AIエージェントによる新たな市場分析手法の確立と、サービス提供における採用を強化
ヴェルファ株式会社のプレスリリース

AI投資エージェントサービス『Velpha』を開発・提供するヴェルファ株式会社(東京都中央区、代表取締役:高見澤 秀介)は、株式会社ジェネシア・ベンチャーズより第三者割当増資による約6,000万円のシードラウンドを実施しました。今回の資金調達により、AIを含む情報技術で生み出す新しい投資体験の実現と、それを支える組織体制の強化を加速してまいります。
背景と社会課題
投資はなぜ進まないのか―取引の前後にある“意思決定の壁”
政府の推進もあり、NISA口座数は2025年6月末時点で2,696万件まで拡大しましたが、運用の実態には課題も見受けられます(※1)。2024年末に行われた金融庁による調査では、NISA口座の約38%が一度も買付が行われていない「未利用口座」となっています(※2)。この背景の一つとして、投資信託未購入者の約46%が「投資の知識がない」という心理的なハードルを抱えていることが挙げられます(※3)。こうした心理的な障壁がボトルネックとなり、口座開設後の一歩が踏み出せていない可能性が高いと考えられ、知識の壁を解消するサポートの重要性が今後さらに高まっていくと考えます。
※1:金融庁「NISA口座の利用状況に関する調査結果」(2025年9月公表)(別紙3)
※2:金融庁「NISA口座の利用状況調査(令和6年12月末時点)」(別紙1)にて算出
※3:投資信託協会「投資信託に関するアンケート調査 報告書(2024年/令和6年)」(図3-1、図5-1)
これまでの多くの金融サービスは、ワンタップでの注文や100円からの株購入といった「取引のしやすさ」に焦点を当て、投資プロセスの一部である「2. 取引の執行」の最適化が進められたと捉えています。
しかし、投資は本来「1. 銘柄選び」、「2. 取引の執行」、「3. 市場環境のモニタリング」、「4. リバランス」という連続的な流れで成り立っています。取引そのものが容易になったとしても、その前後にあるリサーチや、複雑に状況が変わる市場をモニタリングし続けるという負担が大きいままでは、口座開設後、実際に売買するまで一定のハードルが残ると私たちは考えています。

AI投資エージェント「Velpha」の概要
Velphaは、個人投資家の資産運用における投資プロセス全体を、AIエージェントによって支援するWebサービスです。
【サービスの特徴】
1.「何を買うべきか」を直感的に発見できる「ストック・ユニバース」
ー 銘柄選び、市場のモニタリングをより直感的に ー
「どの銘柄を買うべきかわからない」という課題に対して、日本および米国上場銘柄の1万銘柄のデータを取得し、業績や各種指標(ROE、PBRなど)を可視化します。保有銘柄や検討中の企業が、市場の中で「どの位置にあるのか」を直感的に把握できるだけでなく、割安さや収益性の観点から、掘り出し物銘柄の発見を支援します。銘柄を“星”のように捉え、広大なマーケットを探索する体験を提供したいという想いから名付けた、Velpha独自のサービスです。

2.ポートフォリオを踏まえた銘柄提案
ー リバランスを行いながらの銘柄選び ー
「自分のポートフォリオをどのように組み合わせれば良いかわからない」という課題に対して、ユーザーが現在保有している銘柄との関係性を踏まえ、リスクを抑えつつリターン向上が期待できる銘柄を分析・提示します。
個別銘柄だけではなく、ポートフォリオ全体のバランスや分散を考慮した投資判断を支援します。

3. チャットベースの投資アシスタント
ー 意思決定のハードルを下げる ー
「いつ動くべきか」「どう見直すべきか」といった継続的な判断の負担に対して、「ストック・ユニバース」を活用した銘柄探索や、ポートフォリオを踏まえた分析をチャット上で簡単に実行できる環境を提供します。
たとえば、「ヘルスケア銘柄を組み入れたいが、自分のポートフォリオと相性がよい銘柄は何か」という問いに対し、”会話するだけ”で投資に必要な情報にアクセスでき、意思決定の負担を軽減します。

調達資金の使途と今後の展望
今回調達した資金は、証券口座連携に必要なセキュリティ強化や外部データの活用を含むプロダクト基盤の整備、それに伴う許認可の取得とAIエージェントを含むプロダクトの改良・新機能展開に活用してまいります。これにより、ユーザーの保有資産を自動で可視化・分析し、一人ひとりに合った投資アドバイスの提供をさらに加速していきます。
また、「Velpha」独自の市場の見方についてもアップデートを進めていきます。現在、「ストック・ユニバース」では決算情報などのファンダメンタル分析を可視化していますが、今後はこれに加えてセンチメント分析の実装を検討しています。Xをはじめとする「リアルタイムに発信・拡散されるSNS上の情報」が、投資家の心理や売買行動に影響を与える可能性があると私たちは考えています。時代に合った新しい分析手法を積極的に取り入れることで、AIエージェントがより多角的に市場を捉え、投資判断の質を高める支援を実現していきます。
こうしたプロダクトの開発とユーザーへの提供に向けた準備を加速するため、エンジニアやバックオフィスをはじめ、各領域で採用を強化しています。
プロダクトに少しでもご関心をお持ちいただける方は、ぜひカジュアルにお話しさせていただけますと幸いです。
投資家からのコメント

株式会社ジェネシア・ベンチャーズ
Investment Manager 祝 煜洲
投資の世界において「α」(市場平均を超えるリターン)は長らく、プロの機関投資家や一部の洗練された個人投資家だけのものでした。情報収集・銘柄分析・ポートフォリオ管理、これらを高い精度でこなすには、専門知識と膨大な時間が必要だったからです。
しかし今、AIはその構造を根本から変えようとしています。日本には1,000兆円超の現金が家計に眠っており、新NISAをきっかけにその一部が本格的に動き出しています。このタイミングでVelphaが解こうとしているのは、「意思決定の壁」だけではなく、すべての個人投資家が自分だけのαを作れる世界の実現です。
サービス名に込められた「αを加速する」という思想を持つ高見澤さんに強く共感し、この大きな挑戦を全力で支援したいと思いました!
ヴェルファ株式会社 / Velpha Inc.
代表者 :高見澤 秀介
設立 :2023年6月21日
本社 :東京都中央区銀座1-12-4 N&EBLD. 6F
事業内容:金融市場に関する投資家向け情報提供サービス業
リンク :https://velpha.ai/ja
<本件に関するお問い合わせ>
ヴェルファ株式会社 広報担当 辛嶋 楓
メール:press@velpha.ai
※免責事項
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