〜日本発、アフリカの医療を変える、アフリカ医療アクセス拡大を本格加速〜
AA Health Dynamics 株式会社のプレスリリース
AA Health Dynamics株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:原 健太、以下「AAHD」)は、立命館ソーシャルインパクトファンド投資事業有限責任組合(無限責任組合員:プラスソーシャルインベストメント株式会社、本社:京都府京都市、代表取締役社長:野池雅人 以下、RSIF)より株式出資(以下、本出資)および匿名組合出資を受けることが決定しました。

2026年度より匿名組合事業として「Africa Medical Equity Fund匿名組合」を組成し医療ファイナンス事業を開始する予定です。なお、株式出資は資本関係の強化を通じた中長期の成長基盤の構築、匿名組合出資は医療ファイナンス事業の展開を後押しする資金として位置づけ、AAHDの事業価値と社会的インパクトの最大化を図ります。
■ 背景と課題
アフリカの多くの地域では、医療機器の入手・維持が困難であり、「医療スキルを持つ人材はいるが機器がない」または「機器はあるが操作・維持管理のスキルがない」という二重の課題が深刻な医療格差を生んでいます。本ファンドはこの構造的な問題を解決するために組成を行いました。
■ AA Health Dynamics株式会社のこれまでの取り組み
AAHD社はこれまで、アフリカにおける医療の質向上を目指し、ケニアを中心に医療従事者向けのトレーニングプログラムを展開してきました。現地の医療スタッフが適切なスキルを習得し、限られたリソースを最大限に活用できるよう、実践的な研修・技術支援を提供しています。今回のファンド組成は、こうした現場での知見と信頼関係を基盤に、医療機器へのファイナンスアクセスという新たな課題解決へと事業を発展させるものです。



■私たちAAHDが目指すソーシャルインパクト
私たちが目指すソーシャルインパクトは、途上国の医療を「支援される対象」から「自ら発展を生み出す主体」へと変革することです。そのための究極のビジョンは、医療・ヘルスケアに特化した大学のような仕組みを構築し、現地から世界水準の医療人材を育て続ける教育エコシステムを構築することです。
AAHDを立ち上げるにあたり、青年海外協力隊等の経験から「援助だけでは社会課題は解決できない」という現実を痛感しました。アフリカの医療現場では、慢性的な人材不足や教育機会の乏しさ、高額な機器や資金へのアクセス難が、人々の命を危険にさらしています。また、立命館大学でURAとして研究支援に携わる中でも、別の課題に直面しました。日本の大学や研究機関には世界水準の医療技術・手技・知識が蓄積されているにもかかわらず、それらが医療資源の乏しい途上国の現場へ届く仕組みが存在しないのです。
この二つの現実が、私たちのアプローチの原点です。
教育だけでは人は育っても、機器が買えなければ医療は届かない。ファイナンスだけでは機器が揃っても、使いこなせる人材がいなければ意味がない。だからこそ私たちは、医療教育とファイナンスを一体的に展開することで、人材育成と医療インフラ整備が互いを強化し合う相乗効果を生み出します。日本の大学・研究機関が持つ医療手技や専門知識を現地へ移転しながら医療従事者の能力を高め、同時に医療機器へのアクセスをファイナンスで支えることで、学びと実践が循環する現場を作ります。
この仕組みを持続的なビジネスとして成り立たせることで、社会課題解決と収益の両立を実現し、最終的には医療・ヘルスケア大学という「人材輩出の拠点」へとスケールさせていきます。初期は特に医療画像診断に関わる医療機器へのファイナンス提供を中心に展開しながら、日本や国際企業との橋渡しも担い、現地に根付く医療エコシステムを共に築いていきます。
■ ファンドの目的と仕組み
本ファンドは、アフリカにおける医療人材の有効活用を目指し、以下の事業を支援します。
① 医療機器の割賦販売を通じた機器アクセスの拡大(機器購入資金のファイナンス提供)
② 医療機器の導入・活用に関する現地実施者への継続的サポート
③ 機器導入後の医療スタッフ向けトレーニングプログラムによるフォローアップ
■ ファンド概要
ファンド名称: Africa Medical Equity Fund匿名組合
匿名組合員:立命館ソーシャルインパクトファンド投資事業有限責任組合
営業者: AA Health Dynamics株式会社
本匿名組合事業:営業者の子会社であるAfrica Asia Health Dynamics Limitedが行う割賦販売事業に対する支援事業
対象地域:アフリカ地域
スキーム:医療機器の割賦販売による現地医療機関へのファイナンス提供
■立命館ソーシャルインパクトファンド(RSIF)について
RSIFは、学校法人立命館が設立したインパクト投資ファンドで、学生・研究者・卒業生などの知的資源を結集し、社会的課題解決と経済的持続性を両立する事業を支援しています。スタートアップや社会起業家への出資を通じて、教育研究と社会実装を結びつけることを目指しています。
URL:https://r-rimix.com/fund/
■出資に対するコメント:

