生成AIを活用した金融ソリューションを提供する400F、東京都の支援を受け、世界最大級のフィンテックカンファレンス「Singapore FinTech Festival 2024」に出展

「金融領域での展開は初めて目にする」「データ収集、分析基盤を両輪とした製品が出来上がりつつあり、素晴らしい」との評価を頂く

株式会社400Fのプレスリリース


株式会社400F(本社:東京都中央区、代表取締役社長:中村仁、以下「400F」)は、2024年11月6日(水)~8日(金)に開催された世界最大級のフィンテックカンファレンスであるSingapore FinTech Festival 2024(主催:シンガポール金融管理局、Elevandi、Consteller)に、東京都の支援を受け出展いたしました。展示内容として、家計診断・相談サービス『オカネコ』や非構造化データを分析し改善提案を行う『オカネコアナリティクス』、そして『対話型AI』などを紹介し、400Fの金融領域での生成AI活用について国内外の参加者から注目をいただける機会となりましたことを報告いたします。

400Fは、東京都より「令和6年度フィンテック企業に対する海外進出支援事業海外展示会 共同出展企業」として支援を受けました。事業の成長可能性、海外展開への意欲と実現可能性を評価され、選出いただいています。

支援概要:https://www.startupandglobalfinancialcity.metro.tokyo.lg.jp/gfct/initiatives/nurturing-players/fintech/global


出展の背景

昨今、世界的にフィンテック事業者が台頭する中、Zendeskの調査によれば、顧客体験を重視する銀行は競合他社に比べて3.2倍の成長を達成しており、50%以上の顧客が一度の悪い体験で他社に乗り換えるという結果が示されています(※1)。上記調査結果より、金融機関及び付随するサービスには「顧客体験の充実」が求められていることがわかります。

400Fでは、2018年11月から家計診断やオンラインでのお金に関する相談、面談、セミナー参加などができる、ToCサービス『オカネコ』を運営しています。対話型金融サービスの先駆けとして、累計100万超のユーザー(※2)の属性データと数十万件にのぼるテキスト・面談データを活用するデータ分析によって成約率の大幅な改善を実現し、顧客体験の向上を目指してまいりました。こうした取り組みは国内大手金融機関からも高く評価され、楽天証券やSBI証券などからも出資を受けています。『オカネコ』で培ったノウハウやデータ基盤を活かした、ToBサービスも複数の金融機関に導入され、コンサルティングの実績も年々増加中です。

400Fは、市場のニーズを掴み、強固なデータ分析基盤を設計・構築し、ToC/ToBサービスの価値を高め、国内金融機関の課題解決に貢献してきました。現在、海外展開の機会も模索しており、今回の「Singapore FinTech Festival 2024」への出展を通じ、アジア諸国の金融機関のニーズの把握やデモンストレーションに対するフィードバックを得ることを目指しました。

※1:株式会社Zendesk:5 banking customer experience trends to consider for 2024

https://www.zendesk.co.jp/blog/customer-experience-in-banking/#

※2:現時点での当社データベースによる

出展内容(一部)

出展時の様子と対話型AIのデモンストレーションのイメージ

『オカネコ』の紹介及びデモンストレーション

お金の悩みをサポートするために開発された家計診断・相談サービス「オカネコ」の診断から結果画面までの導線の一連の流れのデモンストレーションを実施しました。オカネコは、スマホから居住地や年齢、年収、家族構成などの質問に答えるだけで、同地域・同年代の人と比較し、ユーザーの家計状況を診断します。診断結果からさらに具体的な相談を進めたい場合、お金の専門家へチャット相談や面談をすることが可能です。

『オカネコアナリティクス』の紹介及びデモンストレーション

「オカネコアナリティクス」という、オンラインでのテキストチャットやZoomといった非構造化データを分析し、主にリテール営業分野におけるユーザーの課題解決における成功パターンの特定やベストプラクティスの抽出を行う分析ツールのデモンストレーションを実施しました。「オカネコアナリティクス」は、導入企業の従業員がより高いパフォーマンスを発揮できるよう支援し、再現可能なパフォーマンスモデルの作成にも貢献します。また、さまざまな顧客データをデータウェアハウス(DHW)に統合し、各企業の既存データと統合してインサイトを抽出することを目指しています。さらに、コンプライアンスチェック機能もPoCとして提供しており、営業面談の録音データからリスクのある発言を検出し、アラートを発出します。これにより、手動確認の時間を大幅に削減し、より効率的なリスク管理が可能です。

