Securitize Japan株式会社のプレスリリース
デジタル証券の発行・管理プラットフォームを提供するSecuritize Japan株式会社(住所:東京都中央区、代表取締役:ジェームス・エイチ・フィン、以下Securitize)は、不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」等の住生活関連サービスを提供する株式会社LIFULL(ライフル)と不動産特定共同事業者(不特法事業者)向けSTO(Security Token Offering)プラットフォームを提供しています。この度、株式会社エンジョイワークス社の「葉山の古民家宿づくりファンド」が国内初の一般個人投資家向け不動産STOとして実施されることをお知らせいたします。
- 本リリースはSTOについて公表するための文書であり、投資勧誘を目的としたものではありません。
本取り組みでは、不動産特定共同事業法に基づき不動産クラウドファンディング事業を展開しているエンジョイワークス社が投資家からの出資に対し、セキュリティトークン(ST)※1を発行することで、持ち分譲渡の利便性や安全性を高めます。
具体的には、ブロックチェーン上のトークンにより第三者の証明の必要がなく自身の持ち分保有を証明でき、譲渡時にはスマートコントラクトを介し、暗号資産とのDVP(Delivery VS Payment)により、売買の一方当事者による債務不履行を防ぐことが可能です。
【不動産STOを実施するプロジェクト】
■ プロジェクト名 葉山の古民家宿づくりファンド 〜日本の暮らしをたのしむ、みんなの実家〜
■ 事業者名 株式会社エンジョイワークス 不動産特定共同事業許可[神奈川県知事 第9号]
■ 募集サイト ハロー!RENOVATION
Securitizeは、発行体など運営者によるSTの発行から償還までのライフサイクル管理や、投資家のオンボーディングやコミュニケーションを可能とするフルスタックソリューションを提供しています。Securitizeは150社を超える顧客企業を持っており、多様なニーズに基づく豊富なインテグレーション経験から、高いフレキシビリティを持ったプラットフォームを提供しています。
今回のエンジョイワークス社のように既に自社システムを運営中の場合でも、Securitizeプラットフォームのファイルインポート機能やAPIを利用することで、STの発行・管理機能を既存システムに対して部分的組み込むことが可能です。これにより、今回のプロジェクトでは投資家からの投資申込み等の手続きを従来から大きく変更することなく、運用期間中の出資持分の流動性を向上することができ、新規投資家の参加を期待できるようになりました。
■株式会社LIFULL ブロックチェーングループ 松坂維大氏によるコメント
「一般投資家向けの不動産STOは日本初であり、世界的に見てもまだ事例が殆どありませんが、その重要な一歩目を共に踏み出せたことを嬉しく思います。Securitize社が描くビジョンと創業から培われてきたブロックチェーン技術が、今後益々広く世界中へ浸透することを期待しております。」
■株式会社エンジョイワークス 代表取締役 福田和則氏によるコメント
「今回、LIFULL社、Securitize Japan社ご提供のスキームにより、一般投資家向けのクラウドファンディングにSTOスキームを導入するという国内初の取り組みを実現できることを大変嬉しく思います。出資者の皆様に利便性・安全性の高いスキームを提供し、当社の参加型クラウドファンディング『ハロー!RENOVATION』コミュニティの拡大発展を目指してまいります。」
■ Securitize Japan カントリーヘッド, ジャパン 小林 英至 によるコメント
「今回の取り組みは、Securitizeのこれまでの顧客実用経験に基づいた最先端のプラットフォームを、柔軟に利用いただけるという強みが最大限に活かされており、また日本におけるSTOの本格的ユースケースとして大きな一歩と言えるでしょう。」
(※1)セキュリティトークン(ST)とは資産等の「裏付け(Security)」をブロックチェーン上のトランザクションで表示したものであり、ブロックチェーンの特性である「改竄耐性」「二重譲渡防止」「透明性」などを活かし、権利譲渡の利便性・安全性を高めます。
(※2)本取り組みにより発行されるセキュリティトークン(ST)は、不動産特定共同事業法第2条4項に定める不動産特定共同事業(いわゆる1号事業)に基づく出資持分を表象したものであり、⾦融商品取引業等に関する内閣府令第1条4項17号に規定される電⼦記録移転有価証券表⽰権利等に該当するものではありません(金融商品取引法第2条2項5号ハにより上記不動産特定共同事業に基づく権利は金融商品取引法第2条2項5号に定める有価証券から除外されています。)。
■株式会社エンジョイワークス
エンジョイワークスは創業時より、多くの人々が参加するボトムアップ型のまちづくりの実現を目指して事業を展開しています。まちづくり参加型クラウドファンディング「ハロー!RENOVATION」を運営しており、全国初の小規模不動産特定共同事業者として、投資型クラウドファンディングの募集・運営を行っています。現在は、規模拡大に伴い、通常の不動産特定共同事業者許可を取得し、第二種金融商品取引業登録も行っています。地方創生、遊休不動産の再生に必要な人材の育成に力を入れており、「空き家再生プロデューサー育成プログラム」を全国展開し、また地域未来創造大学校「次世代まちづくりスクール」の運営も行っています。
所在地: 神奈川県鎌倉市由比ガ浜1-10-9
代表者: 代表取締役 福田 和則
事業内容: まちづくり参加型クラウドファンディングサービス「ハロー!RENOVATION」の運営等
設立年月: 2007年11月
ウェブサイト: https://enjoyworks.jp/
■株式会社LIFULLについて (東証第一部:2120)
LIFULLは「あらゆるLIFEを、FULLに。」をコーポレートメッセージに掲げ、現在はグループとして世界63ヶ国でサービスを提供しています。主要サービスである不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」をはじめ、空き家の再生を軸とした「LIFULL地方創生」、シニアの暮らしに寄り添う「LIFULL介護」、ママの子育てと仕事の両立を支援する「LIFULL FaM」など、 人生・暮らしを豊かにするさまざまな領域に事業拡大しています。 LIFULLグループは、より多くの人が心からの安心と喜びを得られる社会の実現を目指します。
所在地:東京都千代田区麹町1-4-4
代表者:代表取締役社長 井上 高志
事業内容:不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S(ライフル ホームズ)」の運営等
設立年月:1997年3月
ウェブサイト:https://LIFULL.com/
■Securitizeについて
Securitizeは、株式、債券、不動産等のデジタル証券の組成を可能にし、適格投資家により簡単に所有、管理、取引を可能にすることにより、資本市場の近代化を進めています。 Securitizeは米国における、複数のデジタル証券取引所、発行体とインテグレートされている、唯一SECに登録されているトランスファー・エージェントです。また、2020年10月に米国のブローカー・ディーラー/ATS企業の買収に合意しました。
■Securitize Japan 会社概要
新社名 :Securitize Japan株式会社(セキュリタイズジャパン)
代表者 :代表取締役 ジェームス・エイチ・フィン
所在地 :東京都中央区日本橋室町2-1-1 日本橋三井タワー 6F
設立 :2018年9月
事業内容 :デジタル証券のためのコンプライアンス準拠プラットフォームを提供コーポレートサイト:https://www.securitize.co.jp/