立命館ソーシャルインパクトファンド投資事業有限責任組合
無限責任組合員 プラスソーシャルインベストメント株式会社
代表取締役 野池 雅人
本ファンドは学校法人立命館の学園ビジョン2030「挑戦をもっと自由に」の具現化の一つとして、新たな事業を通じた社会課題解決の挑戦を支援することを目的に、2020年度設立されました。
AAHDは、アフリカ諸国における医療課題を包括的に改善する事業の独自性、現地における専門性、課題解決を支えるファイナンススキームの形成に尽力されています。事業が持続的であるために、現地企業や日本企業との戦略的な連携スキームの構築も期待しています。AAHDの取組みが投資先としての確かな成長性を示すと同時に、アフリカにおける医療アクセスの改善という長期的価値創造につながるものと確信しております。

AA Health Dynamics株式会社
代表取締役 原 健太
このたび、RSIFからの出資をいただけることを光栄に存じます。私は立命館大学にて大学リサーチアドミニストレーター(URA:研究成果の社会実装を推進する役割)を務めた経験があり、在任中には立命館の技術と思いをグローバルサウスに展開したいと考えておりました。
AAHDは予防医療を基盤とするソーシャルベンチャーの流れを汲み、アフリカにおける慢性的な医療人材不足や教育機会の制約、医療機器・資金へのアクセス困難といった構造的課題に対し、医療従事者教育・機器導入支援・医療ファイナンスを統合的に展開することで、事業としての解決策を提供するとともに、持続可能かつ拡張性のあるビジネスモデルを構築してまいりました。
今回の出資により、資金基盤の強化に加え、立命館の研究・教育ネットワークとの連携を得ることで、さらなる事業拡大とインパクト創出を実現していくとともに、社会的意義と収益性を両立させるモデルを確立し、投資家の皆さまに持続的なリターンを提供できるよう尽力してまいります。
■今後の展望
AAHDは、本出資および匿名組合事業の開始を契機に、
– ケニアをはじめとするアフリカ主要国での医療機器導入・普及の加速
– 医療人材教育のデジタル化とオンライン展開の強化
– 現地金融機関との連携による持続可能な医療ファイナンスモデルの確立
を推進してまいります。
私たちは、RSIFとともに「医療・教育・金融を統合したエコシステム」の実現を通じて、アフリカにおける社会的課題の解決に寄与していく所存です。
■会社概要
【AA Health Dynamics株式会社】
所在地:東京都中央区京橋3丁目3-13 平和ビル3号館 3F
代表者:代表取締役 原 健太
事業内容:アフリカを中心とした医療人材育成、医療機器導入支援、医療ファイナンス事業、アフリカ医療進出コンサルティング
URL:https://aa-healthdynamics.com
■立命館ソーシャルインパクトファンドの概要
名称:立命館ソーシャルインパクトファンド投資事業有限責任組合
概要:立命館学園の学生、卒業生等が経営責任を負う企業等に投融資を行うことで、財務的なリターンと社会的なリターン(社会的インパクト)を追求する
対象:非営利法人も含めた法人全般
運営会社名:プラスソーシャルインベストメント株式会社
所在地:京都市上京区河原町通丸太町上る出水町284番地
代表者:代表取締役社長 野池雅人
ファンド設立日:2020年4月1日
ファンドHP:https://r-rimix.com/fund/
ファンドに関する問い合わせ先:https://www.psinvestment.co.jp/contact/

