クラフトビール業界のDXソリューションを提供するBest Beer Japan株式会社へ出資

グローバル・ブレイン株式会社のプレスリリース

グローバル・ブレイン株式会社(以下、グローバル・ブレイン)が運営する、KURONEKO Innovation Fund 2号(以下、KIF2号)は、クラフトビール業界のDXソリューションを提供しているBest Beer Japan株式会社(本社:埼玉県朝霞市 / 以下、Best Beer Japan)へ出資を実行したことをお知らせいたします。

Best Beer Japanは、クラフトビール業界のDXを通じて業界インフラを構築し、醸造所がより多くの消費者にアクセスできる環境を目指しています。具体的には、クラフトビール醸造所のバックオフィス業務を88%削減*1する管理ソフトや、送料を半分に削減できる樽のシェアリングサービス『レン樽』、全国200以上*2の醸造所からまとめてビールを購入できるB2Bクラフトビールプラットフォームを展開しています。2023年7月に正式リリースしたクラフトビールプラットフォームは月間33%の成長率*3を誇り、業界内での認知を拡大しています。

*1 クラフトビール醸造所の日々の受注業務、毎月必要となる酒税申請業務時間等の短縮時間

*2 2024年9月末時点で、215の醸造所が同社のサービスを利用

*3 プラットフォームGMV(ビアバー、飲食店等の利用金額)MoMの平均成長率

日本のクラフトビールは種類や商品数が多く小ロット生産の中、冷温配送等の制限もあり流通販売に非効率が生じ、海外より値段が高くなっている状況です。一方で、2026年の酒税法改正を控え、醸造所とクラフトビールを提供する飲食店は急増しており、消費者の人気も高まっています。アメリカではクラフトビールがビール市場全体の約25%*4を占めるのに対し、日本では未だクラフトビールの割合は小さく、アメリカ市場の状況を踏まえると成長ポテンシャルを秘めています。Best Beer Japanはこうした状況を機会ととらえ、テクノロジーを活用した業界インフラ構築を進めています。

*4 Brewers Association, National Beer Sales & Production Data

グローバル・ブレインは、Best Beer Japan創業チームの業界への理解度や、流通におけるペインに着目しながら課題に取り組む姿勢およびこれまでの成長を高く評価し、出資を決定いたしました。Best Beer JapanとKIF2号のLPであるヤマトホールディングス株式会社とのシナジーにより、クラフトビールの物流におけるイノベーションにも期待しています。グローバル・ブレインは本出資を通じて、Best Beer Japanの事業成長に貢献できるよう、支援を行ってまいります。

■Best Beer Japanについて

会社名 Best Beer Japan株式会社

所在地 埼玉県朝霞市本町1-8-7

代表者 ピーター・ローゼンバーグ

設立日 2018年5月

事業内容 クラフトビール醸造所向け管理ソフト、物流サービス、B2Bクラフトビールプラットフォームの運営

URL https://www.bestbeerjapan.com/

■KIF2号について

登記上の名称 YMT-GB2号投資事業有限責任組合

無限責任組合員 グローバル・ブレイン株式会社

運用総額 80億円

■グローバル・ブレインについて

会社名 グローバル・ブレイン株式会社

所在地 東京都渋谷区渋谷二丁目17番1号

代表者 代表取締役社長 百合本 安彦

設立日 1998年1月

事業内容 ベンチャーキャピタル事業

URL https://globalbrains.com

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