XTech Ventures、約130億円の3号ファンドを組成完了

〜1・2号ファンドの実績および3号ファンドの注目投資領域を公開 〜

XTech Ventures株式会社のプレスリリース

 XTech Ventures株式会社(本社:東京都中央区、代表パートナー:手嶋浩己・西條晋一、以下「XTech Ventures」)は、当社が運営する XTech3号投資事業有限責任組合(以下「3号ファンド」) について、約130億円での組成を完了したことをお知らせいたします。現在、既に3号ファンドから新規投資を積極的に進めています。「描く未来を、証明しよう。」を掲げ、起業家が抱く挑戦への執着心を信じ、その実現に向けて泥臭く率先して動く姿勢で伴走してまいります。

▪️運用中のファンドと私たちのスタンス

 2018年運用開始の1号ファンド(約52億円)、2021年運用開始の2号ファンド(約123億円)では、数多くのスタートアップへの投資を通じて起業家と事業の立ち上げや成長に向き合い、既に多くのIPO/M&A/株式譲渡(セカンダリー)を含む複数のEXITが生まれています。

私たちXTech Venturesは、1号ファンドを組成した2018年から一貫して、「IPOだけが唯一の正解ではない」という前提に立ってきました。

多様な選択肢を持ちながら、事業を長期的に伸ばすうえで何が最善かを起点に、事業成長とファンドとしてのEXITの形を投資先ごとにクリエイティブに組み立てていく。それこそがVCの重要な役割だと考えています。

市場、事業モデル、競争環境、そして事業・組織・財務のコンディションは刻々と変わります。だからこそ私たちは、起業家・経営チームとの対話を重ねながら、事業価値を長期的に伸ばすための勝ち筋を見立ててきました。その上でIPO/M&A/資本業務提携など複線的な成長シナリオを設計し、意思決定から実行まで伴走しています。

<IPO事例(一部抜粋)>

ベースフード株式会社 

完全栄養食事業
上場市場:東証グロース市場
コロナ禍で急成長をし、当社投資後短期間でのIPOを実現し、その後も商品多角化などを通じて成長を続けている事例

<M&A事例(一部抜粋)>

GRAND株式会社(旧:株式会社東京)
エレベーター広告事業
譲渡先:三菱地所株式会社
不動産アセットとのシナジーを活かし、市場拡大を一気に進めた戦略的M&A事例

Thinkings株式会社
採用管理システム「sonar ATS」の開発・提供
譲渡先:株式会社ビズリーチ
HR領域で単一プロダクトとしてではなく、ビズリーチが提供するATS「HRMOS」との連携で面を取り、中長期的な成長を見据えた大型M&Aを実現した事例


今後も未上場企業への投資を通じて事業価値、ひいては企業価値の最大化を支援しながら、当社ファンドとしての最適なEXITの形をスタートアップの皆様とともに組み立てていきます。

▪️起業・事業経営・投資経験を有するパートナー陣の紹介と3号組成完了にあたってのコメント

 XTech Venturesは、代表パートナーの手嶋浩己・西條晋一両名も自ら豊富な起業・事業経営の経験を持ち、実践的で起業家目線に立った投資先支援を特徴としています。また、3号ファンドの投資活動開始にあわせ、PEファンド出身で起業経験も有する藤本 崇が新たにパートナーに就任いたしました。

代表パートナー:手嶋浩己

プロフィール

1976年生まれ。1999年一橋大学商学部卒業後、博報堂に入社し、戦略プランナーとして6年間勤務。2006年インタースパイア(現ユナイテッド)入社、取締役に就任。その後、2度の経営統合を行い、2012年ユナイテッド取締役に就任、新規事業立ち上げや創業期メルカリへの投資実行等を担当。2018年同社退任した後、Gunosy社外取締役を経て、LayerX取締役に就任(現任)。平行してXTech Venturesを創業し、代表パートナーに就任(現任)。

コメント

当社を創業する際に、VC業界の先立の皆様から、「本当のスタートは3号から」という言葉をいただいたことがありました。1号はその前の職のモメンタムと勢いで作れるが、3号は1号以降の実績がないと難しい、という意味でした。真のスタートに立たせていただいたと自覚しつつ、自由に成果を追い求めて参ります。

