JCBのプレスリリース
株式会社ジェーシービー(本社:東京都港区、代表取締役会長兼執行役員社長:浜川 一郎、以下:JCB)と株式会社ナウキャスト(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:辻中 仁士、以下:ナウキャスト)は、現金も含むすべての消費動向を捉えた国内消費指数「JCB消費NOW」の8月前半(8月1日~8月15日)の速報値を更新しました。8月前半の概要を公開します。
■8月前半・参考系列(注)ハイライト【ナウキャスト分析】
1)「小売総合」「サービス総合」の回復傾向の足踏みが続き、「全総合」も回復の足踏みがつづく
比較的コロナ前の状態を回復してきていた「小売総合」が低調となり、「全総合」は7月後半よりもわずかに下落幅を拡大した。「サービス総合」もわずかに下落、依然消費の回復傾向は足踏みの状態が続いている。
2)「旅行」「宿泊」が下落幅を縮小し回復基調を維持するも、感染者数増加で「交通」「外食」は悪化、「娯楽」は回復傾向が足踏み。
「Go Toトラベル」キャンペーン期間中の8月前半、7月後半に比べて「旅行」「宿泊」は下落幅を縮めた。しかし、新型コロナウイルスの感染が全国で再び拡大したため、ふるさとへの帰省を見送る、外食を控える、余暇は近場で過ごすなどの傾向が高まり、「交通」は悪化傾向が続き、「外食」は悪化した。急回復していた「娯楽」も「遊園地」が大きく下落幅を拡大し、回復基調は足踏み。ただ、「喫茶店・カフェ」や「ゴルフ場」などは引き続き回復傾向にある。
※5月前半「映画館」は取引データが少なく計算不可
3)「百貨店」「アパレル」など外出型消費が低調
上記2)のグラフにもある「ファミレス」や、下記グラフの「百貨店」、「アパレル(織物・衣服・身の回り品小売業)」などの外出型消費が低調となっている。
4)デジタル消費は高い伸び率が続く。6月後半以降縮小していた「EC」の伸びが再拡大
6月後半以降伸び率の縮小がみられていた「EC」は、8月前半、再度拡大に転じた。「コンテンツ配信」も7月後半よりも伸びを拡大し、8月前半のデジタル消費はコロナ感染拡大前に比べて約20~30%の高い伸び率となった。コロナ感染が再拡大したことにより、オンラインでの消費を積極的に行ったことが考えられる。
5)「家電」や「家具」の耐久財消費は引き続き好調
家電などを含む「機械器具小売業」や「家具」などの耐久財消費は、7月後半以降、10~20%の高い伸びが続いて
いる。特に家電は、猛暑の影響で7月後半以降強い伸びを示している。
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https://prtimes.jp/a/?f=d11361-20200901-1252.pdf
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