GVのプレスリリース
株式会社GV(本社:東京都港区、代表取締役社長:肥田木和弘)が運営する、クレジットカードや電子決済等のお金に関する情報メディア「まねーぶ」は、FPラポール株式会社 黒須かおり氏監修のもと、既婚女性500人にへそくりに関する意識調査を行いました。
■調査背景
夫には内緒で自身の収入や家計の節約分などを「へそくり」している主婦も多いのではないでしょうか。へそくりをする目的や目標額は各々違いますが、夫や家族にバレずに効率よく貯めたいですよね。
まねーぶ調べでは、既婚女性500人を対象にへそくりに関する意識調査を行い、へそくりの平均額や隠し場所などを明らかにするとともに、100万円以上を貯めている主婦にへそくりの秘訣についてインタビューしました。さらに、本調査で寄せられた主婦からの悩みや疑問に対し、FPの黒須かおり氏に解説していただきました。
■調査回答者の属性(n=500) ※へそくりをしている既婚女性500人(共働き・専業主婦問わず)
年代:20代18.4%/30代50.2%/40代24.4%/50代6.0%/60代1.0%
職業:正社員(一般社員)15.6%/正社員(管理職)0.6%/契約社員・嘱託社員3.8%/
派遣社員2.2%/パート・アルバイト24.4%/フリーランス・業務委託契約3.2%/
自営業・自由業3.2%/専業主婦47.0%
世帯人数:2人(夫婦のみ)33.6%/3人35.2%/4人22.6%/5人7.6%/6人以上1.0%
個人年収:100万円未満65.4%/100万円以上~150万円未満10.2%/
150万円以上~300万円未満13.4%/300万円以上~500万円未満8.2%/
500万円以上~700万円未満2.8%
世帯年収:150万円以上~300万円未満7.6%/300万円以上~500万円未満39.4%/
500万円以上~700万円未満28.2%/700万円以上~1,000万円未満14.6%/
1,000万円以上10.2%
■調査サマリー
1.主婦のへそくり額は「50,001~100,000円」が18.4%と最多、平均値94.1万円・中央値15万円
2.へそくりの隠し場所は「口座派」が308人、うち「ネット銀行」が92人
「現金派」は189人、うち「クローゼット・タンス」が98人
3.へそくりしている期間は「1年以上~3年未満」が38.4%と最多
4.へそくりの貯め方は「つもり貯金」が189人と最多、次いで「生活費を節約・余った分」、「小銭貯金」
5.へそくりの目的は「いざという時の備え」が292人と最多
目標額は「500,001円~1,000,000円」が34.6%と最多、平均値275.8万円・中央値100万円
調査結果・全コンテンツは以下から閲覧できます。
URL:https://www.money-book.jp/47391
調査1:現在のへそくり額は?
●主婦のへそくり額は「50,001~100,000円」が18.4%と最多、平均値94.1万円・中央値15万円
既婚女性500人(共働き・専業主婦問わず)にへそくりに関する意識調査を行い、現在のへそくり額については、「50,001円~100,000円」が18.4%と最も多く、次いで「100,001円~200,000円」17.8%、「400,001円~600,000円」と「1,000,001円~3,000,000円」が同率10.8%と続き、平均値94.1万円、中央値15万円という結果でした。
本調査の対象者は共働き・専業主婦問わず、職業や年収も様々だったため、へそくりの最低額は3,000円、最高額は3,000万円と大きな開きがある内容となりました。
調査2:へそくりの隠し場所は?
●へそくりの隠し場所は「口座派」が308人、うち「ネット銀行」が92人
「現金派」は189人、うち「クローゼット・タンス」が98人
へそくりの隠し場所については、「口座派」308人、「現金派」189人、「その他(ポイント・商品券など)」24人と分かれました。
「口座派」の内訳として、「ネット銀行」が92人と最も多く、次いで「ゆうちょ銀行」78人、「地方銀行」76人、「都市銀行」68人と続きました。通帳が無くWebで管理できるネット銀行が多いのは納得ですが、広域展開で利便性の高い都市銀行が少ないのは意外な結果です。
また、「現金派」の内訳として、「クローゼット・タンス」が98人と最も多くメジャーな隠し場所と言えます。次いで「机の引き出し」38人、「キッチン(食器棚・冷蔵庫)」27人、「本棚・書籍に挟む」19人と続き、様々な場所に工夫して隠していることが伺えます。
▼へそくり額100万円超えの主婦にインタビュー!
