保育業界のマネジメント業務を一元管理するSaaS「KatagrMa」開発を推進、国内保育の質向上に貢献
モバイル・インターネットキャピタル株式会社のプレスリリース
モバイル・インターネットキャピタル株式会社（代表取締役：元木新、本社：東京都千代田区、以下MIC）は、この度、保育・教育関連業界の人材育成プラットフォーム「KatagrMa（カタグルマ）」を提供する株式会社カタグルマ（本社：東京都千代田区、代表取締役：大嶽 広展、以下カタグルマ）へ投資を実行いたしました。
カタグルマが提供する「KatagrMa（カタグルマ）」は、保育・教育現場における職員の育成や評価を効率化し、組織全体のレベルアップを支援するSaaSプラットフォームです。私たちMICはカタグルマに対して資金提供だけでなく、MICが持つ豊富なネットワークやノウハウを活用し、事業成長を支援し、日本の保育の質向上に貢献してまいります。
投資の背景
日本の保育業界は、過去10年においては女性の就業率向上等を背景に、保育園や認定こども園等の保育施設や、児童発達支援事業や放課後等デイサービスなどの療育施設の需要・ニーズが急増しています。それに伴い施設が急増した一方で、保育業界における人材不足やサービスの質の低下を招き、子どもの事故の増加、保育者による虐待等が業界問題として深刻化しました。
残念ながら、依然として有効求人倍率がどの産業よりも圧倒的に高く、養成校卒業生の減少、潜在保育士増加による人手不足によって、サービスの質を高めることは難しい状況です。カタグルマのソリューションは、こうした保育業界の課題を解決し、保育の質向上に大きく貢献することが期待されます。
MICは、創業以来、IT・デジタルテクノロジー領域への投資を積極的に行っており、22件のIPO実績を誇ります。特に、近年は日本における大企業とのオープン・イノベーションを推進しており、今回の投資もその一環です。カタグルマのソリューションは、日本の保育業界のDXを加速させ、子どもたちの未来をより良いものにする上で重要な役割を果たすと考えています。
参照リリース⇒https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000079446.html
投資先企業紹介ー株式会社カタグルマー
株式会社カタグルマは、属人的なマネジメントによる国内の保育業界における人材不足を背景に、保育・教育関連業界の人材育成プラットフォーム「KatagrMa」を提供しています。個人面談履歴や評価履歴の一元管理、目標設定、研修履歴管理など、人材育成に必要な機能を網羅しており、保育現場の課題である属人化や情報共有の不足を解消します。当サービスは、市場において高い評価を受けており、今回の資金調達によってさらなる成長が期待されます。
実 績： 2024年8月時点で、KatagrMa有償導入登録ID数（利用職員数）が10,000名を突破
製品特徴： 個人面談履歴、評価履歴、目標設定、研修履歴管理など、人材育成に必要な機能を網羅。 職務評価、能力評価、目標評価など、多様な評価方法に対応しており、施設のニーズに合わせてカスタマイズが可能。
展 望：既存対象顧客である保育園、認定こども園、幼稚園等に加え、児童養護施設、乳児院、母子生活支援施設などの児童福祉分野。障がい者グループホーム、就労継続支援事業所などの障がい福祉分野。さらには小学校、中学校、高校などの学校分野など、未来を担う子どもたちの育ちとその延長線上に関わるマーケットへの展開を目指す。
【会社概要】
会社名：株式会社カタグルマ
事業内容：保育・教育関連業界のSaas企画・開発・販売
所在地：東京都千代田区神田須田町1-14-1 ヒューリック神田須田町ビル2階216号室
代表者名：大嶽広展
従業員数：20名（業務委託・アルバイト含む）
資本金：3,500万円（資本準備金含む）
URL：https://katagrma.jp/
担当キャピタリストコメント/MIC 稲垣 泰仁
この度、カタグルマ社に出資させていただき、仲間に加われることを大変嬉しく思います。
高い離職率による慢性的な人材不足という深い課題を抱える児童福祉業界において、当社が提供するソリューションは職員の働きがいの創出及び保育の質の向上に寄与し、当該業界課題の抜本的解決につながると確信しています。
日本の未来を担う子どもたちの成長を支える児童福祉業界において、当社が描くビジョンは極めて重要であり、大嶽さんをはじめとする社員の皆様の高い視座と成長意欲、そして児童福祉現場の本質的な課題に対する深い洞察力に、大きな可能性を感じています。
当社とともに、児童福祉業界に新たなイノベーションを起こし、日本の社会課題解決に貢献できることを心から楽しみにしています。
モバイル・インターネットキャピタル株式会社とは
私たちモバイル・インターネットキャピタル株式会社は、1999年の創業時から変わらずハンズオンスタイルを貫き、シードからプレIPOまで幅広いステージのベンチャー企業への投資支援を継続しています。老舗VCとして22件のIPO実績（2024年9月時点）を持ち、現在5号ファンドを105億規模で運用中。2021年には投資先企業の価値発信のため公式ポッドキャスト制作をスタート。2023年1月にはシード期への投資に特化したMIC Seed１号ファンドを組成しました。
【会社概要】
会社名 ：モバイル・インターネットキャピタル株式会社
所在地 ：東京都千代田区霞が関3-2-5 霞ヶ関ビル4階
代表者 ：代表取締役社長 元木 新
設立日 ：1999年11月11日
事業内容：ベンチャーキャピタル事業
会社HP ：https://www.mickk.com/
