株式会社ファイナンスラボのプレスリリース
株式会社ファイナンスラボ(所在地:東京都渋谷区、代表:杉山諒也)はFX取引経験者を対象にした「FX取引をやめてしまった理由」に関する調査を実施しました。
調査の結果なんと約30%の人が口座開設から3ヵ月後にFXをやめてしまっていることが分かりました。
また今回の調査では「なぜ短期間でやめてしまったのか」の原因・短期間でFX離れしないようにする対処法も紹介します。
FX取引経験がある人からの貴重な意見が反映されているので、ぜひ参考にしてみてください。
調査概要:「FX取引をやめてしまった理由」に関する調査
【調査期間】2024年11月14日(木)~2024年11月18日(月)
【調査方法】クラウドワークス(https://crowdworks.jp/)によるアンケート
【調査人数】170人
【調査対象】過去にFX取引をしていた人
【対象年齢】10代~60代以上
【調査元】株式会社ファイナンスラボ(https://finance-lab.co.jp/)
約30%の人が口座開設から3ヶ月でFXをやめてしまっている
今回のアンケートで「 口座開設からどれぐらいたった時にFXをやめましたか?」と質問したところ、約30%の人が3ヶ月以内で辞めていました。
また過半数の約50%の人は半年以内で辞めていたので、1年以上続く人はごくわずかでしょう。
上記のアンケート結果の通り、多くの初心者は短期間で挫折しています。
なぜ多くのFXトレーダーが短期間で辞めてしまうのか、次のアンケート結果で紹介しましょう。
約60%の人は資金を失うことに対する懸念が原因でFXをやめている
口座開設してからFX取引をやめてしまったユーザーに対して「FX取引をやめた理由は何ですか?」と聞いたところ「リスクを回避したいため」と回答した人が約31%で、「資金が足りなくなったため」と回答した人も約31%いました。
「リスクを回避したいため」と回答した人は全て資金を失うリスクに懸念を感じているとのことなので、過半数以上が資金に対しての懸念が理由でFXをやめています。
実際に「リスクを回避したいため」と回答した人は主に「自己資金が減ってしまう」ことのリスクが気になっているようです。
FXを始めてから、最初の数週間は順調に感じたものの、急激な相場変動で資産が減少。リスクを抑えるために取引を中断することに決めました。その後、しばらく相場を観察していましたが、安定した利益を出す自信が持てず、撤退を選びました。やはり、安定した勝率を得るためにはより多くの学習と分析が必要だと感じ、再開するには相当な時間を投資する必要があると考えました。
引用:クラウドワークス
慣れない状態だったのですが、損切りのタイミングを見誤りもう少し引っ張ろうとしているうちに損害が広がりましたので向かないと感じました。
引用:クラウドワークス
また「資金が足りなくなったため」と回答した人は、実際に以下のような経緯でFXから撤退しました。
私は数週間の間、トレードで利益を出し続けていました。自信がついてきて、レバレッジを高く設定しすぎた結果、予想以上の相場変動が発生しました。数回のトレードで一気に資金が減り、最終的には口座残高がほとんどゼロに近い状態になってしまいました。
引用:クラウドワークス
私の知識やスキルもないのにFXにチャレンジしたのが悪かったのでしょうが、10万円の資金が少しずつ減っていきました。資金が5万円を切ってくると逆に一発逆転ホームランを狙っているような感覚になり、焦りを感じてやってました。資金が1万円を切るころには、FX取引の難しさと痛感して、やめました。FX取引をするための専門知識がないままやってましたから、ギャンブル的にやっていたように思います。一つ一つの決断に根拠がないままやっていたので、私の勉強不足だったと思います。
引用:クラウドワークス
資金不足に陥ってしまう一因としては、事前の情報不足が挙げられます。
分析手法などFXの基礎を勉強するのはもちろんですが、初心者はデモトレードやロスカット水準など大きな損失を回避する手段についてしっかり覚えておくべきです。
細かいことは考えずにすぐに行動に移すことも大事ですが、初心者の人は資金を失わないように情報を集めてから取引の計画を立てましょう。
また「FXに費やせる時間が無くなったため」と回答した人も約15%いました。
仕事の忙しさや子育てが理由で、FXをやめる人が多いようです。
子どもの出産前に少しでも稼ぎたいという思いでFXを始めたのですが、出産後、バタバタとして時間がなくなってしまい、一旦やめておくことにしました。
引用:クラウドワークス
社会人1年目の時にFX取引を始めましたが、仕事が忙しくてFXに費やせる時間がなくなり、疎かになってしまったためやめる決断に至りました。
引用:クラウドワークス
実際、FX取引では一日の多くを分析に費やすトレーダーもいるようなので、専業ではないと継続は難しいのかもしれません。
