ドコモが生命保険の営業職員向けスマートフォンを明治安田生命に提供

NTTドコモのプレスリリース

 株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、明治安田生命保険相互会社(以下、明治安田生命)の全国約3万人の営業職員向けに、業務用スマートフォンを提供しました。保険商品の手続きや契約者への情報提供などの用途で、2019年10月に利用者への配布を完了し、2019年11月から本格運用を開始します。全営業職員への業務用スマートフォンの導入は、大手生命保険会社では初の取り組みとなります。

 

 今回、ドコモが提案し、設計導入した業務用スマートフォンは、「端末上に顧客情報を保有しないクラウドファースト※1のシステム設計」、「スクリーンショットが撮れない機能」、「スマートフォン内を機密性の高いアプリを置く領域と一般的なアプリを置く領域の2つに分ける(不要にセキュリティーを高めることで利便性を損なわない)機能」、「顧客情報閲覧用の業務アプリケーションに生体認証(指紋)でログインができる機能」などを、搭載しました。これにより、ビジネスで必要とされる安全性の確保を実現いたしました。

 システム設計においては、クラウドサービスをベースにすることで、システムの堅牢性・汎用性・拡張性を高め、スマートフォンの導入期間を短縮しました。

システムイメージ

<営業職員向けスマートフォンのシステムイメージ>

 また、最適なチャットアプリや電話帳アプリの導入により、お客さまとのコミュニケーション手段の多様化に対応するとともに、高精細カメラ機能の活用により各種お手続きのペーパーレス化の推進を実現し、営業職員の対面サービスの進化に貢献しました。

 これまで、生命保険業界に特化したスマートフォン利用システム開発のため、ドコモは明治安田生命と2017年9月から約2年間の実証を重ね、端末や導入するアプリの選定、アプリカスタマイズの支援、導入・展開に向けてサポートしてまいりました。今後も、より安全なスマートフォンの利用に向けて、運用面でのサポートを行ってまいります。

 ドコモは、今後もサービスのさらなる充実に向けて、高品質・高速のネットワークに加え、お客さまに寄り添った提案・導入・運用でモバイルデバイス導入時の課題解決を全面的にバックアップしてまいります。

※1 クラウドファーストとは、情報システムの設計時にクラウドサービスの採用を最優先にすること。

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