アーディアン、(株)商船三井へLBCタンク・ターミナルズの持分を売却

ARDIAN FRANCEのプレスリリース

  • アーディアンはLBCに2017年に、APGおよびPGGMとともに共同株主として投資。

  • LBCはケミカルを中心に取り扱う世界最大級の独立系タンクターミナル会社、合計約330万立法メートル[注1]の貯蔵容量を有する。

  • アーディアンは出資期間中、LBCの大幅な成長、および業界をリードする安全性と持続可能性の達成を支援。

パリ: 2025年3月10日 – 世界有数のプライベートアセット運用会社であるアーディアン(本社:フランス)は、本日、同社が保有するLBCタンク・ターミナルズ(本社:オランダ、以下「LBC」)の35%持分を、900隻を運航する大手複合型輸送会社で、様々な社会インフラ事業を展開する株式会社商船三井(本社:東京都港区、以下「MOL」)に売却することを発表しました。本取引の一環として、APG[注2]とPGGM[注3]もそれぞれLBCの持分を売却します。

LBCは、ケミカルを中心に取り扱う世界最大級の独立系タンクターミナル会社で、米国(ヒューストン、バトンルージュ、フリーポート)および欧州(アントワープ、ロッテルダム)において、柔軟性の高い最先端の貯蔵ターミナルを7つ所有・運営し、パイプライン、船舶、はしけ、鉄道タンク車、トラックなど、様々な輸送手段に対応した、荷役サービスを提供しています。 現在合計約330万立法メートル[注1]の容量を有する同社の貯蔵施設は、主要な化学製品生産拠点に戦略的に配置され、パイプラインのインフラネットワークを通じて、重要な化学プラントとつながっています。

アーディアンのインフラストラクチャー部門は、2017年よりLBCの発展を支援してきました。アーディアンの出資期間を通じて、LBCは業務と安全性を向上させるとともに、持続可能性の実績も強化し、EcoVadis社のサスティナビリティ調査では最高位のプラチナ評価、ESGの進歩を測るベンチマーク評価GRESBでは5つ星を獲得するなど、業界をリードする実績を達成しました。LBCは、利用可能なランドバンクを基盤に、事業を大幅に拡張し、アーディアン出資以降に貯蔵容量を63%増強しました。また、ケミカルおよび新エネルギーの貯蔵に関する新プロジェクトの開発も進めています。これらの拡張プロジェクトにより、LBCは事業を強化するとともに、新エネルギー製品の多様な貯蔵ニーズの高まりに対応できる施設を提供することが可能になりました。

アーディアンのシニアマネージングディレクター兼インフラストラクチャーアセットマネジメント責任者のシモ・サンタヴィルタは、次のように述べています。

「LBCとその経営陣との協働の機会を得られたことを嬉しく思います。アーディアンは、7年以上にわたり、LBCを支援してきました。その間、同社は目覚ましい貯蔵容量の拡大を遂げ、業界をリードする安全性と持続可能性の実績を達成しました」

アーディアンのシニアマネージングディレクター兼ドイツ・ベネルクス・北欧地域インフラストラクチャー責任者のダニエル・フォン・デア・シューレンバーグは、次のように述べています。

「LBCは、持続可能な貯蔵ソリューションを提供する最適なパートナーへと成長しました。今後のロジスティクスネットワークの一端を担う運営会社として、LBCはエネルギー転換の分野で重要な役割を担っています。LBCとMOLの今後のさらなる発展を心よりお祈り申し上げます」

本案件の貢献者

アーディアン: Simo Santavirta, Daniel von der Schulenburg, Mark Voccola, Philippe Tallon, Kevin Rohde, Nicolas Dixneuf, Charles Adrien Calvet

アーディアンについて

アーディアンは、世界中の1,850を超える顧客のために、1,770億米ドルの資産の運用または助言を行う、世界有数のプライベートアセット運用会社です。プライベートエクイティ、実物資産、クレジットにわたる幅広い専門領域により、様々な投資機会を提供すると共に、クライアントの異なるニーズに柔軟に対応しています。アーディアン・カスタマイズドソリューションズは、機関投資家のクライアントが求める資産の正確な組み合わせを選択し、主要な第三者のスポンサーが運用するファンドにアクセスできる、オーダーメイドのポートフォリオを構築します。プライベートウェルスソリューションズは、世界中のプライベートバンク、ファミリーオフィス、プライベートな機関投資家向けに、専用のサービスとアクセスソリューションを提供しています。アーディアンの主要株主は従業員であり、人材の育成と集合知に基づく協調的な文化の促進に重点的に取り組んでいます。欧州、米州、アジア、中東の20拠点における1,050人超の従業員は、責任投資原則に最大限の努力を払っており、金融を通じて社会に貢献することに注力しています。アーディアンは、高い倫理基準と社会的責任を兼ね備えた優れた投資パフォーマンスの実現を目指しています。

アーディアンでは、永続する企業を築くために全力を注いでいます。

詳しくはwww.ardian.com(英語)をご参照下さい。

注1:建設中のプロジェクトを含む。

注2:Stichting Depositary APG Infrastructure Pool 2011、オランダ最大の年金基金のABP傘下の資産運用会社であるAPG アセット・マネジメントが運用する投資ファンド。

注3:Stichting Depositary PGGM Infrastructure Funds、300万人が加入するオランダのヘルスケア業界向け年金制度(PFZW)の年金基金を運用している、オランダの年金基金協同組合であるPGGMの完全子会社。

(注)本プレスリリースは、現地時間 2025年3月10日に配信されたものの日本語訳です。

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