【夫や家族にバレないおすすめの隠し場所は?】
・へそくりを始めたばかりの頃はタンス貯金でしたが、数年前からネットバンキングに預けています。夫は自分の口座の操作や管理も私に頼むくらいなので、トークンやワンタイムパスワードが出てくるネットバンキングだとバレません。(かのん 60代/へそくり額280万円・へそくり歴32年)
・主人が家事を手伝う事はほとんどないので自分の衣類ケースの中に通帳を隠しています。銀行から通知や案内が自宅に届いたらバレるので、銀行からのお知らせやDM等は無しに設定しています。(ぴよこ 30代/へそくり額100万円・へそくり歴2年)
【バレた時の対処法やバレないための秘訣は?】
・シーズン外の洋服をしまっているタンスの中に隠しているので、衣替えの時期が近付くと私から「この日に衣替えをしよう」とタイミングを言います。その日までタンスに触れないので意外とバレないです。(もじゃこ 30代/へそくり額150万円・へそくり歴2年半)
・旦那にへそくりがバレそうになった時は、「これは食費だ」と誤魔化しています。家族で大食いなので、食費というと納得してくれます。(Shi 30代/へそくり額200万円・へそくり歴6年)
▼主婦の悩み・疑問にFP黒須かおり氏が解説!
【どこに隠すのが良いの?】
Q:隠し場所は銀行口座が一番安全だと思いますが、通帳の保管場所に悩んでいます。
A:みなさんは、使い終わって繰越し済みの通帳をどうしていますか?捨ててしまいますか?捨てずに取っておく人もいるのではないでしょうか。そんな人は、繰越済みの通帳と一緒に隠すのはいかがでしょうか。もし繰越通帳の束が見つかっても、その中にへそくりの通帳があるなんて夢にも思わないでしょう。
【家の中に隠しておいて大丈夫?】
Q:災害などが起こるかもしれないし、はたして家の中に隠しておいても安全なのでしょうか。
A:火事や地震、洪水など自然災害によるリスクはあります。隠し場所は分かっていても、取り出すこができなくなってしまう可能性もあります。やはり自宅に現金で保管はせず、預金や金融商品などに変えておくほうが安心かもしれません。
【万が一、自分が死んでしまったらこのお金はどうなるの?】
Q:自分以外誰もへそくりの事実や口座情報を知らないので、私が突然死んでしまったら誰も気付かない可能性があります。
A:銀行などの口座が誰にも知られないまま本人が亡くなると見つけることはとても難しくなります。最後に取引が行われた日から銀行なら5年、それ以外の金融機関では10年以上経つと時効となり預金の権利が消滅してしまいます。しかし、亡くなった後に金融機関からなんらかのハガキやお知らせが届けば気付いてくれるかもしれません。
調査3:へそくりしている期間は?
●へそくりしている期間は「1年以上~3年未満」が38.4%と最多
へそくりしている期間については、「1年未満」22.8%、「1年以上~3年未満」38.4%、「3年以上~5年未満」17.8%と続き、およそ8割が5年未満であることがわかりました。
一方で、「10年以上」は8.6%と長期間バレずにコツコツとへそくりを貯めている主婦がいることも明らかになりました。
▼へそくり額100万円超えの主婦にインタビュー!
【今のへそくりを貯めた期間と継続させる秘訣は?】
・5年かけて100万円へそくりしました。1年間あたり約20万円なので、ひと月1万円程度と考えると無理なく貯められました!食費を節約して余ったお金をへそくりしていました。(りんぽん 30代/へそくり額100万円・へそくり歴5年)
・今の金額を貯めるまで約3年間かかりました。毎日継続して家計簿を付け、月の生活費の予算を立てて必要な支出を除いた残高を先取してへそくりに回すなど工夫しています。(M.T 40代/へそくり額130万円・へそくり歴3年)
調査4:へそくりの貯め方は?
●へそくりの貯め方は「つもり貯金」が189人と最多、次いで「生活費を節約・余った分」、「小銭貯金」
へそくりの貯め方については、お金を使ったつもりで貯める「つもり貯金」が189人と最も多く、次いで「生活費を節約・余った分」176人、「小銭貯金」146人、「給料から先取・定期預金」122人、「ポイ活」113人と続く内容となりました。へそくりということでバレにくい金額をコツコツ貯めていることが読み取れる結果です。
▼へそくり額100万円超えの主婦にインタビュー!
