~経験者は「説明と判断」、未経験者は「理解と経験」が課題に~
株式会社ABCash Technologiesのプレスリリース
株式会社ABCash Technologies(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:辻 侑吾)は、グリーンモンスター株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:小川 亮)と合同で、18歳未満の子どもを持つ投資経験と投資未経験の保護者492名を対象に『こどもNISA』に関する調査を実施しました。
その結果、こどもNISAの利用意向は全体で半数未満にとどまり、投資経験の有無によって制度への向き合い方や不安の内容に違いがあることが明らかになりました。

調査の目的
本調査は、2027年に利用開始が見込まれている『こどもNISA』(※1)について、制度開始を前にした保護者の利用意向や不安、子どもへの説明や関与に対する考え方を把握するために実施したものです。
前編となる本リリースでは、制度の理解状況に加え、投資経験の有無による意識やつまずきの違いに着目し、家庭内での受け止め方や判断のされ方といった全体像を整理しています。制度開始前の現段階における保護者の認識や不安を可視化することで、こどもNISAを家庭で活用できる制度にしていくための課題を明らかにすることを目的としています。
※1…財務省 令和8年度税制改正の大綱の概要より(https://www.mof.go.jp/tax_policy/tax_reform/outline/fy2026/08taikou_gaiyou.pdf)
こどもNISA調査:サマリー
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こどもNISAについて「内容まで理解している」と回答した保護者は全体の16.5%にとどまり、投資経験者でも約2割にとどまった。投資未経験者では5.0%未満にとどまり、約4割が「知らない」と回答している。
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こどもNISAの利用意向については、「利用したい」と回答した保護者は全体の半数未満にとどまった。投資経験者では6割を超えた一方、投資未経験者では2割未満にとどまり、投資経験の有無によって制度への向き合い方に差が見られた。
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こどもNISAの利用を迷う・利用しない理由として、投資経験者では「制度や運用方法がわからず、判断に迷う」「子どもに説明できる自信がない」といった不安が多く、投資未経験者では「家計に余裕がない」「自分自身がNISAをしていない」といった、制度理解以前の段階での不安が上位に挙がった。また、子どもの年齢が中高生の場合、「今からでは長期積立が難しい」と感じ、利用をためらう声もあった。
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家庭内で「投資や資産形成」について子どもと話している割合は、投資経験者で17.1%、投資未経験者では2.7%にとどまり、家庭内で投資を話題にする機会自体が限定的である実態が示された。
こどもNISA調査:結果
投資経験者でも「十分に理解している」と言える人は2割程度
投資経験者のうち「知っていて、内容も理解している」と回答した保護者は23.2%にとどまりました。一方で、投資未経験者では4.9%とさらに低く、約半数が「知らない」と回答しました。こどもNISAは投資経験の有無に関わらず、まだ十分な理解が進んでいない制度であることがわかります。

こどもNISAの利用意向は半数未満にとどまる
こどもNISAの利用意向について聞いたところ、「利用したい」と回答した保護者は全体の半数未満でした。制度への関心は一定程度見られるものの、多くの家庭で「迷っている」「利用する予定はない」という段階にとどまっており、こどもNISAが広く活用されるには、なお課題が残されていることがうかがえます。
また、投資経験者では「利用したい」と回答した保護者が62.3%と6割を超えた一方、投資未経験者では17.6%にとどまり、「迷っている」「利用する予定はない」があわせて8割を超えました。
投資経験の有無によって、制度を前向きに捉えられるかどうかに大きな差があり、投資未経験者にとっては、こどもNISAがまだ身近な選択肢になっていない様子がうかがえました。

利用を迷う理由は、元本割れのリスクよりも子どもへの説明や経験
こどもNISAの利用を「迷っている」「利用する予定はない」と回答した保護者に理由を聞いたところ、投資経験者では「制度や運用方法がわからず、判断に迷う」(16.6%)「家計に余裕がない」(15.1%)「子どもに説明できる自信がない」(8.5%)が上位に挙がりました。
一方で、投資未経験者では「家計に余裕がない(34.3%)」「制度や運用方法がわからず、判断に迷う(30.3%)」「自分自身がNISAをしていない(29.3%)」といった、制度理解以前に、家計や自分自身の経験に対する不安が目立ちました。同じ迷いでも、投資経験の有無によって、つまずく段階が異なることがわかります。
また、「自分のNISA口座で運用したい」といった意見や、子どもの年齢が中高生の場合に「今からでは長期の積立が難しい」と感じる声も見られ、既存NISAとの使い分けや制度の活用イメージに迷いが生じていることが明らかになりました。

