株式会社あおぞら銀行のプレスリリース
株式会社あおぞら銀行(代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO):馬場信輔、本店:東京都千代田区)は、日本の60代を中心とするチャレンジ精神旺盛でアクティブな世代を「Brilliant60s=輝ける60代」と名付け、ポジティブな人生をおくるサポートをすべく、シニア層のお客さまへの資産運用コンサルティングに注力しております。
あおぞら銀行では、このBrilliant60s世代に注目し、コアとなる全国の55~74歳の男女約2,000名を対象にした「シニアのリアル調査」を2014年から毎年実施しております。今年で6年目を迎えた最新の調査結果をお知らせいたします。
1. 運転は何歳まで? ご家族の助言に従う?
~「75歳まで」「80歳まで」「衰えを実感するまで」の3派に割れる~
★「車やオートバイをいつまで運転したいか」と今後の見通しを質問すると、「75歳まで」が17.3%、「80歳まで」が17.1%、「何歳までと決めていないが、身体能力や反射神経の衰えを実感するようになるまで」が17.2%と、この3派がほぼ並んで上位を占めた。
★一方、「自主返納した」は3.2%。「配偶者や家族から『やめた方がいい』と言われるまで」は1.5%と少数派にとどまった。
2. 「振り込め詐欺」への対策は? 家族と話し合いをしている?
~女性の方が男性より用心深く対策を講じている~
★いわゆる「振り込め詐欺」に対してどのような対策をしているか聞いたところ、「(何らかの)対策をしている」シニアが44.6%だった。男女別では男性36.8%に対し女性が51.9%と、女性シニアの意識の高さがうかがえる。年齢別にみると50代後半で37. 6%、60代で42.9%、70代前半で54.4%と年齢が上がるとともに対策を講じているという回答が増加している。
★対策の中身は「ニュースやネット情報等で効果的な対策に触れて日々考える」が17.7%でトップ。「家族と話し合い、対策を考えて備えている」が10.4%、「電話は会話を録音する設定をしている」9.6%と続く。
3. 人生100年時代の遺産相続見通しは? あなたの財産は誰に・いつ?
~男性は「妻に」、女性は「子供に」が最多。財産承継のタイミングが未定のシニアは約5割~
★自分の財産を誰に承継するか決まっている人は59.8%。男性シニア56.1%、女性シニア63.3%と女性シニアがやや多かった。年齢別では50代後半で53.4%、60代で60.8%、70代前半では63.5%と年齢と共に、決まっている割合が増加する。一方で、「自分の財産を誰に承継するか決まっていない」という結果は31.9%だった。
★自分の財産を承継する人は「子供」(28.1%)、「配偶者」(23.9%)が中心だが、男性シニアは「子供」16.2%、「配偶者」33.2%に対し、女性シニアは「子供」39.4%、「配偶者」15.1%と異なる結果となった。
★財産承継のタイミングは「自分の死後、遺書に従って」が37.1%と最も高く、生前贈与を予定している人は3.1%にとどまった。一方で、「財産承継のタイミングを決めていない人」は49.2%と、シニアの半数が決めていないことがわかった。
別紙
- あおぞら銀行 「シニアのリアル調査」 2019
【調査目的】 シニアの方々の暮らしぶり・老後の意識・資産運用・旅行や外食・趣味・お子さまやお孫さまについてなど、様々な視点からお金に関連する実態やその意識を調べる。 【調査対象者】 全国55~74歳の男女 合計2,071人 【調査内容】 インターネット調査 2019年6月7日(金)~2019年6月8日(土)実施 【金融資産背景】 当調査対象者の平均金融資産額:50代後半1,687万円、60代1,949万円、70代前半1,932万円 一般(二人以上の世帯)の平均金融資産額(*):50代1,828万円、60代2,415万円、70歳以上2,565万円 (*)出典:2018年金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」調べ |
<調査結果詳細>
1. 運転は何歳まで? ご家族の助言に従う?
~「75歳まで」「80歳まで」「衰えを実感するまで」の3派に割れる~
質問:いつまで(車やオートバイを)運転したいと考えているか?
「車やオートバイをいつまで運転したいか」と今後の見通しを質問すると、「75歳まで」が17.3%、「80歳まで」が17.1%、「何歳までと決めていないが、身体能力や反射神経の衰えを実感するようになるまで」が17.2%と、この3派がほぼ並び、全体の過半数(51.6%)を占めた。男女で比べると、「75歳まで」は男性シニア17.6%に対し女性シニア17.0%と差がないが、「80歳まで」は男性シニア23.3%、女性シニア11.3%と倍以上の開きがある。男性シニアの方が運転にはこだわりがあることがうかがえる。
一方、「自主返納した」は3.2%。「配偶者や家族から『やめた方がいい』と言われるまで」は1.5%と少数派にとどまった。尚、女性シニアは「ペーパードライバーで、そもそも運転をしていない」11.8%、「そもそも運転免許をもっていない」20.0%と運転の機会のない人が3割強存在した(【図1】参照)。
2.「振り込め詐欺」への対策は? 家族と話し合いをしている?
~女性の方が男性より用心深く対策を講じている~
質問:「振り込め詐欺」に対して、どのような対策をしているか?
いわゆる「振り込め詐欺」に対してどのような対策をしているか聞いたところ、「ニュースやネット情報等で効果的な対策に触れて日々考える」が17.7%でトップ。「家族と話し合い、対策を考えて備えている」が10.4%、「電話は会話を録音する設定をしている」9.6%と続く。これら項目のいずれかに答えた「(何らかの)対策をしている」シニアが44.6%だった。
一方で「自分は対象外で、被害にあわないと思っている」と答えたシニアが12.5%おり、さらに「振り込め詐欺」については、今のところ特に対策も考えていない」という回答は43%に上った。こうした「対策をしていない」シニアが55.4%と、「対策をしている」シニアを上回っていた(【図2】参照)。
男女別では男性36.8%に対し女性が51.9%と、女性シニアの意識の高さがうかがえる。特に「ニュースやネット情報等で効果的な対策に触れて日々考えている」が男性シニア12.9%に対し女性シニアが22.2%と差が大きい(【図3】参照)。
年齢別にみると50代後半で37. 6%、60代で42.9%、70代前半で54.4%と年齢が上がるとともに対策を講じているという回答が増加している(【図4】参照)。
3.人生100年時代の遺産相続見通しは? あなたの財産は誰に・いつ?
~男性は「妻に」、女性は「子供に」が最多。財産承継のタイミングが未定のシニアは約5割~
質問:財産承継する人や方法は決まっているか?
自分の財産を誰に承継するか決まっている人は59.8%。男性シニア56.1%、女性シニア63.3%と女性シニアがやや多かった。年齢別では50代後半で53.4%、60代で60.8%、70代前半では63.5%と年齢と共に、決まっている割合が増加する。一方で、「自分の財産を誰に承継するか決まっていない」という結果は31.9%だった(【図5】参照)。
自分の財産を承継する人は「子供」(28.1%)、「配偶者」(23.9%)が中心だが、男性シニアは「子供」16.2%、「配偶者」33.2%に対し、女性シニアは「子供」39.4%、「配偶者」15.1%と異なる結果となった(【図6】参照)。
質問:財産承継のタイミングは決まっているか?
財産承継のタイミングは「自分の死後、遺書に従って」が37.1%と最も高く、生前贈与を予定している人は3.1%にとどまった。一方で、「財産承継のタイミングを決めていない人」は49.2%と、シニアの半数が決めていないことがわかった。(【図7】参照)。