20代・30代共働き夫婦の生活意識調査2025<前編>

ソニー生命調べ/20代・30代の共働き世帯の男女1,000名にアンケート

ソニー生命保険株式会社のプレスリリース

このたび、ソニー生命保険株式会社(代表取締役社長 髙橋 薫)は、2024年11月15日~11月26日の12日間、全国の有職の配偶者(20歳~39歳。事実婚含む)がいる20歳~39歳の有職者に対し、「20代・30代共働き夫婦の生活意識調査」をインターネットリサーチで実施し、1,000名(男性500名、女性500名)の有効サンプルの集計結果を公開しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)

集計結果は、前編と後編にわけてご紹介いたしますが、今回は前編をご紹介いたします。

(後編は2/4にご紹介予定です。)

・結婚前の交際期間は平均3.1年、出会ったきっかけが「マッチングアプリ」「SNS」の場合は平均2.7年

・家庭の毎月の生活費 平均は14.9万円、「把握していない」は25%

・家庭の毎月の貯蓄・資産運用額 平均は9.9万円、実践している貯蓄・資産運用の方法 1位「預金・貯金」48%、2位「投資信託」41%

【20代・30代共働き夫婦の結婚前の交際期間、同棲期間】

◆20代・30代共働き夫婦の結婚前の交際期間は平均3.1年、同棲期間は平均0.7年

全国の有職の配偶者(20歳~39歳。事実婚含む)がいる20歳~39歳の有職者1,000名(全回答者)に、結婚前の交際期間、同棲期間について質問しました。

まず、全回答者(1,000名)に、自分たち夫婦の結婚前の交際期間を聞いたところ、「1年未満」(17.0%)や「1年~3年未満」(44.8%)、「3年~5年未満」(24.0%)に回答が集まり、平均は3.1年でした。

年代別にみると、交際期間の平均は、20代2.7年、30代3.6年と、20代のほうが0.9年短くなりました。(図1)

結婚前の同棲期間を聞いたところ、「結婚前に同棲はしていない」が37.8%で最も高くなった一方、同棲を行っていた回答についてみると、「6ヶ月未満」(16.9%)や「6ヶ月~1年未満」(19.9%)に回答が集まり、平均は0.7年でした。(図2)

また、結婚期間については、「1年~3年未満」(26.2%)や「3年~5年未満」(26.1%)、「5年~10年未満」(26.3%)に回答が集まり、平均は5.1年でした。(図3)

(図1)(図2)(図3)

◆最初に出会ったきっかけ 1位「職場」2位「友人の紹介」3位「学校」4位「マッチングアプリ」5位「飲み会・合コン」

◆最初に出会ったきっかけが“マッチングアプリ”“SNS”の人では結婚前の交際期間は平均2.7年

続いて、出会ったきっかけと結婚の決め手について質問しました。

最初に出会ったきっかけを聞いたところ、「職場(アルバイト先除く)」(21.6%)が最も高くなりました。職場恋愛が多いようです。次いで高くなったのは、「友人の紹介」(17.0%)、「学校(部活・サークル除く)」(15.6%)、「マッチングアプリ」(11.3%)、「飲み会・合コン」(9.2%)でした。(図4)

ここで、最初に出会ったきっかけが「マッチングアプリ」「SNS」の人(170名)について、結婚前の交際期間をみると、平均は2.7年となり、全体(3.1年)と比べて0.4年短くなりました。(図5)

(図4)(図5)

◆結婚の決め手になったこと 1位「人柄」2位「価値観」3位「容姿」4位「礼儀正しさ」5位「食の好み」

“この人と結婚しよう!”と思った結婚の決め手になったことを聞いたところ、「人柄」(49.3%)が最も高くなり、「価値観」(32.1%)、「容姿」(21.7%)、「礼儀正しさ」(17.3%)、「食の好み」(17.0%)が続きました。

男女別にみると、女性では「人柄」が55.8%と、男性(42.8%)と比べて10ポイント以上高くなりました。(図6)

(図6)

