経済の未来を予測する「xenoBrain」、AI決算分析に新機能を追加。財務健全性指標を含めた決算コメントを決算短信から自動生成

株式会社xenodata lab.のプレスリリース

株式会社xenodata lab.(本社:東京都渋谷区、代表取締役:関洋二郎、以下「ゼノデータ・ラボ」)は、この度、提供するAI経済予測SaaSサービス「xenoBrain」(ゼノブレイン)の「AI決算分析」に、財務健全性(安全性)指標を含めた決算コメントを、決算発表後自動で生成する新機能をこの度提供開始しましたことをお知らせします。財務健全性指標とは、企業の自己資本比率や金利負担能力など、財務基盤をもとに企業の安全性が分析できる指標です。これにより、金融機関の審査業務の効率化を実現します。また第一弾として第一生命保険株式会社に導入した結果、融資対象企業の決算分析・社内報告業務にかかる時間が削減され、業務効率化の成果が生まれました。

▲AI決算分析機能画面▲AI決算分析機能画面

 

 融資や債券・株式投資を通して上場企業に資金提供する保険会社や銀行などでは、投融資先の上場企業について、重大な財務状況の変化を察知するため毎四半期ごとに開示される決算短信などの財務数値を分析しています。財務健全性の指標は借入金や社債などの合計である「有利子負債残高」など、複数の科目を合計(標準化)することが必要なため、売上高などの収益性の数値と異なり自動でデータ化されない場合が多く、分析のためには、決算短信から手作業でのデータ入力のうえコメントにまとめる必要があり、時間がかかるという課題がありました。

  ゼノデータ・ラボは自然言語処理技術に強みを持ち、ニュースや決算情報の解析によって企業業績や業界需要など経済の未来を予測するSaaSサービス「xenoBrain」(ゼノブレイン)を開発・運営する会社です。xenoBrainの「AI決算分析」機能では、AIが上場企業の決算短信を解析して自動でレポートを作成、決算発表後の財務分析に利用されてきました。自然言語処理技術により、数値の分析のみだけでなく各科目の増減の理由が解析できることや、独自のPDF解析技術によりセグメントデータの数値を自動で取得できることが特徴です。

 そしてこの度、AI決算分析機能(文章レポート)に以下の財務健全性指標、収益性指標を追加します。これにより、今まで発生していた手入力および指標の算出業務が自動化され、金融機関の投融資先企業の審査業務を効率化することが可能となります。また、従来より自動解析していたセグメントデータを一括ダウンロードする機能を追加しさらに利便性を向上いたしました。

《追加した財務健全性指標》
・自己資本比率
・D/Eレシオ
・インタレストカバレッジレシオ
《追加した収益性指標》
・EBITDAマージン

■先行して利用した第一生命保険様のコメント
第一生命保険株式会社 総合審査部 田村様

 総合審査部では投融資先企業の信用力評価を行い、投融資の可否判断を行うために定期的な財務状況の確認を行っております。決算短信は財務状況を確認する上で特に重要な資料になりますが、決算シーズンは多くの企業が決算発表を行うため、効率的かつ即時的な内容確認や、現在は決算短信から手作業で作成している社内報告用レポートの業務負担軽減が課題でした。その中で、xenoBrainのAI決算分析機能は、業績の変動理由やセグメント毎の数値が自動で取得できる点に加えて、財務健全性やEBITDAといった指標の分析まで機能が拡充されたことで、レポート作成に必要な財務状況の手作業による取得が補完され、大幅な業務効率化を実現いたしました。

 

▲左:第一生命保険 総合審査部 田村様 右:ゼノデータ・ラボ 関洋二郎▲左:第一生命保険 総合審査部 田村様 右:ゼノデータ・ラボ 関洋二郎

■新機能概要
《追加した財務健全性指標》
・自己資本比率
 返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%あるかを示す指標。
・D/Eレシオ
 返済義務のある有利子負債等が返済不要の株主資本の何倍あるかを示す指標。
・インタレストカバレッジレシオ
 営業利益が支払金利の何倍あるかを示し、企業の金利負担能力を知るための指標。

《追加した収益性指標》
・EBITDAマージン
 定義:設備投資の影響を除き、本業の収益性を示す指標。

《特徴》
・決算発表後AIが決算短信を解析し自動で文章を生成
・指標の計算式と、使用した元データの財務数値をExcelダウンロード可能
・前年同期比および前期末比を表示

■その他の追加機能
・セグメントデータの一括ダウンロード機能
 日付を選択し、該当日に決算発表のあった企業のセグメントデータをExcelで一括ダウンロード可能。

■ゼノデータ・ラボの将来予測サービス「xenoBrain」概要
 AIが経済ニュースや決算情報を自然言語処理技術で解析し、経済事象と経済事象の間の関連性を読み解く事で経済・企業の将来予測をリアルタイムで提供するSaaS型AIサービスです。今日起きたニュースから、次に起こる経済事象、将来的に影響を受ける企業をAIが瞬時に予測することで、金融機関の業務効率化、事業会社の経営意思決定のサポートを実現します。
・提供開始(正式版):2019年6月
・URL; https://xenobrain.xenodata-lab.com/
 

■ゼノデータ・ラボの会社概要
会社名:株式会社xenodata lab.
所在地:〒150-0046 東京都渋谷区松濤1-29-1 渋谷クロスロードビル5階
設立年月日:2016 年 2 月 12 日
代表者:代表取締役 関 洋二郎
資本金(準備金含む):760百万円
https://www.xenodata-lab.com/

■本リリースに関するお問い合わせ
株式会社xenodata lab.
広報担当 北口 万里子
Email:pr@xenodata-lab.com

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