犬と猫とで異なるいたずらの傾向と対策
ペットメディカルサポート株式会社のプレスリリース
ペット保険「PS保険」を提供するペットメディカルサポート株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:米満 明仁)はこの度、全国の20~69歳の犬や猫の飼い主420名(有効回答数)にアンケートを実施し、「愛犬や愛猫のいたずら」に関する実態を調査しました。その結果を、詳しく紹介いたします。
【調査概要】
期間:2024年8月28日~30日(3日間)
対象:全国の20~69歳の犬や猫の飼い主
方法:インターネットリサーチ
有効回答数:420(調査の対象となったのは2,000名で、21%にあたる420名から回答を得ました。このうち、犬の飼い主276名、猫の飼い主144名)
※本集計データを引用する場合は、出所元として「ペット保険『PS保険調べ』」と明記をお願いします。
【調査結果:愛犬や愛猫のいたずらに関する実態】
・愛犬が最もするいたずらは「脱走」(14.1%)、愛猫は「家財を壊す、傷を付ける」(22.9%)
・愛犬や愛猫にいたずらされたとき、飼い主の気持ちは「びっくり」が最多
・愛犬のいたずらの主な理由は「好奇心」と「退屈」、愛猫の場合は「好奇心」と「ストレス」
・愛犬のいたずらの防止策は、おもちゃを与えることや環境の管理に加え、しつけや家財の保護と多岐にわたる
・愛猫のいたずら防止策は、おもちゃを与えることと家財の保護を重視
※本集計データは小数点以下第1位を四捨五入しているため、集計値の合計は必ずしも100%とならない場合があります。
※グラフ内に「複数回答可」と記載している設問は、設問に対する回答者数を分母として選択肢ごとの割合を算出しているため、集計値の合計が100%を超える場合があります。
愛犬のいたずらで最も多いのは「脱走」、愛猫は「家財を壊す、傷を付ける」
愛犬や愛猫がよくする「いたずら」を飼い主に伺いました。
犬の飼い主では、「脱走」(14.1%)が最多でした。次に「部屋を散らかす」(13.4%)、「食べ物を盗み食いする」(11.2%)、「家財を壊す、傷を付ける」(10.1%)と続きます。犬は散歩で外出する機会が多いため、猫よりも「脱走」の割合が高いのですが、それ以外は目立った傾向がなく、多岐にわたることがわかりました。
猫の飼い主では、「家財を壊す、傷を付ける」(22.9%)が最多で、続く「部屋を散らかす」(20.1%)と合わせて、3位以下に倍以上の回答率となり、顕著な傾向が見られます。猫は爪の健康維持やストレス解消、自身のテリトリーを示すために爪とぎをすると言われています。猫のこうした生理的、本能的な行動が「家財を壊す、傷を付ける」や「部屋を散らかす」の主な原因と考えられます。
全体的に、「特になし」(犬:32.6%、猫:25.0%)と回答する飼い主が多かったものの、具体的ないたずらに関して、犬は「脱走」「部屋を散らかす」の順で、猫は「家財を壊す、傷を付ける」「部屋を散らかす」の順で多いことがわかりました。この違いは、犬と猫の行動特性や環境の違いによるものと考えられます。
愛犬や愛猫にいたずらされたとき、飼い主の気持ちは「びっくり」が最多
愛犬や愛猫にいたずらされたときの気持ちを、飼い主に伺いました。
犬の飼い主では、「びっくり」(33.3%)が最多でした。次に「笑い」(26.9%)、「落胆」(17.7%)、「無力感」(9.1%)、「悔しさ」(7.0%)、「そのほか」(5.9%)と、いたずらに対する感情の幅が見られます。また、最も多くの飼い主が選んだ愛犬のいたずらは「脱走」であり、愛犬の予期しない行動に驚くという傾向が見られます。
一方、猫の飼い主でも「びっくり」(32.4%)が最多で、次に「笑い」(25.9%)、「落胆」(17.6%)、「そのほか」(13.0%)、「無力感」(6.5%)、「悔しさ」(4.6%)となっています。愛猫のいたずらは、「家財を壊す、傷付ける」という行動が多く見られ、これが飼い主の感情に大きな影響を与えていると考えられます。
愛犬のいたずらの主な理由は「好奇心」と「退屈」、愛猫の場合は「好奇心」と「ストレス」
愛犬や愛猫にいたずらをする理由を、飼い主に伺いました。
犬の飼い主の回答は、「好奇心」(50.5%)が最多でした。これは、犬が新しい物や状況に対する探究心から、いたずらをする傾向が強いことを示唆しています。次の「退屈」(34.9%)では、犬が暇を持て余すといたずらに走ってしまうと考えられます。また、「ストレス」(32.3%)、「運動不足」(30.6%)も犬のいたずらに影響していることがわかりました。
