ISS、AVIの帝国繊維に対する増配と自社株買いの株主提案を支持

Asset Value Investors Limitedのプレスリリース


2020年3月19日
【プレスリリース】
報道各位
アセット・バリュー・インベスターズ・リミテッド

ISSAVIの帝国繊維に対する増配と自社株買いの株主提案を支持

・1株当たり配当額76円に賛成を推奨
20億円を上限とした自己株式の取得に賛成を推奨
・白岩強社長の再任に反対を推奨
  アセット・バリュー・インベスターズ(本社:英国ロンドン、CEO兼CIO ジョー・バウエルンフロイント、以下「AVI」)は、3月27日開催予定の帝国繊維株式会社(以下「帝国繊維」、証券コード:3302)定時株主総会に提出した株主提案に関して、インスティテューショナル・シェアホールダー・サービシーズ社(以下「ISS」)から支持を受けたことを嬉しく思います。

  世界的な議決権行使助言会社であるISSは独立性のある判断に基づいて、AVIが帝国繊維に提出した「1株当たり配当額76円」および「20億円を上限とした自社株買い」の株主提案に賛成の推奨を発表しました。さらに、白岩強社長の再任に反対の推奨をしています。

  ISSは以下の点を考慮した上で、AVIからの株主提案である「1株当たり配当額76円」に賛成を推奨しています。

・帝国繊維の財務の健全性を損なわずに、この配当が可能であること。
・投資有価証券やその他の金融商品に大きく偏ったバランスシートのデメリットを上回るメリットを、帝国繊維が示していないこと。
・高水準の現預金とヒューリック株への過剰な投資は資本効率を損ない、不必要なリスクを生み出すこと。

  ISSは「株式の持ち合いが株主に対してどのようなメリットがあるのかを説明することは難しい。投資家の視点に立つと、株式持ち合いは株主資本の適切な使い方とは言えない。なぜなら株式持ち合いに使われている資本は、効率の改善あるいは事業拡大のための設備投資やM&Aに使用することも出来ないし、株主還元にも使用出来ないからだ。」と説明しています。

  またISSは下記の理由により、AVIからの株主提案である「20億円を上限とした自己株式取得」に対しても賛成を推奨しています。

・帝国繊維の財務の健全性を損なわずに、この自社株買いが可能であること。
・投資有価証券やその他の金融商品に大きく偏ったバランスシートのデメリットを上回るメリットを、帝国繊維が示していないこと。
・高水準の現預金とヒューリック株への過剰な投資は、資本効率を損ない不必要なリスクを生み出すこと。

  最後に、ISSは帝国繊維の不適切な資本効率に責任を負っている白岩強社長の再任に、反対推奨をしています。

・2012年に社長に就任した白岩強社長は、問題のある資本管理と株主の懸念に対応しないことについて責任を負うべきである。

  帝国繊維のおろそかな資本管理を改善するためだけでなく、帝国繊維の経営陣に対して説明責任を求めるためにも、AVIの提案した増配と自社株買いの株主提案に賛成票を投じて頂くようすべての株主に要請致します。

AVIの株主提案に関する特設サイトをご覧ください。
www.TransformingTeikoku.com

AVIの概要
AVI はロンドンで設立された運用会社で、日本株に20年以上投資しています。1985年の設立以来30年以上にわたり、株式市場で割安となっている優良企業に投資しています。AVIの投資チームは、企業価値の長期的な改善のために投資先企業の経営陣や取締役とエンゲージメントを行っています。

以上
 

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