お金の話はしていても、投資や資産形成については家庭内でほとんど話されない
お子さまと話したことがあるお金の話題について聞いたところ、投資経験者・未経験者ともに、「お金の使い方や貯金(お小遣い・買い物など)」(投資経験者41.9%/投資未経験者40.7%)「働くことや収入の話」(投資経験者32.9%/投資未経験者26.9%)については一定の会話がある一方で、「投資や資産形成」について子どもと話している家庭は、投資経験者で17.1%、投資未経験者では2.7%にとどまりました。
投資経験の有無によって一定の差は見られるものの、いずれの層でも低水準であり、家庭内で投資について話す機会そのものが限られている実態がうかがえます。

本調査から、2027年の制度開始を控える現段階において、こどもNISAは投資リスクへの不安以上に、保護者自身の理解や判断、またそれを子どもにどう伝えるかという点で、多くの家庭が立ち止まっていることが明らかになりました。
今後、制度の本格運用に向けて、単なる制度の周知にとどまらず、保護者が安心して学び、家庭内で対話できる環境を整えることが、こどもNISAを実際に活用される制度として定着させていくうえで重要であると考えられます。
本調査結果を踏まえ、両社はそれぞれの強みを活かし、保護者が安心して制度と向き合える環境づくりに取り組んでいく予定です。
報道関係者さまへのお願い
本リリース内容の引用、転載に際しては必ず、
『株式会社ABCash Technologies・グリーンモンスター株式会社 合同調査』と記載してください。
調査概要
調査タイトル:『こどもNISA』に関する意識調査(前編)
調査対象 :18歳未満の子どもがいる保護者で、グリーンモンスターおよび
ABCash Technologiesのユーザー、スマートフォンリサーチ(外部調査)
調査期間 :2026年1月8日~2026年1月15日
調査方法 :インターネット調査
調査地域 :全国
有効回答数 :投資経験者 310件/投資未経験者 182件
※ 回答率(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しています。
このため、合計数値は必ずしも100%とはならない場合があります。
グリーンモンスター株式会社 会社概要
「トウシカ」「株たす」「FXなび」など体験型投資学習アプリシリーズを運営。ユーザー体験に寄り添ったプロダクト開発を強みに、投資学習や金融教育、資産形成をどなたでも手軽に学んでいただけるよう取り組んでおります。この体験型投資学習アプリシリーズは、累計で1,000万インストールを突破し、大変多くの方にご利用いただいております。
グリーンモンスターは「おかねに対する意識と行動を変える」というミッションを掲げ、「お金のための投資」という考えからステップアップし、投資を通じて「消費者から支援者へ」と人々と社会とのかかわり方を変えていくことを目指しております。社会の支援者としての投資家を増やすことで、起業家に対する挑戦とイノベーションの土壌を培い、日本の世界における新たなプレゼンス発揮の促進に貢献してまいります。
社名 グリーンモンスター株式会社
所在地 東京都渋谷区神南1-4-9
代表者 小川 亮
設立 2013年7月29日
証券コード 157A(東京証券取引所グロース市場)
事業内容 体験型投資学習アプリ配信・金融教育事業
株式会社ABCash Technologies 会社概要
株式会社ABCash Technologiesは、「お金の不安に終止符を打つ。」をミッションに掲げ、2018年に創業しました。当社は金融教育サービスを通じて、お金の情報格差のない世界を実現する新しいビジネスを追求しています。
主要事業の『ABCash(エービーキャッシュ)』では、専属のファイナンシャルコンサルタントが金融知識・ノウハウ提供、資産管理・運用サポートなどのお金のトレーニングを提供しており、2025年9月には累計受講者数が8万人を突破しました。
社名 株式会社ABCash Technologies
設立 2018年2月2日
代表取締役社長 辻 侑吾
本社 東京都渋谷区道玄坂一丁目12番1号 渋谷マークシティウエスト 15階
大阪支店 大阪府大阪市中央区難波五丁目1番60号 なんばスカイオ 14階
HP https://company.abcash.co.jp/
本件に関する問い合わせ先
株式会社ABCash Technologies 広報担当 大矢
Tel:070‐1310‐4153 / Email:pr@abcash.co.jp
