フィンテック普及を促進する「銀行共通API開発研究会」が発足 ~会計ソフトメーカーやフィンテック関連団体など26団体でスタート~

一般社団法人フィンテックガーデンのプレスリリース

 フィンテック開発者の支援団体、一般社団法人フィンテックガーデン(理事長:義永洋士、本部:東京都千代田区、https://fintech-garden.com/)は、銀行APIの標準化(銀行共通APIの策定)に向けた研究活動を展開するため、会計ソフトメーカーをはじめフィンテック関連団体などの26団体で構成する「銀行共通API開発研究会」を2020年12月1日に発足しました。

 銀行共通API研究会の参加社は、次のとおりです。(50音順)
(株)アイパワー、アークテクト(株)、エプソン販売(株)、(株)カーム、CUOS(株)、(株)クラウドアシストサービス、クラウドインボイス(株)、(株)佐山経済研究所、(株)シスプラ、(株)スマイルワークス、辻・本郷税理士法人、(株)タテムラ、(株)TBSビジネス・ソリューション・テクノロジー、(株)ティー・ワイ・ソリューションズ、日本情報開発(株)、日本情報振興協同組合、日本ビズアップ(株)、(株)HAYAWAZA、ファーストアカウンティング(株)、バンカーズ・ビジネス・ソリューションズ(株)、一般社団法人フィンテックガーデン、フィンテックを考える税理士の会、(株)フリーウェイジャパン、(株)MAP経営、山中ソフトウェア製作所、(株)ROBOT PAYMENT、以上

 

 本研究会の代表は井上達也(株式会社フリーウェイジャパン、代表取締役)が務め、金融部門の最高情報システム責任者には大場昌晴(バンカーズ・ビジネス・ソリューションズ株式会社、代表取締役。元三井住友銀行)、開発部門の最高技術責任者を佐山宇宏(株式会社佐山経済研究所、代表取締役。元米国SAP Concur日本支社CTO、元英国Fraedom日本支社CTO)が担当します。

 本研本研究会では、フィンテックの発展に向け、広く情報開示して、プラットフォームの構築などをはじめインフラを整備することにより、様々な新しいサービスや利便性の向上に貢献することを目指します。
研究成果は、ホワイトペーパー等にまとめ、賛同する国内外の企業等へ、2021年2月を目標に公表していく予定です。また、研究成果を紹介するイベントや情報発信を積極的に実施するとともに、金融機関をはじめ、参画企業や団体も随時募集していきます。

 本研究会が金融機関と力を合わせて、フィンテックサービスの利用者の利便性を高め、効率的なサービ スを提供することが可能になると考えます。本研究会では、全ての国民がスマホで簡単かつスムーズに手 続きを完結できる銀行APIの開発を目指します。

■本研究会発足の背景
 銀行APIとは、預金者の口座を管理する金融機関のシステムと、フィンテック企業のシステムとの間をつなぐAPIです。近年、海外ではフィンテック企業と金融機関とのコラボレーションにより様々なサービスが提供されています。しかし日本では、銀行ごとにAPIが異なる仕様になっているため、フィンテック企業は個々の銀行毎にひとつひとつAPIを開発しているのが現状です。この複雑さがフィンテックサービスの開発と普及の妨げの一因となっています。また現在、契約が進んでいるのは「参照系(AISP)」と言われる口座情報取得サービスに限られており、更新系(PISP)と言われる預金振込などの口座情報取得サービスについてはまだ、ほとんど進んでいないのが現状です。

<参考情報>
【フィンテックガーデンについて】
一般社団法人フィンテックガーデンはコンピュータ技術者の団体として、フィンテックシステム開発者の支援、フィンテックデータを共通化するプラットフォームの実現という2つの目的のために設立されました。フィンテックアワードの開催を始め、公開APIや公開フィンテックシステムをSierやプログラマ、企業が自由に利用できるプラットフォーム、データベースを順次公開していきます。
https://fintech-garden.com

 

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