株式会社うむさんラボのプレスリリース
沖縄で社会起業家を支援する株式会社うむさんラボ（以下、「うむさんラボ」）が運営する、地域課題解決型のインパクト投資ファンド「カリーインパクト＆イノベーション1号投資事業有限責任組合」（以下、「カリーファンド」）は、演劇と対話を組み合わせた平和学習プログラム「ピースシアター」等を展開する株式会社ナラティブ（沖縄県宜野湾市、以下「、ナラティブ」）へ400万円の出資を実行いたしました。
また、ナラティブは本出資に加えて、沖縄振興開発金融公庫から800万円の融資を受けることになりました。調達資金は、県内外でのプログラムの安定実施に向けた事業基盤の強化、事業発展に活用します。
■ナラティブが取り組む社会課題と実現したい社会
戦後80年となり、戦争体験者が少なくなっていく中、どうやって次の世代に平和のバトンを繋いでいくのか。
ナラティブでは、演劇の力を活用した戦争体験の継承に取り組んでいます。
「二度と戦争を繰り返さないでほしい」という沖縄戦体験者の想いを元に平和劇を制作し、おもに中学生・高校生に向けた学校公演を行なっています。2021年の初上演からこれまで日本全国で69公演、およそ7,500名にご来場いただきました。
演劇と対話により学びの「自分ごと化」を促し、一人ひとりが日常的に平和を考える機会をつくるとともに、舞台役者の就労環境の改善にも取り組み、平和の担い手として育成していきます。ナラティブはこれらの取り組みを通じて、「沖縄が“平和の島”として世界に知られること」を目指し、平和の継承活動を続けていきます。
■本出資の背景・目的
沖縄の修学旅行市場は年間約30万人・1,900校と規模が大きく、平和教育へのニーズも高いです。同社は、演劇と対話を組み合わせた主体的学習プログラムにより「自分ごと化」を促し、平和の発信・継承に取り組みます。また、連携する大手旅行代理店の全国ネットワークを活かし、コンテンツの県外・海外展開を見込みます。
■カリーファンドの役割について
カリーファンドは、沖縄に根差したインパクト投資ファンドとして、経済的リターンと社会的インパクトの両立を目指す企業への投資・伴走支援を行っています。本出資後は、インパクト測定・マネジメントを導入し、ロジックモデルに基づくインパクト評価を継続的に実施することで、ナラティブが目指す社会の実現を支援していきます。
同社は、沖縄県のアクセラレーションプログラムの参加やスタートアップ起業支援金などの公的支援を活用して事業を立ち上げ、民間資金（カリーファンド等）を組み合わせることで成長を加速していきます。沖縄発の平和・調和の精神を国内外へ発信するため、カリーファンドおよびGPであるうむさんラボのコミュニティや繋がりを最大限に活用し、共創型の伴走で事業創出を進めてまいります。
■ナラティブの概要
名称：株式会社ナラティブ
代表者：代表取締役 永田 健作
所在地：沖縄県宜野湾市（本社）
事業内容：修学旅行向け平和学習プログラム「ピースシアター」、市民劇の企画・制作、企業研修、映像制作 ほか
■カリーファンドの概要
名称：カリーインパクト＆イノベーション1号投資事業有限責任組合
設立：2023年5月10日
無限責任組合員：株式会社うむさんラボ
所在地：沖縄県浦添市内間四丁目5番25号
URL：https://karry-fund.jp/
■うむさんラボの概要
名称：株式会社うむさんラボ
代表者：代表取締役 比屋根 隆
所在地：沖縄県浦添市内間四丁目5番25号
創業：2019年1月1日
URL：https://umusunlab.co.jp/
■本件に関するお問い合わせ
カリーファンド事務局（株式会社うむさんラボ内）
E-mail：karry-fund@umusunlab.co.jp
