アフリカのFintech最前線に立つ日本人起業家のプレスリリース
株式会社HAKKI AFRICAのプレスリリース
アフリカでタクシードライバー向けマイクロファイナンス事業を行うHAKKI AFRICA(ハッキアフリカ)は、アフリカ最大級の*ライドシェアリング企業Bolt(ボルト)とのパートナーシップを締結しました。
*ライドシェアリング:スマートフォンアプリ上でタクシーを呼ぶことができる、配車サービスのこと。
■パートナーシップについて
Boltは、エストニア発のライドシェアリング事業を行うユニコーン企業です。アフリカやヨーロッパを始めとした50ヶ国、600都市以上で事業を展開していて、累計2億人以上の顧客にサービスを提供してきました。Boltは、タクシーを快適で安全な移動手段としてアフリカの一般層にも普及させるため、アフリカ各国でプラットフォーム上のドライバー数増加を目指しています。
そこで、タクシードライバー向けファイナンスでケニア国内マーケットシェア1位を誇るHAKKI AFRICAを、ケニアにおける公式ファイナンスパートナーとする、戦略的パートナーシップ締結に至りました。HAKKI AFRICAは、独自に開発している信用スコアリングシステムをはじめとするFintech(Credit Tech)を活用し、現地の金融サービスにアクセスすることが難しいタクシードライバーに向けた融資を行っています。
今回のパートナーシップでは、Boltアプリに専念して働くことを誓約するドライバーに対し、通常より低いローンの頭金で融資を行い、Boltアプリ上でのパフォーマンスによってインセンティブが付与される仕組みとなっています。また、Boltが公式パートナーに提供するFleet Management Systemを活用することでHAKKI AFRICAにとって債権管理方法の幅が広がり、返済率をより高く維持することが可能となります。より好条件で融資を受けたいドライバー、アプリに登録するドライバーを増やしたいBolt、返済確実性の高いドライバーに融資を行いたいHAKKI AFRICAの3者にとって有益なパートナーシップで、HAKKI AFRICAはさらなるマーケットシェアの獲得を目指します。
■HAKKI AFRICAがタクシードライバー向け融資をする理由
アフリカをはじめとした発展途上国では、多くの人々が信用不足により金融サービスにアクセスできないという課題があります。現地銀行の提供するローンの審査に通過するハードルは高く、人口の数%しかアクセスできません。金融サービスにアクセスできない低-中所得者層の中でも、特にタクシードライバーという職業はその努力が報われにくい現実にあります。彼らは車を購入したいものの、銀行の審査には通らず、高額なレンタカーを利用して仕事をしています。レンタル代金は2年間程度借りるとその合計額が車の購入代金を超える金額になるものの、それを一生払い続けても車が手に入ることはありません。そのため彼らは、その日暮らしの生活からの脱却が難しい現状に立たされています。しかし、HAKKI AFRICAの信用スコアリングシステムは、金融サービスにアクセスできなかった低-中所得者層の人々にも信用を付与し、融資を可能としました。HAKKI AFRICAから融資を受けたドライバーはレンタカー代金と同程度の返済を約3年半続けると、車を入手することができます。完済以降は、ドライバーとして手取りの収入を上げることができたり、車を売却してそれを元手に新たにビジネスを始めることが可能になったりと、多くの選択肢を得ることができます。HAKKI AFRICAは”誠実な努力が公平に報われる世界”というビジョンを掲げ、誠実に努力するタクシードライバーへの融資と、信用スコアリングシステムの展開を通じて、ビジョンの実現を目指しています。
<Boltについて>
会社名:BOLT OPERATIONS OÜ
設立:2013年8月
事業内容:
・ライドシェアリングサービス
・マイクロモビリティ(カーシェアリング、電動キックボードレンタル)
・デリバリーサービス
URL:https://bolt.eu
株式会社 HAKKI AFRICA
所在地:東京都港区芝浦1-13-10 第3東運ビル8F
連絡先:https://hakki-africa.com/contact/
事業内容:
・新興国向け信用スコアリングパスポートの開発
・上記を利用した新興国における中古車購入ローンの提供