~法人番号ベースのデータ統合および外部データと生成AIの活用で与信審査業務を効率化し、法人向け総合ファイナンスサービスの実現を支援~
株式会社Finatextホールディングスのプレスリリース

次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現するFinatextグループの株式会社Finatext(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:木下 あかね、以下「Finatext」)は、クレジットビジネスプラットフォーム「Crest(クレスト)」において、法人向けのファイナンス機能を大幅に強化します。本機能強化により、融資、法人カード、ファクタリングといった複数の金融サービス間で分断されていた顧客情報の統合や審査プロセスに必要な情報の自動集約を可能にし、金融機関による向け総合ファイナンスサービスの実現を支援します。
■背景
近年、中小企業向けファイナンスは多様化しており、企業の成長フェーズに応じた金融サービスの提供が求められています。しかし、金融機関等の与信審査現場においては、サービスごとにシステムが分断されているため、情報の重複管理や名寄せの困難さが発生しています。 加えて、手作業による審査情報の収集(信用調査機関の照会、登記簿取得、ウェブ検索等)に時間を要し、審査スピードの遅延から顧客の資金調達ニーズに応えきれない機会損失が生じています。さらに、代表者個人の資産や信用に依存した与信モデルが主流であるため、企業の成長をタイムリーに反映した限度額の引き上げが能動的に行いづらい点も大きな課題となっていました。
■「Crest」強化機能
Finatextはこれらの根本原因を解消するため、「Crest」において以下の機能群を提供いたします。
※「自動名寄せ」「データアグリゲーション」「限度額引き上げサジェスト」「カスケード与信」については、Finatextグループの株式会社ナウキャストが提供する、法人データを名寄せして外部データと統合し営業活動や与信管理を高度化するDaaS「DataLinc」を活用。
1. 法人情報の分断を解消する「自動名寄せ」(提供予定時期:2026年6月)
Finatextグループ独自の法人データベースと生成AIによる高度なクレンジング技術を活用して、法人情報の管理を最適化します。既存システムに散在する膨大なデータに対し、高い精度で法人番号を自動付与。法人ごとの複数契約を一元管理することが容易になります。また、顧客が新規にサービスを申し込む際、法人名候補を選択するだけで住所等が自動入力されるため、入力ミスを防ぎます。これにより、申込情報の再確認や定期モニタリングにかかる金融機関側の手間を大幅に軽減。審査や本人確認、反社確認から、与信見直し、督促、返済処理に至るまで、あらゆる業務の効率化を実現します。
2. 審査のボトルネックを解消する「データアグリゲーション」と「決算書自動判定」(提供予定時期:2026年8月)
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データアグリゲーション
信用調査機関や指定信用情報機関のデータ、登記情報などを外部API経由で自動取得します。さらに、AIエージェントが代表者名や法人名でウェブ検索を行い、不祥事や訴訟などのネガティブ情報も自動で検知します。これらすべての情報を法人番号をキーとして審査ダッシュボードに一括表示し、情報収集にかかる工数を大幅に削減します。
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決算書自動判定
AIが決算書や関連書類を読み取り、売上高・利益・借入状況などの主要情報を抽出します。加えて、提出書類と申込記入内容の不一致や、登記情報・外部データとの乖離、不自然な加工が疑われる箇所を検知し、確認ポイントを審査ダッシュボード上で一元表示します。これにより、審査担当者の業務効率を大幅に向上できます。
3. 複数サービスにおけるUXを統合する「ID統合基盤」(提供予定時期:2027年3月)
「Crest」の共通認証基盤を活用した、顧客情報を横断的に管理できる統合基盤です。既存の基幹システムを大きく作り替えることなく、柔軟なログイン環境を実現できます。顧客による申込情報の重複入力を減らし、複数のサービスをまたぐ一貫した顧客対応を可能にします。
4. 企業の成長に合わせた攻めの与信を実現する「限度額引き上げサジェスト」と「カスケード与信」(提供予定時期:2027年3月)
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限度額引き上げサジェスト
外部データから、従業員数の増加、拠点拡大、資金調達の実施といった「事業拡大のシグナル」を自動で検知し、既存の与信モデルを変更することなく、限度額引き上げや上位サービスへのアップグレードを提案すべき候補を能動的に抽出します。
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カスケード与信
まず企業の活動実態や資金の流れ、外部データなどの情報をもとに審査を行い、情報が不足する場合に限って決算書や試算表などの追加資料の提出を依頼し、それでも判断が難しい場合のみ、代表者情報の確認や代表者保証の要否検討へ進む段階的な審査フローを実装します。同じ手続きを一律に課すのではなく、各法人の実態に即した適切な手続きを行うことで、審査スピードと精度の両立を支援します。
<機能のイメージ>




■今後の展望
Finatextは、今回の機能強化を通じて、金融機関が保有するデータと外部データをシームレスに連携させ、事業者のニーズに対して最適なタイミングで適切な金融サービスを提供する法人向け総合ファイナンスサービスの実現をテクノロジーの側面から強力にバックアップし、企業の持続的な成長に貢献してまいります。
Finatextグループについて
Finatextグループは、「金融を“サービス”として再発明する」をミッションに掲げ、次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現するフィンテック企業グループです。金融サービスのあるべき姿をユーザー視点から見直し、パートナー事業者と共に新しい金融サービスを開発する「株式会社Finatext」、オルタナティブデータ解析サービスの「株式会社ナウキャスト」、証券ビジネスプラットフォームを提供する「株式会社スマートプラス」、次世代型デジタル保険の「スマートプラス少額短期保険株式会社」、貸金サービスに必要なシステムや業務を一気通貫で提供する「株式会社スマートプラスクレジット」といった事業会社を擁し、「金融がもっと暮らしに寄り添う世の中」の実現を目指しています。
株式会社Finatext
株式会社Finatextは、次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現するFinatextグループにおいて、フィンテックシフト事業および保険領域における金融インフラストラクチャ事業を担っています。「最速で、金融の新領域へ」をスローガンに掲げるフィンテックシフト事業では、金融機関の進化を実現するプロフェッショナル集団として、現状把握から目指す未来の実現まで一気通貫で導きます。金融サービサーとしての豊富な実務経験とユーザー理解、柔軟な対応力と圧倒的なスピードを強みとし、これまでに、複数の金融事業者のサービスを1つのプラットフォームで提供する三菱UFJ銀行様の『Money Canvas』、少額変額年金保険をスマートフォンで購入できる三井住友海上プライマリー生命様の『AHARA』など、革新的なサービスを開発しています。また、金融インフラストラクチャ事業においては、保険ビジネスプラットフォーム「Inspire(インスパイア)」とクレジットビジネスプラットフォーム「Crest(クレスト)」を軸に、金融DXに取り組む事業者を支援しています。Finatextは、これまで世の中になかった新しい金融サービスの創出により、金融がもっと暮らしに寄り添う世界を実現します。
会社名 : 株式会社Finatext
代表者 : 代表取締役CEO 木下 あかね
設立 : 2018年12月
所在地 : 東京都千代田区九段北一丁目8番10号 住友不動産九段ビル 9階
公式サイト: https://finatext.com/fn

