【年末間近!今年の新NISA活用実態と来年の展望調査】

投資上級者の7割が新NISAの投資枠を使い切ると回答 新NISAの満足度も高く、来年も同額以上の投資予定者も多数 投資上級者の4人に1人は成長投資枠でETFに投資

Global X Japan株式会社のプレスリリース

■調査背景

投資枠は使い切る?2025年はどうする?新NISAの今年の来年の動向を調査

 2024 年も残すところ3ヶ月を切りました。今年からスタートした新 NISA の「つみたて投資枠(120万円/年)」と「成長投資枠(240 万円/年)」の非課税投資枠をどの程度まで活用できるか、見通しが立つ頃だと思います。

 そこで今回は、新NISAで資産運用に取り組む投資初心者・中級者・上級者*それぞれ約100名を対象に、今年の投資状況や来年の計画についてアンケートを実施しました。

 アンケート結果では、全体的に新NISAに対する評価は高く、特に中・上級者では今年の新NISAの投資枠を積極的に使い切ろうという姿勢が鮮明になりました。そして投資上級者の4人に1人は「成長投資枠」でETFに投資していることも分かりました。

 また来年も継続して新NISAを活用した資産運用に取り組む予定の方が多い結果となりました。

■調査サマリー

• 投資初心者は「つみたて投資枠」、中級者は「成長投資枠」を重視、上級者は同程度。

• 投資中・上級者の方が初心者よりも現時点で多くの金額を新NISAにて投資

• 投資上級者の7割が年間投資枠を「使い切った」または「使い切る予定」

• 投資上級者の4人に1人は「成長投資枠」でETFに投資

• 新NISAへの満足度は投資上級者ほど高い傾向に

*回答者ご自身に投資経験を投資初心者・中級者・上級者から選択いただき集計。

■調査結果詳細

新NISA導入前から、約7割の人がNISAを活用した資産運用

 NISAを活用した投資を始めたタイミングについては、新NISA以前からNISAを活用していた人が約7割となり、多くの方がこれまでもNISAで資産運用をしていたことが分かりました。(図1)

新NISAで投資初心者は「つみたて投資枠」を、中級者は「成長投資枠」を重視。上級者は半々

 「つみたて投資枠」と「成長投資枠」のどちらを主に活用しているかについて、投資初心者は「つみたて投資枠」、中級者は「成長投資枠」が最多、上級者は各同程度の結果となりました。

 なお、投資中・上級者の5人に1人は、どちらの枠も活用していることも分かりました。(図2)

「つみたて投資枠」「成長投資枠」共に、投資中・上級者が多くの金額をすでに投資

投資初心者は「成長投資枠」の利用にはやや慎重?

 それぞれの投資枠の調査時点(2024年9月)の活用状況については、どちらも投資中・上級者の方が初心者よりも多くの枠を消化しており、既に満額を消化している人も各2割程度みられました。

 また「成長投資枠」を活用していない初心者は 32.4%と、投資中・上級者と比較して突出して多く、初心者はまずは「つみたて投資枠」を活用し、余力がある方が「成長投資枠」も活用している様子が伺えました。(図3)

投資上級者の7割が年間投資枠を「使い切る」

 調査時点で「つみたて投資枠」「成長投資枠」のそれぞれに満額投資していない人の投資計画については、投資上級者の約6割が各投資枠を使い切る予定との回答でした。すでに満額投資済みの回答と合計すると、約7割の方が「使い切る」という結果となりました。

 一方、投資初心者においては、投資枠を使い切るとの回答は各 2 割程度に留まりました。(図 4)

現時点での新NISAでの投資額は約7割が「予定通り」

 新NISAでの投資額が予定通りであったか否かについて、「つみたて投資枠」「成長投資枠」共に、投資初~上級者までいずれも約7割が「予定通り」と回答しました。7~8月に起きた株価の乱高下といった想定外の事態が起きた中でも、多くの方が計画通りに投資を進めているようです。

 また投資上級者は予定以上に、投資初心者は予定よりも少なく投資している傾向も伺えました。(図5)

つみたて投資枠における投資銘柄数は、投資初心者は1銘柄、投資中・上級者は2銘柄が最多

 投資している銘柄数は、「つみたて投資枠」では投資初心者の「1銘柄」が最多の一方、投資中・上級者においては「2銘柄」が最多となりました。また「成長投資枠」では投資初~上級者のいずれも「3銘柄」が最多となりました。

 投資中・上級者において、「つみたて投資枠」で約2割の方が5銘柄以上、「成長投資枠」で1割前後の方が11銘柄以上に投資している点が、投資初心者とは異なる特徴となりました。(図6)

投資上級者の4人に1人がETFにも投資

 「成長投資枠」で投資している商品は、投資中・上級者において「個別株」が最も多く、次いで投資信託が続く結果となりました。

 一方「ETF」への投資は、投資初心者では5.3%に留まるものの、投資上級者では25%と、4人に1人が投資をしていることが分かりました。(図7)

新NISAへの満足度は投資上級者ほど高い傾向

 新NISAに対する満足度については、投資上級者の68.4%、中級者の59.1%、初心者の41.4%が「とても満足している」「まぁまぁ満足している」と回答。上級者ほど新NISAに対する満足度が高い結果となりました。(図8)

来年も今年と同額以上に新NISAを活用した投資意向

 来年の新NISAを活用した投資については、投資初~上級者のいずれも、7割程度が今年と同額かそれ以上で検討している結果となりました。特に投資上級者は「今年よりも投資額を増やす」「今年同様満額投資する」といった回答が多く、新NISAの活用に積極的な様子が伺えました。(図9)

■当社コメント

・今回は新NISAを活用した投資について着目しました。経験度合いによって差はありましたが、「つみたて投資 枠」「成長投資枠」がそれぞれ活用されている結果となりました。

・投資額については、投資中・上級者による投資枠の消化が早く、また当初の計画以上に投資をするなど、制度を十分に活用する姿勢が垣間見られました。

・また新NISAの投資銘柄数は投資中・上級者になるほど、「分散投資」を意識している様子が伺えました。

・投資上級者の4人に1人は新NISAにてETFを活用しており、この点が投資初・中級者との違いとなりました。しかしながら、ETFは投資上級者のみに適しているのではなく、幅広い投資家層に活用していただける金融商品です。当社としても、今後もETFについての情報発信を積極的に行いますので、ぜひ来年の投資計画の中で選択肢に加えていただけましたら幸いです。

■調査概要

調査方法: インターネット調査

調査期間: 2024年9月18日~9月19日

調査対象: 新NISAを活用している投資初級者・中級者・上級者(全国20代~60代男女)

     ※回答者ご自身に投資経験を投資初心者・中級者・上級者から選択いただき集計

有効回答: 332名

■ETFとは

ETF とは「Exchange Traded Fund」の略称であり、日本語では「上場投資信託」といいます。

株式と同様に取引所で柔軟に売買が可能で、投資信託と同様に一度の取引で複数銘柄に分散投資を行う金融商品です。

【Global X Japan 株式会社 企業紹介】

当社はGlobal X Management Company, Inc.、株式会社大和証券グループ本社、および大和アセットマネジメント株式会社の合弁会社です。成長テーマ型、インカム型、コア型といった革新的なETFラインナップを揃える、日本で唯一のETF専門資産運用会社です。

 

Global X Japan 株式会社

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 3174 号

一般社団法人日本投資顧問業協会会員

一般社団法人投資信託協会会員

当社Webサイト: https://globalxetfs.co.jp/

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