「10万円未満」の資金を口座に入金してやめている人が約33%
アンケートで「FXの口座で入金経験はありますか?もしある場合は入金合計額を教えてください。」と質問したところ、約33%の人が10万円以上の入金経験がないことが分かりました。
少額取引から始めた初心者が、FXの知識がないまま損失を出してしまい、早めに撤退した可能性があります。
ただしFX取引では損失はつきものです。資金に対するダメージを最小限に抑えるためにも、まずはロスカット水準を厳しく設定しましょう。
それでも資金が減るのが気になる方は、デモトレードで練習して自信をつけるのがおすすめです。
デモトレードは仮想資金で気軽に取引の練習ができるので、自己資金を失う心配もありません。
過去にFXをやっていた人は「デイトレード」で取引していた人が多い
アンケートで「どのトレード手法で取引をしていましたか?」と聞いたところ、「デイトレード」と回答した人が約62%と一番多い結果になりました。
デイトレードは一番スタンダードなトレード手法であるため、初心者向きです。
1日で取引が完結し、大きな変動を回避しやすいため、リスクをコントロールしやすくなっています。
また初心者にとって重要な取引経験を短時間でつめるため、学習効果も期待できるでしょう。
一方でデイトレードのような取引は、短期間で頻繁に取引を行うため、スプレッドや手数料などのコストが負担になる可能性があります。
取引コストを負担に感じたら、取引回数の少ない「ポジショントレード」や「スイングトレード」で長期目線で取引するのもおすすめです。
FX取引を長期的に勝ち続けて継続するためには,徹底した情報収集と損得の管理が大事
「FX取引で長期的に勝ち続けて、継続するために必要なことは何ですか?」と聞いたところ、約18%の人が「メンタル管理」約17%の人が「資金管理」約16%の人が「チャート分析」約15%の人が「ルールを決めて、ルール通りに取引を徹底する」と回答していました。
現場で求められるスキルが重要視されていることが分かります。
また「FXについての基礎知識」と回答した人が約14%「最新の市場動向・経済ニュースの理解」と回答した人が約12%だったため、前提知識も同じぐらい重要です。
上記のアンケート結果の通り、突出して票数の多い回答がなかったため、FXを継続する上で重要事項が多いことが分かります。
長くFXを続けるためにもチャート分析で最新の市場動向を追いつつ、FXについての学習も並行して継続しましょう。
また損失が発生して資金が尽きないように、撤退タイミングなどの取引時のルールをしっかり決めるべきです。
感情的な人はFX取引が向いていない可能性が高い
今回「過去の自分の経験から、FX取引が向いていない人の特徴はありますか?」と質問したところ、約51%の人が「感情的になりやすい人」と回答しました。
また同じく過去にFX取引をしていた人に対して「何が改善されたらFXを再開する可能性がありますか?」と質問したところ、約25%の回答が「自分自身のメンタル」でした。
上記2つのアンケート結果から、感情が揺さぶられやすい人はFXに不向きであることが分かりました。
FXでは想定外の損失があっても冷静に状況を分析することが求められるので、感情の起伏が少ない人が向いているでしょう。
FXを継続するためにも、粘り強く情報収集もしましょう
今回FXをやめてしまった理由について解説しましたが、資金を失うのが怖くて短期間でやめてしまう人が多いことが分かりました。
短期間で辞めてしまうのはFXについての知識が不充分であるケースが多いので、最新の経済情勢情報なども含む情報収集はしっかり行うのがおすすめです。
またFXをやめてしまった人は短期目線で取引をしているケースが多かったので、長期的目線の取引も検討しましょう。
取引コストを抑えられるだけではなく、重要経済指標の変化や相場変動の見極めもできます。
損失が発生してしまったとしても、粘り強く継続するのもFX取引成功のポイントの一つです。
また、株式会社ファイナンスラボでのサイト内では、本調査を詳細に解説しております。
新NISAを検討している方は是非こちらもご覧ください。
https://finance-lab.co.jp/special/fx-resign-reason/
※本記事を引用する際には必ず以下の形式での記載をお願い致します。
「引用:株式会社ファイナンスラボ (https://finance-lab.co.jp/)」
【会社概要】
社名 : 株式会社ファイナンスラボ
所在地 : 東京都渋谷区円山町5番5号 Navi渋谷Ⅴ3階
代表者 : 杉山諒也
設立 : 2024年5月21日
事業内容:金融領域のメディアコンサルティング事業
金融メディア「海外FXのトリセツ (https://kaigaifx-torisetsu.com/)」の運営