本邦初のレベニュー・ベースド・ファイナンスを投資対象とするファンドへのアドバイザリー提供および出資契約の締結について

三菱UFJ信託銀行株式会社のプレスリリース

三菱UFJ信託銀行株式会社(取締役社長 長島 巌、以下 三菱UFJ信託銀行)は、株式会社Yoii(以下Yoii社)が運営し、スタートアップ企業および中小企業向けのレベニュー・ベースド・ファイナンス(以下RBF)※1を投資対象とする本邦初のファンド「Yoii RBFファンド1号(以下本ファンド)」の組成にあたり、アドバイザリー業務を提供するとともに、ファンドへ出資することを決定し、出資契約を締結いたしました。

 

1. アドバイザリー業務の提供および出資契約締結の背景

 

社会課題の解決と日本経済の持続的成長を成し遂げる上で、イノベーションを創出するスタートアップ企業等の育成の重要性は年々高まっている一方、その健全かつ加速度的な成長を後押しするためには更なる資金調達市場の多様化・活性化が必要不可欠です。

 

三菱UFJ信託銀行は、「『安心・豊かな社会』を創り出す信託銀行」をめざす姿とし、お客さま・社会課題の解決に向けた、新たなサービスを創出することを目的に、スタートアップ企業等に出資し共同でサービス開発を行うなど様々な取組を進めています。

 

Yoii社は、スタートアップ企業等に対し、RBFという新しい資金調達の選択肢を提供するFintech企業です。独自のAIリスクモデルを通じ、企業の将来発生する収益に依拠した、株式保有率の希薄化のない資金調達を提供してきました※2。

 

本ファンドは、Yoii社のミッションでもある「資産の流動性を上げ、挑戦する起業家・企業の成長を後押しする」のもとに運営され、スタートアップ等育成に貢献することが期待されます。三菱UFJ信託銀行は本ファンド・Yoii社の理念に共鳴し、出資を決定するとともに、三菱UFJ信託銀行のファンド組成の知見を活かし、ファンド組成のアドバイザリーをYoii社に提供しました。

 

2.今後の展望

 

三菱UFJ信託銀行は本ファンドを通じて、スタートアップ企業等を支援するとともに、今後も更なるスタートアップエコシステムの発展を目指し、積極的に新たな資金調達手段の提供を進めて参ることで、持続可能な経済社会の実現に貢献します。

              
【本ファンドの概要】

 

名称   

Yoii RBFファンド1号投資事業有限責任組合

契約日

2024年12月11日

設立予定日

2025年1月1日

ファンド総額

11.3億円

無限責任組合員

株式会社Yoii

有限責任組合員(投資家)

株式会社地域経済活性化支援機構、株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ、BORベンチャーファンド2号投資事業有限責任組合※、三菱UFJ信託銀行株式会社、他

    ※株式会社琉球銀行、株式会社琉球キャピタルが出資するファンド

 

※1 レベニュー・ベースド・ファイナンスとは、従来型与信では難しいスタートアップ等企業のリスク判定を、個別の取引情報や入手金情報などの大量のオルタナティブデータを独自の AI モデルで分析することにより、スタートアップ等企業が将来の売上の一部を利用して資金を調達する手法です。

※2 Yoii社の詳細はHPをご覧ください。

   https://yoii.jp/

尚、12/19日(木)・20日(金)に東京国際フォーラムで開催される、スタートアップを起点とした大規模イベン ト「MUFG Startup Summit」にて、ピッチやブース展示を通じ本ファンドの取り組みについてご案内いたします。是非、一度足をお運びください。

 

「MUFG Startup Summit」の詳細およびお申し込みについてはHPをご覧ください。

 https://www.bk.mufg.jp/houjin/lp/summit/index.html

 

 

以 上

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