【20代・30代共働き夫婦の生きがい・趣味】

◆生きがいになっているもの 1位「家族」2位「趣味」3位「食事・お酒」4位「友人との交流」5位「仕事」、20代男性では「ボランティア」が高い傾向

生きがいや趣味について質問しました。

全回答者(1,000名)に、生きがいになっているものを聞いたところ、「家族」(49.0%)が最も高くなりました。家族がかけがえのない大切な存在だと感じている人が多いのではないでしょうか。次いで高くなったのは、「趣味」(35.8%)、「食事・お酒」(32.7%)、「友人との交流」(21.9%)、「仕事」(15.0%)でした。

男女別にみると、女性では「家族」は55.4%と、男性(42.6%)と比べて10ポイント以上高くなりました。

男女・年代別にみると、20代男性では「ボランティア」(11.6%)が他の層と比べて高くなる傾向がみられました。(図7)

(図7)

◆自身の趣味TOP3、20代男性は「スポーツ」「ゲーム」「アニメ・漫画」、30代男性は「旅行」「スポーツ」「アニメ・漫画」、20代女性は「旅行」「外食」「美容・ファッション」、30代女性は「旅行」「外食」「アニメ・漫画」

また、自身の趣味を聞いたところ、「旅行」(32.0%)が最も高くなり、「外食」(25.0%)、「アニメ・漫画」(24.1%)、「ドラマ・映画」(20.1%)、「音楽」(19.6%)が続きました。(図8)

男女・年代別にみると、20代男性では「スポーツ」(24.4%)、30代男性と20代女性、30代女性では「旅行」(順に30.4%、35.2%、41.2%)が1位でした。2位と3位をみると、20代男性では2位「ゲーム」(23.6%)、3位「アニメ・漫画」(22.8%)、30代男性では2位「スポーツ」(29.6%)、3位「アニメ・漫画」(24.4%)、20代女性では2位「外食」(28.4%)、3位「美容・ファッション」(26.4%)、30代女性では2位「外食」(37.6%)、3位「アニメ・漫画」(29.2%)という結果になりました。 (図9)

(図8)(図9)

趣味として挙がった全体の上位5項目について、それぞれ趣味として挙げた人に、誰と一緒に楽しむことが最も多いか聞いたところ、【旅行】と【外食】では「配偶者」(順に72.5%、69.6%)、【アニメ・漫画】【ドラマ・映画】【音楽】では「一人で」(50.2%、43.8%、50.5%)が最も高くなりました。

男女別にみると、男性では【ドラマ・映画】と【音楽】で「配偶者」(51.9%、43.6%)が最も高くなりました。(図10)

(図10)

【20代・30代共働き夫婦の家計に関する意識・実態】

◆誰が家計を管理している? 「主に夫」28%、「主に妻」44%、「夫婦別々」20%
東海と近畿では「主に夫」、北陸・甲信越では「夫婦別々」が高い傾向

家計について質問しました。

全回答者(1,000名)に、自身の家庭では、誰が家計を管理しているか聞いたところ、「主に夫」は27.9%、「主に妻」は43.9%、「夫婦別々」は19.9%、「親」は1.2%、「管理していない」は7.1%となりました。妻が家計管理を担っている家庭が多いようです。

居住エリア別にみると、東海と近畿では「主に夫」(順に33.8%、35.4%)、北海道・東北と中国・四国、九州・沖縄では「主に妻」(53.5%、50.6%、54.3%)、北陸・甲信越では「夫婦別々」(31.6%)がそれぞれ他の居住エリアと比べて高くなりました。(図11)

(図11)

◆家庭の毎月の生活費 平均は14.9万円、「把握していない」は25%

次に、毎月の生活費について質問しました。

全回答者(1,000名)に、家庭の毎月の生活費(食費、住居費、水道光熱費、日用品費、被服費、美容費、医療費、交通費、通信費、教育費、娯楽費などの合計。貯蓄・資産運用額は除く)を聞いたところ、「5万円~10万円未満」(13.7%)や「10万円~15万円未満」(13.1%)、「15万円~20万円未満」(12.0%)に回答が集まり、平均は14.9万円でした。また、「わからない(把握していない)」は24.9%となりました。(図12)

家計の管理状況別にみると、家庭の毎月の生活費を把握していない人の割合は、家計を自身で管理していない人では40.2%と、家計を自身で管理している人(16.5%)と比べて23.7ポイント高くなりました。(図13)

(図12)(図13)