代表パートナー:西條晋一

プロフィール

1996年早稲田大学法学部卒業後、伊藤忠商事に入社し、財務部、為替部を経験後、2000年サイバーエージェントに入社。サイバーエージェントFXなど多くの新規事業、子会社の立ち上げに携わり、複数社の代表取締役を歴任。2006年サイバーエージェント・ベンチャーズ初代社長。2004年本社取締役就任。2008年本社の専務取締役COOに就任、2010年から約2年間は米国法人社長を兼務しシリコンバレーに駐在。2013-2017年WiL共同創業者ジェネラルパートナー。2018年XTech Venturesを創業、同年にエキサイトホールディングを設立し代表取締役社長CEOに就任し、TOBによりエキサイト株式会社の全株式を取得して2018年11月に完全子会社化後、2023年に東証スタンダード市場へ再上場を果たす。2022年より日本ベンチャーキャピタル協会理事に就任。

コメント

1号、2号ファンドを通じて、特定の領域にとらわれず、時代の変化を捉えながら柔軟に投資を続けてきました。IPOだけを正解とせず、M&Aやセカンダリーなど多様なEXITを起業家と共に模索してきたことも大切にしてきた姿勢です。3号ではその延長線上にありながら、新たな構造転換領域にも本格的に挑戦します。規模の拡大よりも、信頼できるチームで起業家と本気で伴走できるファンドサイズも意識しました。

代表パートナー:藤本崇

プロフィール

1976年生まれ。12歳の時に渡米し、合計15年間を米国で過ごす。新卒で米国Universal Studiosに入社。乗り物の設計に従事。その後航空貨物大手FedExにて物流企画に従事。MBA後にカーライルグループに参画し、5年間PE投資に従事。2012年にストリートアカデミーを創業。 VCからの資金調達を経て教育のスキルシェア「ストアカ」を80万人ユーザー、講師5万人規模にまで成長させる。2024年に事業会社への売却に伴い代表取締役を後任に譲り、現在社外取締役を務める。2025年3月XTech Venturesに参画。コーネル大学 機械航空工学部卒、スタンフォード大学 MBA卒。

コメント

AIおよびphysical AIによって産業および技術領域そのものが急速に拡張し、また日本においては高市政権の発足と共に国としての重点成長領域が定義されたタイミングにて、満を持して我々の3号ファンドが組成できたことに、個人的にワクワクしています。これまでGP2名を中心に培って来た投資と事業創造のノウハウに私個人が持っているスタートアップ経験やバイアウト投資などの知見を融合させ、日本が誇る技術領域で大きな事業を創る起業家の発掘と育成、そしてそれらを通じたLP様へのリターンの創出に、全力でコミットして参りたいと思います。

▪️組成完了したXTech3号ファンドについて

ファンドの特徴(投資方針)

  • 投資ステージ:主にシード・アーリー(シリーズAまで)

  • 投資スタンス:リード投資を中心に、フォロー投資も一部実施

  • 投資金額  :新規投資 2,000万円〜5億円/追加投資を含め1社あたり最大累計10億円程度まで

  • 対象領域 :制約なし

3号ファンドにおいても、原則として投資領域の制約は設けません。なぜなら、新しい産業の可能性を見つけ出すのは常に「起業家」自身であると信じているからです。

一方、3号ファンドでは、従来強みとしてきたソフトウェア・テクノロジーやコンシューマ領域に加え、エネルギー、宇宙・防衛、先端技術といった国家レベルの構造転換領域にも本格的に踏み込みます。2024年12月にファンドの組成を開始して以降、既に有望スタートアップ15社に対して投資を実行しております。

注目投資領域

各ベンチャーキャピタリストが領域ごとに起業家の視座と構造変化の必然性に対して独自の仮説・見解を培い、それらの活動を通じて構築した知見を活用しながら迅速かつ適切な投資判断・実行を進めています。特に注目している領域と実際の3号ファンド投資先の事例をご紹介します。

01、エネルギー

AIの普及によりデータセンター等の電力需要が急増し、核融合や原子力の小型モジュール炉や次世代炉といった発電レイヤーでの技術イノベーションによる供給拡大はもちろん、系統・許認可・運用の全レイヤーでの効率化に資する技術革新にも着眼しています。

3号投資先事例 
Bluefield Energy株式会社:小売電気事業者向けのシステム開発・提供、電力アグリゲーション事業

02、AI(AIプロダクト/AIネイティブな実業プレイヤー) 

AIを産業再設計のエンジンとして捉えています。単なる既存事業の業務効率化にとどまらず、昨今・そして今後のAI技術の進展があって初めて経済性が確立できうる新たなビジネスオペレーションやビジネスドメインに注目しています。BtoBやBtoCといった区分けは問わず、産業そのものを再発明する事業モデルが生まれると見ています。

