自の不動産ポートフォリオおよび投資戦略を構築し、実行しています。
アリアンツ・リアル・エステートの不動産の投資・資産運用は、西ヨーロッパ、北・中央ヨーロッパ、スイス、米国およびアジアパシフィックの4地域、19拠点から行われています。アリアンツ・リアル・エステートの運用資産は、約715億ユーロです(2020年12月31日現在)。更なる情報は以下を参照ください: http://www.allianz-realestate.com
PIMCOについて
PIMCOは世界をリードする債券運用会社です。1971年に米国カリフォルニア州ニューポートビーチで設立されたPIMCOは、債券投資の世界にトータル・リターンのアプローチを取り入れました。それ以来50年以上にわたり日々刻々と変化する市場のなか、優れた洞察力と対応力を駆使して投資機会を見つけ出し、新たなソリューションを自ら創り出しご提供してきました。現在では世界各地に拠点をもち、2,900名以上の社員が、どのような市場環境においてもお客様からお預かりした資産を最大限に運用するという一つの使命に向かって邁進しています。PIMCOは、世界最先端の多角的金融サービス・プロバイダーであるアリアンツの子会社です。
出典アリアンツ・リアル・エステート2020年12月31日現在