-リスクマネジメント支援の新たな届け方-
損害保険ジャパン株式会社のプレスリリース
損害保険ジャパン株式会社(代表取締役社長:石川 耕治、以下「損保ジャパン」)とSOMPOリスクマネジメント株式会社(代表取締役社長:中嶋 陽二、以下「SOMPOリスク」)は、SOMPOリスクが1997年の設立以来、大企業、中堅企業を中心に培ってきたリスクマネジメントの知見を活かし、日本経済の基盤を支える中小企業に対して、デジタルと人を組み合わせた新たな手法による中小企業向けリスクマネジメントサービスの提供を2024年11月から開始します。今後、中小企業の持続的な成長とサプライチェーンの安定化を支援し、地域経済の活性化および社会全体のレジリエンス強化に貢献していきます。
1.背景
近年、自然災害の頻発、原材料価格の高騰や為替変動、少子高齢化に伴う人手不足など、中小企業を取り巻くリスクは多様化・複雑化し、これらのリスクに備える必要性は従来になく高まっています。
一方で、日本損害保険協会の調査※1によると、中小企業が「リスクを感じながら対策をしていない理由」として「対策をする費用に余裕がない」、「具体的な対策方法がわからない」が上位を占め、低コストで課題に寄り添うことのできる一定のノウハウを持つ支援者が求められています。
SOMPOグループでは、従来のSOMPOリスクによるオーダーメイド型のコンサルティングサービスのみでは普及に限りがあり、多くの中小企業へ幅広く効率的に、安価なサービスを提供する手法を摸索していました。
※1 一般社団法人 日本損害保険協会 「中小企業におけるリスク意識・対策実態調査2023調査結果報告書」
2.概要
2024年11月から、損保ジャパンとSOMPOリスクは中小企業が抱えるリスク管理の課題に対して、リスクマネジメントパートナー(以下「パートナー」)※2を通じた以下の2つのアプローチにより、中小企業のリスクマネジメント強化に向けた支援を開始します。
※2 リスクマネジメントパートナーとは、取引先である中小企業のビジネス状況や課題を把握し、当該中小企業と取引関係のある会社(金融機関、保険代理店、大企業のサプライチェーン管理部門など)をいいます。
(1)パートナーによる簡易リスクコンサルティング
全国の中小企業へ幅広く、効率的にリスクマネジメントサービスをお届けすることを目的に、SOMPOリスクは汎用化した自社のリスクマネジメント支援手法をデジタルサポートツールに組み入れ、中小企業のビジネス状況や課題を把握し寄り添うことができるパートナーへ提供します。パートナーはそのツールを用いて取引先の中小企業に簡易コンサルティングを行い、中小企業が直面しているリスクや課題を顕在化させます。
第一弾として、11月に「全社リスクアセスメント支援(企業を取り巻く事業リスク分析)」および「事業継続力強化計画策定支援」の各ツールをリリースします。今後も市場ニーズを踏まえて、順次、コンテンツを追加予定です。
(2)中小企業向けサービスの提供
SOMPOリスクの公式ウェブサイト内に「中小企業向けサービスサイト※3」を新設し、パートナーによる簡易リスクコンサルティング実施後に洗い出された中小企業の課題に対し、対策優先順位が高い災害対応や、サイバー対応、サステナビリティ対応、ハラスメント対応等に役立つ動画・研修サービスなどのソリューションサービスをお求めやすい価格でご提供します。
※3 SOMPOリスク公式ウェブサイト「中小企業向けサービスサイト」( https://www.sompo-rc.co.jp/smb_services )
3.費用
(1)パートナー向け簡易リスクコンサルティング支援ツール
年間利用料 1コンテンツ 4万5千円(税抜)~
(2)中小企業向けサービス
各コンテンツに応じて5~20万円(税抜)
4.今後の展開
損保ジャパンとSOMPOリスクは、中小企業が抱えるリスク管理の課題に対して、保険を含めたソリューションサービスの拡充を図り、中小企業の経営の成長を後押しし、SOMPOのパーパスに掲げる「“安心・安全・健康”であふれる」社会の実現に貢献していきます。
以上