法人カードの利用実態に関するアンケート調査
rimad株式会社のプレスリリース
調査概要:法人カードの利用実態に関するアンケート調査
調査期間:2025年1月21日(火)~2025年1月22日(水)
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国20〜60代の男女
調査人数:106人
注意事項:引用・クレジットの記載
・「出典元:ビズマド」の明示(アンカーリンク)
・調査記事(https://bizmad.jp/?p=13)へのリンク設置
※データは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。
個人が利用する飲食店や小売店ではキャッシュレス化が進んでいますが、法人向けクレジットカード・ビジネスカードの普及率は、大企業で64%・中堅企業で56%・中小企業で21%と言われています。
一般消費者と比較するとまだまだキャッシュレス化は進んでいませんが、法人カードの利用者はどのようなポイントを重視し、どれくらいの支払いをしているのでしょうか。
今回は全国の個人事業主・経営者向けに、法人カードの利用実態に関するアンケート調査を実施しました。
法人カードの保有枚数は1社あたり1〜2枚が多い
個人向けクレジットカードは複数枚保有している方もいるようですが、法人カードは何枚持っている方が多いのでしょうか。
保有している法人カードは何枚ですか?と尋ねたところ、1枚が42.9%・2枚が42.9%と2枚まで保有している方が多く、合計で85.8%という結果になりました。
クレジットカードは一度利用登録すると、後でカード変更することは少なく、1枚目のカードで大半の支払いを済ませていることでしょう。
法人カードを複数枚持つ理由は”万が一のため予備のカードを持ちたい”
次に法人カードを複数枚保有している理由を尋ねたところ、予備のカードを持っておきたいという回答が最も多い結果となりました。
1枚目の法人カードを紛失してしまった・限度額に達してしまったなど、何らかの理由で決済できなくなる場合もあります。こうした場面に備えて2枚目の法人カードを保有している方が多いことが推察できます。
また法人カードの中には発行枚数に上限が設定されている場合もあり、追加カード発行ができないものもあります。そのため従業員用の決済のために、2枚目の法人カードを発行している方もいるようです。
法人カードの年会費は1万円未満が75%
利用している法人カードの年会費について尋ねたところ年会費無料が41.9%と最も多く、1万円以下に抑えている方は75%という結果になりました。
2番目に多かった回答としては1〜3万円が17.1%となっており、一定の売上規模があるような個人事業主や中小企業の経営者の場合は、限度額や付帯サービスを重視してカード選びをしているのかもしれません。
法人カードは年会費が高くなるほど、付帯サービスや限度額が高くなる傾向にあります。後ほど記載しますが法人カード自体の決済金額が大きくないことも、年会費を抑えている理由かもしれません。
法人カードを検討したきっかけは支払い・経費精算業務の効率化が多い
次に法人カードの利用を検討したきっかけは何ですか?と尋ねたところ、支払い業務の効率化が65.7%・経費精算業務の簡略化が46.7%という結果になりました。
BtoB取引で一般的な掛け払いの場合は請求書作成・発行・入金管理など、経理業務に一定の人的コストが発生します。
しかし法人カードの場合であればカード情報を登録しておけば、数回クリックするだけで支払いができ、入金確認や支払い漏れといったことも防げます。
また従業員がいる場合には法人カードがあれば、立て替え経費なども発生しないため、経費精算を大きく効率化できます。
法人カード選びで重視したポイントで最も多いのは年会費
次に法人カード選びで重視したポイントを尋ねたところ、年会費が最も多いという結果になりました。日本の企業分布としては中小企業がほとんどなので、年会費の安さを重視して出来るだけコストを抑えたいという方が多いことでしょう。
限度額やポイント還元率・付帯サービスを重視している方も一定数いますが、これは年会費が高くなるほど限度額や付帯サービスは充実することが多いため、バランスを見ながら検討しているためでしょう。
法人カードの月間支払い金額は30万円未満が60%以上
次に法人カードの月間支払い金額について尋ねたところ、10万円未満が31.4%・10〜30万円が30.5%と30万円以下の決済が61.9%を占める結果となりました。
法人カードの比較検討時は限度額を重視している方もいましたが、実際にカード決済できる場面は限られていることも多いです。
日本では請求書発行により掛け払いが根強いため、BtoB領域でのカード決済はまだまだ浸透していないとも考えられます。
法人カードの支払いで多いのは交通費・ガソリン代
次にどのような支払いに法人カードを利用しているか尋ねたところ、交通費・ガソリン代の決済が多いという結果になりました。
また消耗品や備品購入も一定数の回答があり、店舗やネット決済の場面で利用していることがわかります。
決済金額が大きくなる請求書払いでも法人カード決済が普及すれば、経理業務の効率化につながることでしょう。
法人カード利用で感じているメリットは経理業務の効率化・経費の見える化
次の法人カードの利用で感じているメリット・効果は何ですか?と尋ねたところ、経理業務負担の軽減が60%・経費の見える化が60%という結果となり、業務効率化の面で効果を体感しているようです。
近年では大手企業や中堅企業向けにインボイス対応・月次決算を早くすることを目的とした、Bill One(ビルワン)やバクラクビジネスカードも登場しています。
今後は個人事業主や中小企業だけでなく大手企業でも、法人カードの利用が増えていくことでしょう。
約83%の方が経理業務のDXに役立っていると感じている
最後に経理業務のDXに役立っていると感じますか?と尋ねたところ、非常にそう思うが20%・ややそう思うが62.9%と、82.9%の方がDX化に役立っていると回答しています。
日々の消耗品や備品・交通費の精算であっても回数が増える・従業員が多ければ、経理の負担は大きくなってしまいます。
法人カードは会計ソフト連携が前提に作られているため、日々の経理業務や個人事業主の確定申告の際には大きく役立っていることでしょう。
本リリースに関するお問い合わせ
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