【効率よくへそくりを貯める方法や秘訣は?】
・コツコツと毎月先取り貯金をしていくのが一番。ボーナスなど一気に貯めるのもいいけど、毎月一定の額を決めてこつこつ貯めていくほうがストレスも少なく浪費もしにくいと思う。ライフステージに合わせた計画をして車や住宅費、教育費など大きな出費を把握しておくことも大事。(りっちゃ 30代/へそくり額300万円・へそくり歴10年)
・ポイントカードをフル活用し、毎日スキマ時間にポイント活動をして貯まったポイントで日用品や食品を買っています。ポイントで支払いした分の額はきっちりもらって自分のへそくりとして貯金しています。(りんぽん 30代/へそくり額100万円・へそくり歴5年)
▼主婦の悩み・疑問にFP黒須かおり氏が解説!
【専業主婦はどうやって貯めたらいいの?】
Q:専業主婦のため自分の収入がなく旦那のお給料からお小遣いをもらっていますが、微々たる金額しか貯まりません。
A:生活費はどのようにやりくりしていますか?買い物をしてお釣りの中から数百円や500円などをコツコツ貯めてみましょう。また、へそくりも貯蓄と同じように「先取り」をしましょう。毎月の生活費の中から、先にへそくり分を取り分けて残ったお金で生活をやりくりできればへそくりも継続できます。
【生活費や家計が苦しく、思うように貯まらない・・・】
Q:生活費が余らないのでなかなか貯めることができません。頑張りすぎると家計が苦しくなります。
A:生活費から捻出するのが難しければ、収入を増やすことも考えてみましょう。例えば、フリマアプリで不用品を売ったり、空いた時間をお金に変えるタイムチケットなどもあります。得意なことや好きなことをお金に変えることができます。得意なことがなくても、誰かの役に立つことでお金を得ることができます。
調査5:へそくりの目的と目標額は?
●へそくりの目的は「いざという時の備え」が292人と最多
目標額は「500,001円~1,000,000円」が34.6%と最多、平均値275.8万円・中央値100万円
へそくりの目的については、「いざという時の備え」が292人と最も多く、次いで「自分へのご褒美のため(美容・被服等)」178人、「趣味・娯楽のため(遊興・旅行等)」119人、「子どものため」116人、「老後のため」105人と続きました。中には「夫へのプレゼントのため」という回答もあり、へそくりで旦那さんにサプライズをするといった微笑ましい夫婦の仲が伺える内容もみられました。
また、目標額については、「500,001円~1,000,000円」が34.6%と最も多く、次いで「50,001円~100,000円」13.0%、「100,001円~300,000円」と「3,000,001円~5,000,000円」が同率10.2%と続き、平均値275.8万円、中央値100万円という結果でした。
目標最低額は30,000円、最高額は5,000万円とバラつきのある回答内容でしたが、無理なく続けられて貯めた時の達成感もある100万円を目標額として設定する主婦が多いことがわかりました。
▼へそくり額100万円超えの主婦にインタビュー!
【へそくりの目的や目標額、マイルールは?】
・へそくりをしようと思ったきっかけは、将来子供が自立をしたら私自身も旦那から自立できたらいいなと考え始めたからです。生活資金として最低500万円は貯めたいと考えています。将来の自由な生活を夢見てコツコツと貯めています。(bananamama 40代/へそくり額100万円・へそくり歴3年)
・友人とちょっと豪華なホテルランチへ行くために自分のへそくりを使いました。豪華なランチをしていることは秘密とまではいかないまでも、いちいち報告はしません。言わないことが家庭円満の秘訣ではないでしょうか。(ターザン 50代/へそくり額100万円・へそくり歴20年)
▼FP黒須かおり氏の総評
みなさん目的を持って楽しみながらへそくりをしているようですね。つもり貯金やコツコツと家計のやりくりをして100万円以上を貯めている人も多いですね。へそくりの金額を増やしている様子をみると、家計の貯蓄もしっかりとされていると思います。ネット銀行などは金利が高いところもあったり、口座は一つでも目的別に貯蓄することができたりするので、へそくりの管理もしやすくオススメです。急な出費があった時に自分の自由になるお金があると安心ですね。
■調査概要
調査方法:インターネット調査
調査期間:2020年10月13日~2020年10月15日
調査対象:へそくりをしている既婚女性500人(共働き・専業主婦問わず)
調査監修:FPラポール株式会社 黒須かおり
※調査結果は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計値は必ずしも100とはなりません。
※調査資料は調査期間時点における回答結果に基づいて作成されたものですが、情報の正確性・完全性を保証するものではありません。
■会社概要
会社名:株式会社GV( https://www.money-book.jp/company/ )
代表者:肥田木 和弘
所在地:〒108-0071 東京都港区白金台5-11-3
設立日:2008年3月17日