英国における太陽光・陸上風力発電所への事業参画について

～優良稼働済み発電資産の権益取得により、欧州における再エネ事業基盤を強化～

東京センチュリー株式会社のプレスリリース

東京センチュリー株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：藤原弘治、以下「当社」）は、英国のエネルギー大手Octopus Energy Group傘下のOctopus Energy Generationが管理する資産運用ファンドと、同ファンドが保有する稼働済み太陽光発電所および陸上風力発電所へ共同投資する契約を本日付けで締結しました。本事業を通じて得られる事業運営の知見やネットワークを生かし、海外における再生可能エネルギー事業のさらなる拡大を目指します。

本契約に基づき、当社はイングランドに位置する「Breach（ブリーチ）太陽光発電所（総発電量容量67MW）」の権益、およびスコットランドに位置する「Crossdykes（クロスダイクス）陸上風力発電所（同、46MW、風車10基）」の権益を、それぞれ49%取得します。残りの持分は、Octopus Energy Generationが運用するOctopus Renewables Infrastructure Trust plc（ORIT）と、Octopus Renewables Infrastructure SCSP（ORI SCSp）が保有します。

両発電所は、クリーンエネルギーの調達を重視する英国の大手民間企業との間で長期売電契約（PPA）を締結済みであり、英国における企業活動の脱炭素化実現に貢献するほか、発電事業としても安定的かつ予見性の高い収益が見込まれます。さらに、Breach太陽光発電所については、将来的に同一敷地内に蓄電所を併設する権利を有しており、今後、建設実施に向けた検討を進めていきます。

当社は、英国での再生可能エネルギービジネスにおいて、同国最大のエネルギー供給会社であるOctopus Energyを最適な運営パートナーであると捉えております。同社は、その発電部門を通じて世界21カ国で再生可能エネルギープロジェクトに投資するグローバルなエネルギー事業のエキスパートとして、再生可能エネルギー資産の管理において豊富な実績と高い知見を有しており、本件協業を通じて、欧州での事業基盤をさらに強固にしてまいります。

本件は欧州において、2024年2月の英国太陽光発電所※1、同年12月のイタリア太陽光発電プロジェクト※2、2025年11月の英国陸上風力発電所※3への参画に続く取り組みです。当社は今後も、高い知見を有する事業パートナーとともに、欧州・北米を中心とした再生可能エネルギー事業の拡大に注力することで、クリーンエネルギーの普及と脱炭素社会の実現に貢献していきます。

■　本事業概要

	Breach 太陽光発電所	Crossdykes 陸上風力発電所
総発電容量	67MW	46MW（風車10基）
発電所所在地	イングランドケンブリッジシャー州	スコットランドラナークシャー州
商業運転開始時期	2024年	2021年
株主構成	ORIT (51%) 東京センチュリー (49%)	ORI SCSp (51%) 東京センチュリー (49%)

■　Octopus Energy Generationの概要

会社名	Octopus Energy Generation
本社所在地	英国ロンドン
代表者	Zoisa North-Bond, CEO
設立	2010年
事業内容	再生可能エネルギーおよびクリーンテック分野における欧州有数の投資家であり、世界21か国、合計約5GWの再生可能エネルギープロジェクトを管理しています。70億ポンド（90億ドル／85億ユーロ）の事業規模を持つOctopus Energy Group傘下の企業であり、世界的なエネルギー転換を牽引しています。太陽光、蓄電池、風力プロジェクトに加え、地域に応じた市民主導の先駆的な取り組みを推進しており、強風時に近隣地域に安価な電力を提供する世界初の風力発電料金プランなど、市民が再生可能エネルギーの恩恵を享受できる仕組みを提供しています。