◆誰の収入で生活費を負担している? 「主に夫」55%、「主に妻」12%、「夫婦平等に負担」30%、東海と近畿では「主に夫」、中国・四国では「夫婦平等に負担」が高い傾向

自身の家庭では、主に誰の収入で生活費を負担しているか聞いたところ、「主に夫」は55.3%、「主に妻」は11.8%、「夫婦平等に負担」は30.4%、「主に親・義理の親」は2.4%となりました。

居住エリア別にみると、東海と近畿では「主に夫」(順に62.3%、63.3%)、北海道・東北では「主に妻」(20.2%)、中国・四国では「夫婦平等に負担」(40.7%)がそれぞれ他の居住エリアと比べて高くなりました。(図14)

(図14)

◆毎月の生活費の中で一番大きな出費になっているもの 1位「住居費」2位「食費」3位「日用品費」

全回答者(1,000名)に、毎月の生活費の中で一番大きな出費になっているものを聞いたところ、「住居費」(49.8%)が突出して高くなりました。住宅ローンの返済や家賃の支払いが家計において大きな比重を占めていると感じる人が多いようです。次いで高くなったのは、「食費」(24.1%)、「日用品費」(4.2%)、「水道光熱費」(4.0%)、「交通・自動車関連費」(2.6%)でした。

居住エリア別にみると、北陸・甲信越と東海では「住居費」(順に56.1%、57.7%)、中国・四国では「食費」(29.6%)が全体と比べて5ポイント以上高くなりました。

住居形態別にみると、賃貸住宅に住んでいる人では「住居費」が55.0%と、持ち家に住んでいる人(46.9%)と比べて8.1ポイント高くなりました。(図15)

(図15)

◆家庭の毎月の貯蓄・資産運用額 平均は9.9万円、「把握していない」は32%

◆実践している貯蓄・資産運用の方法 1位「預金・貯金」48%、2位「投資信託」41%

続いて、毎月の貯蓄や資産運用について質問しました。

全回答者(1,000名)に、家庭の毎月の貯蓄・資産運用額を聞いたところ、「わからない(把握していない)」が32.1%と特に高くなったほか、「3万円未満」(12.4%)や「3万円~5万円未満」(13.1%)、「5万円~10万円未満」(13.8%)にも回答が集まり、平均は9.9万円でした。(図16)

世帯年収別にみると、家庭の毎月の貯蓄・資産運用額の平均は、世帯年収が上がるほど多くなる傾向がみられ、世帯年収1000万円以上の層では20.0万円でした。(図17)

(図16)(図17)

家計の管理状況別にみると、家庭の毎月の貯蓄・資産運用額を把握していない人の割合は、家計を自身で管理していない人では44.4%と、家計を自身で管理している人(25.3%)と比べて19.1ポイント高くなりました。(図18)

貯蓄・資産運用をしている人(641名)に、自身の家庭では、どのような方法で貯蓄・資産運用をしているか聞いたところ、「預金・貯金」(48.2%)が最も高くなり、「投資信託(NISAのつみたて投資枠など)」(41.0%)、「株式投資」(24.0%)、「個人年金保険」(18.3%)、「財形貯蓄」「暗号資産(仮想通貨)投資」(いずれも12.5%)が続きました。(図19)

(図18)(図19)

◆「家計のことを相談する相手がいる」73%
相談する相手 1位「配偶者」2位「親・義理の親」3位「友人」4位「お金の専門家」5位「職場の同僚・上司」

家計のことを相談できる相手がいる人はどのくらいいるのでしょうか。

全回答者(1,000名)に、家計のことを相談する相手がいるか聞いたところ、「いる」は72.9%、「いない」は27.1%となりました。家計について悩みや困ったことがあった際に、誰にも相談できないという人は少なくないようです。(図20)

家計のことを相談する相手がいる人(729名)に、相談する相手を聞いたところ、「配偶者」(63.8%)が突出して高くなり、「親・義理の親」(27.7%)、「友人」(15.5%)、「お金の専門家(ファイナンシャルプランナーなど)」(13.9%)、「職場の同僚・上司」(10.7%)が続きました(図21)

(図20)(図21)

注:本調査レポートの百分率表示は小数点第2位で四捨五入の丸め計算を行っているため、合計しても100%とならない

場合がございます。

また、属性別集計において抜粋して表示している場合は、n数を合計しても全体と一致しないことがございます。

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