PIMCO、2026年短期経済展望「底堅い成長、広がるリスク」を発表

ピムコジャパンリミテッドのプレスリリース

~PIMCOは最新の短期経済展望で、地政学的な分断、AI投資ブーム、エネルギー価格の上昇が世界経済を形作り、想定される結果の幅を広げているとの見方を示す~

債券のアクティブ運用におけるグローバルリーダーであるPIMCO(パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー・エルエルシー、ピムコ)は、最新の短期経済展望「底堅い成長、広がるリスク」を発表しました。本レポートでは、今後6~12カ月間、世界経済は底堅い成長を維持すると予想しており、最近の債券利回りの上昇を受けて、質の高い債券への投資魅力がさらに高まっていると指摘しています。

グローバル・エコノミストのティファニー・ウィルディングとグローバル債券担当最高投資責任者(CIO)のアンドリュー・ボールズが執筆した本レポートは、地政学とテクノロジーにおける長期的な構造変化が、短期的な経済見通しを形作っていると指摘しています。エネルギー価格の上昇、地政学的緊張、貿易摩擦にもかかわらず、PIMCOは、今後6~12カ月間、インフレが徐々に緩和するなか、世界経済は底堅い成長を維持すると予想しています。

本レポートによると、人工知能(AI)インフラへの継続的な投資、底堅い家計、コスト上昇を吸収する中国経済の対応力、そして中央銀行の段階的なアプローチが、経済成長を下支えしています。一方、基本シナリオを取り巻くリスクの幅は広がっており、特にAI投資の減速、エネルギー価格の一段の上昇、金融環境の予想外の引き締まりにより、想定される結果の振れ幅が一段と大きくなる可能性があります。

著者は次のように述べています。「長期的な構造要因が、今後6~12カ月の短期経済見通しを形作っています。基本シナリオは引き続き良好ですが、想定される結果の幅は広がっています。」

また、本レポートでは、事業機会と、より広範な経済・安全保障上の優先課題を背景に、企業と国家の双方に後押しされ、世界各地でAIインフラ投資が加速している点を強調しています。PIMCOは、その結果、1990年代の通信・インターネットのインフラ整備に匹敵する設備投資サイクルが進行しており、そのペースは当時よりもさらに速いものになっていると述べています。

一方、中東紛争を背景とするエネルギー価格の上昇により、インフレ率と債券利回りが押し上げられています。しかし、PIMCOは、各国中央銀行が引き続きインフレ期待の安定的な維持に注力していると指摘し、エネルギーショックの影響が徐々に薄れるにつれて、インフレ圧力は緩和されるとの見方を示しています。

投資への示唆:高水準の利回りが債券の投資魅力を支える

上記の背景から、PIMCOは、足元の高水準の債券利回りが、投資家に魅力的な投資機会を提供していると考えています。

本レポートでは、最近の利回りの上昇は、財政ファンダメンタルズの悪化ではなく、主にエネルギー価格の上昇と中立金利の推計値の上昇によってもたらされたと述べています。その結果、投資家は足元、過去の長期平均に近く、世界金融危機後の大半の期間にみられた水準を大幅に上回る利回りが期待できる環境にあります。

今後について、PIMCOは、各国中央銀行がインフレ抑制への確固たる姿勢を維持することで、中期的な金利見通しを巡る不確実性が和らぎ、債券市場にとって支援的な投資環境が形成されると見込んでいます。

著者は次のように述べています。「足元の投資開始利回りのもとでは、債券は魅力的なインカムをもたらすとともに、投資家がよりレジリエントなポートフォリオを構築するうえで一助となり得ます。」

また、本レポートでは、先進国とエマージング市場にまたがる、質の高いデュレーション(金利ポジション)への分散投資を引き続き重視する方針が示されています。PIMCOは、魅力的な投資開始利回りが、インフレリスクによるポートフォリオへの影響を和らげるとともに、経済成長が鈍化した場合にも、債券がヘッジとして果たす役割を維持することに寄与すると考えています。

クレジット市場において、本レポートは銘柄選別の重要性を強調しています。AI投資ブームが引き続き投資機会を生み出している一方、タイトなクレジット・スプレッドやAI関連エクスポージャーの集中度の高まりを踏まえ、相対価値の見極めとリスクに見合った十分な対価の確保を重視した、規律あるアプローチが求められます。

また、PIMCOは、地政学やエネルギー市場に関連する供給ショックに対して分散効果をもたらし、ポートフォリオのリスク抑制に寄与し得る投資対象として、実物資産ファイナンス、アセット・ベースド・レンディング、コモディティ、一部の実物資産に注目しています。

著者は次のように結論づけています。「景気サイクルの基本シナリオについては、引き続き前向きにみています。しかし、こうした底堅さの一端は、事業機会と戦略上の緊急性という異例の組み合わせを背景とする投資ブームに支えられています。」また、ポートフォリオについて、次のように述べています。「PIMCOでは、基本シナリオのもとで投資機会を捉えつつ、こうしたテールリスクにも耐え得るポートフォリオを構築すべきだと考えています。足元の投資開始利回りは、債券の魅力を引き続き強く裏付けています。」

PIMCOについて

PIMCOは、パブリック、プライベート両市場における深い専門性を有する、債券アクティブ運用のグローバルリーダーです。複雑な債券市場で数十年にわたり培ってきた経験を生かし、債券およびクレジット分野の幅広い投資機会を通じて、お客様からお預かりした資金を運用しています。柔軟な資本基盤と発行体との強固な関係を強みに、資金調達を必要とする企業や、優れたリスク調整後リターンを求める投資家に対し、伝統的および非伝統的なソリューションを提供する世界最大級の運用会社です。

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金融商品取引業者関東財務局長(金商)第382号

金融商品取引業の種別:投資運用業、投資助言・代理業、第二種金融商品取引業

加入協会:一般社団法人 資産運用業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会

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