3号投資先事例
株式会社RICOS:CAEシミュレーション向けAIソリューションの開発・販売


03、リアル体験・店舗を含むコンシューマビジネス

ユーザーインサイトに根差した体験価値と収益性を両立できるモデルは、再現性をもって急成長できる。私たちはこれまでの投資経験を通じて、この領域に強い手応えがあります。コンシューマトレンドへの洞察を武器に、新しい体験を「カテゴリ」として立ち上げ、ユニットエコノミクスを磨き切ってスケールさせたい起業家の皆様と、ご一緒したいと考えています。

3号投資先事例

株式会社ZEAL:ボクシングフィットネスの運営

04、宇宙・防衛を含む国策領域

政府の成長戦略・重点分野に代表される国策領域におけるイノベーションの社会実装を積極的に支援してまいります。特に国内における市場としての成長が著しく期待されている宇宙領域と防衛領域では、民間スタートアップによる事業提案がさらに加速していくと見込んでいます。

3号投資先事例
株式会社space Quarters:宇宙空間での溶接・組立ロボットによる宇宙建築ロボットシステムの開発・提供


05、その他の先端技術領域

日本が研究開発および技術において世界をリードすると言われる先端技術領域、具体的にはPhysical AI・ロボティクス、量子・半導体、ライフサイエンスなどの領域について、研究・技術として確立されていてもビジネス用途や事業開発がまだ未完成な技術の発掘・社会実装に取り組んでまいります。

3号投資先事例
株式会社メカノクロス:メカノケミカル合成の開発・導入

上記に該当する領域や志向をお持ちの起業家の方はもちろん、たとえ他のVCが二の足を踏むような領域や、一見して「VC受け」が良くないと思われる事業であっても、そこに確かな「成功への執着心」と「独自の仮説」があるならば、私たちはご一緒したいと考えています。

アイデア段階でのご相談も歓迎です。まずは「壁打ち」としてお気軽にご連絡ください。

▪️起業前後・事業立ち上げ期の伴走、創業支援の実績

XTech Venturesは、起業準備中の方から創業初期の起業家・チームまでを対象に、事業の立ち上げと成長に集中できる環境として、東京駅徒歩1分のVC同居型オフィス 「xBridge – Yaesu(クロスブリッジ八重洲)」 を運営しています。

また同オフィスを拠点に、採択チームが24時間無料で利用でき、日常的にベンチャーキャピタリストと議論できるアクセラレーションプログラム 「X-Gate(クロスゲート)」 を実施しています(採択時の出資は前提としません)。2022年4月の開始以来、全8期にわたり、事業機会の探索から仮説検証、初回の資金調達に向けた準備まで、起業家の状況に応じて伴走してきました。

▼過去参加したスタートアップ企業のその後(一部抜粋)

なお現在、「X-Gate」は第9期生の募集期間中です。アイデア段階〜創業初期で、事業案の検討や半年以内にVCからの資金調達を検討されている方は、ぜひ詳細をご確認ください。

▪️同日配信:Podcastで語る「3号ファンド130億円の設計思想」

XTech Venturesが運営しているPodcast「スタートアップ オフレコ対談」にて、本日8:00より「3号ファンドレイズ完了! – ファンド規模130億円に込めた戦略」を配信開始しています。3号ファンドの設計思想や、なぜこの規模で組成したのか、そしてリターン設計から逆算した投資スタイルを、できるだけ率直にお話しします。起業家の皆様が「どんなVCと組むか」を考える際の判断材料になれば幸いです。

▪️XTech Venturesについて

XTech Venturesは、2018年に設立された独立系ベンチャーキャピタルです。「描く未来を、証明しよう。」をミッションに、長期的な成長を志向する起業家・スタートアップに伴走し、シード・アーリー期のスタートアップにリード投資家として支援をしています。

会社名:XTech Ventures株式会社
設立:2018年1月11日
代表パートナー:手嶋浩己、西條晋一
所在地:〒103-0028 東京都中央区八重洲1-5-20 東京建物八重洲さくら通りビル3F
URL:https://xtech-ventures.co.jp

【本件に関するお問い合わせ】
XTech Ventures株式会社:info@xtech-ventures.co.jp
お問い合わせはこちらから:https://www.xtech-ventures.co.jp/contact

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。