心不全増悪の兆候を早期検出する腕時計型ウェアラブルデバイスを用いた在宅モニタリングシステムの開発を行うA-wave株式会社に出資

三菱UFJキャピタル株式会社のプレスリリース

三菱UFJキャピタル株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 小島 拓朗)は、当社が運営するファンド(三菱UFJライフサイエンス4号投資事業有限責任組合)より、心不全増悪の兆候を早期検出する腕時計型ウェアラブルデバイスを用いた在宅モニタリングシステムの開発を行うA-wave株式会社(以下、A-wave社)に対し出資したことをお知らせいたします。

  • A-wave株式会社について

A-wave社は大阪大学大学院 医学系研究科 外科学講座 心臓血管外科学の桝田浩禎氏の研究成果に基づき設立された大阪大学発スタートアップで、心不全増悪の兆候を早期検出する腕時計型ウェアラブルデバイスを用いた在宅モニタリングシステムの開発を行っています。

慢性心不全患者は国内に約120万人いると言われており、高齢化社会に伴い近年増加しております。心不全を発症し入院した患者は退院後に再び症状が悪化し入退院を繰り返すリスクがありますが、症状が重症化する前に投薬などの治療介入を行うことで入院を避けられることが知られています。A-wave社は腕時計型ウェアラブルデバイスを用いた在宅モニタリングシステムを開発し、患者の心不全関連情報を測定することで心不全増悪の兆候を早期に捉え、治療介入を促すことで再入院を抑制することを目指しています。

  • 出資背景

A-wave社が開発する腕時計型ウェアラブルデバイスは、患者に対し非侵襲で行動変容をほとんど必要とせずに心不全増悪を早期検出することが期待されます。心不全で入院した患者の退院後の症状を管理することは難しく、多くの患者が再入院しているのが現状です。同社が開発するウェアラブルデバイスを利用することで、重症化する前に治療介入し再入院を回避できる可能性があることを評価し、今回出資いたしました。

A-wave社の革新的な技術を社会実装できるよう、MUFGのネットワークを活用し支援してまいります。

【A-wave社 概要】

会社名:A-wave株式会社

所在地:大阪府大阪市北区角田町8番47号

代表者:代表取締役社長 桝田浩禎

設 立:2023年5月

事業内容 :心不全増悪を早期検出する腕時計型ウェアラブルデバイスを用いた在宅モニタリングシステムの開発

U R L :https://awave.co.jp

【三菱UFJキャピタル株式会社について】

三菱UFJキャピタルは、1974年に設立以来、三菱UFJフィナンシャル・グループのベンチャーキャピタルとして業界をリードするノウハウを提供し、幅広い業種に対する投資を行っています。IPOを実現されたお客さまは、幅広い業種にわたり約920社と、業界トップクラスの実績を有しています。

ライフサイエンス分野においては、2017年2月の1号ファンド以降、「三菱UFJライフサイエンス4号ファンド」(200億円)を含め計500億円と継続的にファンドを設立しています。ライフサイエンスに特化した民間ファンドの運営としては国内最大規模であり、創薬、再生医療、医療機器(デジタルヘルスを含む)などのベンチャー企業を対象に最長約12年間の期間で投資を行っています。バイオベンチャー投資にとどまらず、アカデミア創薬、製薬会社のカーブアウト案件、製薬会社の開発プロジェクトへの投資、医療機器関連にも注力しています。

◆会社概要

会社名:三菱UFJキャピタル株式会社

所在地:東京都中央区日本橋2丁目3番4号 日本橋プラザビル7F

代表者:代表取締役社長 小島 拓朗

設 立:1974年8月1日

事業内容:ベンチャーキャピタル事業

U R L :https://www.mucap.co.jp/

◆三菱UFJライフサイエンス4号投資事業有限責任組合について

投資対象:創薬、創薬基盤、再生医療、医療機器などを中心としたライフサイエンス分野

無限責任組合員:三菱UFJキャピタル株式会社

出資者:株式会社三菱UFJ銀行、三菱UFJキャピタル株式会社

設 立:2023年3月28日

ファンド総額:200億円

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