社会課題解決型ビジネス“百年ソーラー東北事業”の開始について

~地元企業×金融機関×スタートアップが連携し、中小型太陽光発電所を“集約・再生・長期運用”へ~

三菱UFJ信託銀行株式会社のプレスリリース

カメイ株式会社(本社:宮城県仙台市、代表取締役社長:亀井 昭男、以下「カメイ」)、三菱UFJ信託銀行株式会社(本社:東京都千代田区、取締役社長:窪田 博、以下「三菱UFJ信託銀行」)、七十七キャピタル株式会社(本社:宮城県仙台市、取締役社長: 今野 晃 )が運営する77ストラテジック・インベストメント第2号投資事業有限責任組合(以下「七十七キャピタル」)、ヒラソル・エナジー株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:李 旻、以下「ヒラソル・エナジー」)は、東北エリアの太陽光発電所を取り巻く廃棄・放棄課題の解決と長期安定稼働による脱炭素化を推進するために、「百年ソーラー東北合同会社(以下「百年ソーラー東北」)」と匿名組合契約を締結し、百年ソーラー東北は株式会社北日本銀行(本店:岩手県盛岡市、取締役頭取:石塚 恭路、以下「北日本銀行」)とプロジェクトファイナンス契約を締結いたしました。

1 事業の背景と目的 

“百年ソーラー東北事業”は、東北エリアに点在する中小型の太陽光発電所を取得・集約し、FIT期間満了後を見据えた長期安定運営を行う社会課題解決型ビジネスです。

日本にある太陽光発電所の多くは、2012年のFIT制度開始後に急速に普及したものであり、20年間のFIT期間満了後に発電所の廃棄・放棄が懸念されています。特に、国内太陽光発電所の約9割を占める中小型太陽光発電所(発電量1MW未満)は、オーナーの高齢化やメンテナンスコストの上昇等により、維持管理・修繕が行き届かない施設の増加が予見されます。また、東北エリアにおいては、積雪による発電量の低下、パネル破損・架台損傷の発生、出力抑制の増加の課題もあり、一層適切なモニタリングや修繕が求められます。

この課題解決のため、東北エリアの中小型太陽光発電所を取得・集約し、ヒラソル・エナジーの強みである「リパワリング技術」と「デジタル技術」を活用した長期安定運営を目的として「百年ソーラー東北」を新設し、カメイ、三菱UFJ信託銀行、七十七キャピタル、ヒラソル・エナジーの4社がそれぞれ匿名組合契約を締結します。また、地元金融機関である北日本銀行からのプロジェクトファイナンスを通じ、FIT期間終了後も見据えた長期安定運営を支える金融基盤を整備し、地域金融と一体となった東北エリアの社会課題解決プロジェクトとして推進してまいります。

【スキーム図】

2 事業の特徴(オペレーション・技術面)

「百年ソーラー東北」では、2029年までに東北エリアにある中小型太陽光発電所合計10MWの取得を計画しております。取得した太陽光発電所はアセットマネージャーを担うヒラソル・エナジーの技術を活用して性能評価・分析を実施し、必要に応じで本来期待される発電量に回復させるリパワリングを行います。ヒラソル・エナジーは、独自に取得した気象データと30分単位の発電データを活用したモデリング技術により、発電所の性能の強弱や課題を特定し、確実な手法で太陽光発電所のリパワリングを実施します。これまでにも発電性能を向上させた実績として、山梨県における「百年ソーラー山梨株式会社」で合計1MW、18カ所の発電所の集約・運営を実施しています。

また、本件では、匿名組合出資者であるカメイが、O&M事業者として太陽光発電所の運転管理・保守点検の役割を担い、地域に根差した長期的な運営を行います。

ヒラソル・エナジーの高度な技術とノウハウを活用したリパワリングにより太陽光発電所の性能を再生させるとともに、東北に深く根差したネットワークを持つカメイが長期的な運営・保守を担うことで、東北の再生可能エネルギー電源の比率を増加させ、東北におけるカーボンニュートラルの達成に貢献します。

【事業イメージ】

【リパワリングイメージ】

【別紙】

“百年ソーラー東北事業”に対する各社の期待

【カメイ】

  カメイ株式会社は、東北に根差す企業として、地域社会とともに持続的に発展することを重要な使命と捉えております。本事業は、東北エリアに点在する中小型太陽光発電所の長期安定運営を通じて、地域の再生可能エネルギー基盤を強化し、脱炭素社会の実現に貢献する取り組みです。当社は出資および運営面の双方から本プロジェクトに参画し、地域に密着したO&M体制を担うことで、再生可能エネルギーの長期安定供給を支えてまいります。本事業を通じて事業ポートフォリオの高度化を図るとともに、東北地域の持続可能な発展に貢献してまいります。

【三菱UFJ信託銀行】

三菱UFJ信託銀行は「MUFGカーボンニュートラル宣言」に基づき、社会およびお客様の脱炭素化支援を進めており、本事業においては、出資先であるヒラソル・エナジーの技術を社会実装することで、東北エリアの脱炭素化電源の安定供給と地産地消の推進に貢献したいと考えております。

【七十七キャピタル】

七十七キャピタルは、PJや企業への投資を通じて、地域のSDGs達成への貢献に努めております。出資先のヒラソル・エナジーの技術を東北地域にも導入し、太陽光発電設備のパフォーマンス最大化と長期安定稼働を両立させ、設備維持管理の課題解決とともに新たな価値を提供したいと考えております。

【ヒラソル・エナジー】

ヒラソル・エナジーは、プロジェクト組成をはじめ、発電所の取得・集約化支援やリパワリング、FIT期間終了後まで続く長期安定的なアセットマネジメントを実施することで、百年ソーラー構想を全国展開し、太陽光発電の長期安定稼働を実現したいと考えております。

【北日本銀行】

北日本銀行は、「サステナブルな未来をともにつくる課題解決の金融事業会社」として、気候変動への対応や再生可能エネルギー等を対象としたサステナブルファイナンスに積極的に取り組んでおります。当プロジェクトへの参画を通じ、参画企業の皆さまとともに、故郷東北の未来を共創してまいります。

以上

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