『対話型AI』の紹介及びデモンストレーション

AIおよびLLM(大規模言語モデル)を活用し、金融におけるユーザーの質問に自動返答する機能である「対話型AI」のデモンストレーションを実施しました。オカネコが蓄積したデータの知見を活かし、属性、行動、過去の取引データに基づいた分析結果を用い、ユーザーごとに最適な返答を行うことを目指しています。

株式会社400F執行役員兼AI企画室長:加々美 文康 コメント

今回のデモンストレーションでは、400Fの『オカネコ』に加え、2つの次世代サービスもご紹介しました。1つ目は、テキストや面談動画、録音データなど多様なデータを分析し、営業分析やコンプライアンスチェックを実施する『オカネコアナリティクス』、そして2つ目は、ユーザーの自由入力に対応し、お金の疑問や悩みの解消、目標達成をサポートするパーソナライズされた『対話型AI』です。


海外の参加者からは『メンタルケアやヘルスケア領域では類似の相談サービスを見たことがあるが、金融領域での提供は初めて目にする』『400F社が実施しているように、データ収集と分析基盤を両輪として、生成AIのサービス開発を推進するコンセプトは自社でも考えているが、既にデモできる製品があるのは素晴らしい』といったコメントが寄せられました。

400Fでは引き続き、生成AIを活用したアイデアの価値を正しく評価した上で、ユーザーのお金の問題だけではなく、金融業界の抱える問題も解決していきたいと考えております。

デモンストレーションの様子

FinTech Festival Singapore:概要

「Singapore FinTech Festival」は、2016年から開催されている世界最大級のフィンテックカンファレンスで、昨年度は来場者数66,000人、スピーカー970名に加え、出展社数700社など世界中からフィンテック関連のスタートアップ、投資家、VC、グローバル金融機関、銀行、政府高官等が集まり、イノベーティブなビジネス機会を創出するイベントとなっています。


FinTech Festival Singapore 2024:開催概要

開催日:2024年11月6日(水)〜8日(金)

開催場所:Singapore EXPO 

主催者:シンガポール金融管理局、Elevandi、Consteller

プログラム:https://www.jetro.go.jp/news/announcement/2024/200d19f8e4c98d58.html


オカネコ』について

スマホから居住地や年齢、年収、家族構成などの約20問の質問に答えるだけで、同エリア・同年代・同世帯構成の人と比較したユーザーの家計状況を診断。さらに、診断結果から推定した簡易ライフプランやFP(ファイナンシャルプランナー)やIFA(金融商品仲介業者)等のお金のプロからの個別アドバイスコメントが届き、ユーザーはチャットや面談で個別相談もすることができます。匿名・無料で気軽に利用できるオンラインサービスです。


株式会社400Fについて

“お金の問題を出会いで解決する”ことを理念に2017年11月に設立。家計改善、資産運用、保険などお金に関するさまざまなアドバイスをワンストップで無料相談できる国内最大級のプラットフォーム『オカネコ』を運営。どんな立場の人にも有効な「お金の問題解決」の機会を提供し続けます。

・会社名:株式会社400F(フォーハンドレッド・エフ)

・本社:〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町9-1 兜町第2平和ビル FinGATE BLOOM 4F

・設立: 2017年11月1日

・代表者:代表取締役社長CEO 中村 仁

・事業内容 :『オカネコ』の運営、金融オンライン・アドバイザー事業(金融サービス仲介+保険代理店事業)、顧客接点最適化に関するコンサルティング事業、オウンドメディア『オカネコマガジン』の運営、転職サービス『オカネコ転職』の運営、保険比較サイト『オカネコ保険比較』の運営

会社HP

株式会社400F 採用サイト

株式会社400F 採用担当note

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