猫の飼い主の回答も「好奇心」(50.9%)が最多でした。猫は探求心に加え、狩猟本能を満たすために(人間から見て)いたずらをすると考えらえます。次に、「ストレス」(32.4%)となり、猫のいたずらもストレスが大きな要因になっていることがわかりました。また、「運動不足」(25.9%)、「退屈」(24.1%)と続きますが、その割合は犬よりも低く、強い関連性は示されていません。
これらの結果から、愛犬と愛猫のいたずらの理由には共通点がありつつも、動物の特性による違いが見られます。犬の場合、「好奇心」と「退屈」が顕著な要因であるのに対し、猫では「好奇心」と「ストレス」が主な要因であることがわかりました。
愛犬と愛猫とで異なるいたずら防止策
愛犬や愛猫のいたずらに飼い主は、どのような防止策を講じているのでしょうか。ここでも、それぞれのいたずらの内容によって、防止策に違いが見られます。
愛犬のいたずら防止策は、「専用のおもちゃを与える」(24.7%)が最多でした。次いで、「家具を保護する」「特定の部屋やケージ内に移動する」(21.5%)が並びます。これらの対策は、愛犬のいたずらを減らすために広く利用されており、特に遊びや環境の管理が効果的であることを示しています。さらに、「訓練を行う」(14.0%)、「家電を保護する」(11.3%)が続くという結果でした。このことから、しつけと物理的な家財の保護も重要と考えられます。
愛猫の場合は、「家具を保護する」(30.6%)が最多で、次に、「専用のおもちゃを与える」(20.4%)、「家電を保護する」(12.0%)という結果となりました。愛猫のいたずら防止には、愛犬の場合と同様に、おもちゃを与えることに加えて、特に家財の保護が重要視されています。続いて、「特定の部屋やケージ内に移動する」(10.2%)であり、愛猫にとっても環境の管理が対策のひとつとして用いられていることがわかります。「訓練を行う」や「かみつき防止スプレーを使う」は比較的少数派であり、愛猫のいたずらには物理的な家財の保護が中心となっていることが示されています。
このアンケート結果から、愛犬と愛猫のいたずらには、異なる防止策が取られていることがわかりました。愛犬には、おもちゃを与えることや環境の管理に加え、しつけや家財の保護と多岐にわたり、愛猫には、おもちゃを与えることや家財の保護が重視されています。
犬と猫とで異なるいたずらの傾向と対策
今回のアンケート結果から動物的特性により犬と猫とで、いたずらの原因や傾向に違いがあり、防止策についても異なることがわかりました。愛犬のいたずらは「脱走する」や「部屋を散らかす」が多く、これらをおもちゃや環境の管理、しつけによって対策します。愛猫のいたずらは、「家財を壊す、傷を付ける」や「部屋を散らかす」が多く、愛犬の場合と同様におもちゃに加えて、物理的な保護を重視します。
愛犬や愛猫のいたずらは、ときに「驚き」や「笑い」を飼い主に与えてくれます。しかし、「食べ物を盗み食いする」などのいたずらによって、ケガや病気を引き起こし、予期せぬ医療費の発生につながる可能性もあります。ペット保険に加入することで、こうしたリスクに備え、経済的な安心を確保できます。愛犬や愛猫の健康と安全を守るために、ペット保険のご活用をぜひご検討ください。
ペットメディカルサポートのペット保険「PS保険」は、契約者さまへのサービスとして、経験豊富な獣医師に24時間365日電話相談できる「獣医師ダイヤル」を無料(※1)で提供しています。かかりつけの動物病院の診察時間外の時なども、すぐに相談できて安心です。
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※2 将来の保険料を約束するものではありません。
■ペット保険商品「PS保険」の特長
https://pshoken.co.jp/summary/
【会社概要】
商号 : ペットメディカルサポート株式会社
代表者 : 代表取締役社長 米満 明仁
所在地 : 〒107-0052 東京都港区赤坂8-4-14 青山タワープレイス2階
営業開始日: 2008年5月2日
事業内容 : 少額短期保険業(登録番号 関東財務局長(少額短期保険)第24号)
資本金 : 3億3,275万円(2024年3月時点)
URL : https://pshoken.co.jp/