ライフネット生命保険株式会社のプレスリリース
ライフネット生命保険株式会社(URL:https://www.lifenet-seimei.co.jp/ 本社:東京都千代田区、代表取締役社長:森亮介)は、2025年3月17日に代表取締役社長の異動を発表しました。6月に行われる定時株主総会と取締役会での決議を経て代表取締役社長に就任するのは、上級執行役員(現職)の横澤淳平です。このたび、新旧社長の対談をライフネット生命公式noteで公開しましたので、その一部をご紹介します。
※以下は、ライフネット生命公式noteに掲載された対談の一部を抜粋しています。
全文につきましては「業界変革のさらに先へ ー 保険に、最高のイノベーションを」をお読みください。

――社長交代ということで率直に驚きました。いつ頃から計画されていたのでしょうか
森:実は自分が社長になったときに、もともと5年と決めていたんです。5年で成果を出さねばと。そして次の社長、つまり後継者の育成には3年以上は必要だと考えていたので、社長2年目のときに後継者育成計画を作りました。まだその時は具体的に「この人」というのはなかったのですが、事業構想力があるか、生命保険事業をやるうえで一定の高潔性のような「ここまで」という一線を引く力があるか、また、当社の事業のポテンシャルを大きく見積ることができるような楽観さを備えているか、等々の条件は浮かんでいました。ちなみに、次の社長を決めるのは私ではなく指名・報酬委員会という組織なので、そこで協議を重ねてきました。
横澤:指名・報酬委員会で、2023年度くらいから自分が社長になったらどうしたいかなどを話す機会がありましたが、当時、まだ自分は森さんよりポジティブに会社の業績を伸ばせる絵が描けていないということをお伝えしました。その後、Tech & Servicesという重点領域の責任者として2024年度を迎え、自分の中で「やりたいこと」がクリアになっていたというのもあり、最終的には事業構想を構想だけではなく計画も伴わせた形でしっかりと提示できたという流れです。
森:私は、横澤さんって商売ができる人だと思っているんですけど、それはつまり、「この売上はお客さまからの感謝の総和で、利益は会社自身の工夫の総和」という感覚をもっているな、と。しかも、感謝の層をどうやって増やすかとか、工夫の層をどうやって増やすかみたいなところを、営業だとかシステムだとか〇〇だとか、という個々の切り口ではなく考えられる人だと思います。

――横澤さんの構想と実行計画の一部を教えていただけないでしょうか
横澤:私は当社のライフネットの生命保険マニフェストにある「私たちは、自分たちの友人や家族に自信をもってすすめられる商品・サービスだけを届ける」というところが特に好きなのですが、家族や友人に自信をもってすすめられる最高の保険体験を届ける、ということを考えていて、それを可能にするのがマイナンバーやAIといった技術革新だと思っています。これらはスマートフォンの登場以来の生命保険を変える可能性がある技術革新だと言っても過言ではありません。
私の思う「最高の保険体験」は言わば「全自動の保険」。お客さま自身は何も手を動かすことなく、保険金や給付金が受け取れるようになる、そんな保険を作りたいです。全自動というのは、保険に入っていることすら忘れても何も問題がないという状態のことですね。
森さんが増資で成長資本を確保して事業の成長のためにいろいろな制約を取り払って、「顧客体験の革新」と「販売力の強化」に集中させてくれた7年があるから、自分がこうして最高の保険体験の具体化に向かって動くことができています。だから、早く結果として「保険も変わったね」という世界を見せたいですし、それが当たり前になればいいなと思っています。
森:私自身はこの7年でできる限りのことはやりきったという思いが強いです。自分の引き出しは開けまくりました。巨大な顧客基盤と優良なブランド力を持つ経済圏と手を組んで保険を販売していくパートナービジネスや、団体信用生命保険事業などで、事業ドメインを拡張できたことは販売力の強化としてはしっかりと形にできてよかったなと思っています。
また、オンライン生命保険の市場を牽引するんだという自負でやってきた結果として、当社のようなオンライン生保への加入意向は10%にも満たないものが20%にまで引きあがりました。CMでもウェブでもどこでも、安くて便利な生命保険の広告は当たり前になりましたし、生命保険料の水準をここまで業界全体として下げることができたのはお客さまのことを考えると嬉しい結果です。一方、オンライン生保の加入意向と加入実態にまだ開きがあるのも事実。そのギャップを埋めるのが横澤さんだと思っています。ビジョンが計画と一緒に出てくる人だから、横澤さんの描くこれからの保険にワクワクしています。
横澤 淳平 Junpei Yokozawa
ライフネット生命保険株式会社 上級執行役員
2003年にNTTデータネッツ株式会社(現株式会社NTTデータフィナンシャルテクノロジー)入社。
2008年にライフネット生命保険株式会社入社。営業本部KDDI事業部長、お客さまサービス本部・システム戦略本部の担当執行役員を経て、2024年6月よりIT戦略部・システム企画部・システム運用部・データサイエンス推進室の担当執行役員を務める(現職)
※上記は、ライフネット生命公式noteに掲載された対談の一部を抜粋しています。
全文につきましては「業界変革のさらに先へ ー 保険に、最高のイノベーションを」をお読みください。
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