全国13労働金庫の2023年度決算概況について

ろうきんのプレスリリース

 
各位
全国13労働金庫の2023年度決算概況について
 
 
 全国13労働金庫の2023年度(令和5年度)決算概況をとりまとめましたので、下記のとおりお知らせいたします(以下の計数は特に断りのない限り、全国13労働金庫の合計値・平均値です)。
 

 
概要
 2023年度の当期純利益は前年度比1億円(0.34%)増加して321億円となりました(以下、増減は前年度または前年度末との比較)。
 預金(譲渡性預金を含む。以下同じ。)は1,250億円(0.54%)増加して23兆848億円、貸出金は2,811億円(1.83%)増加して15兆5,716億円となりました。
 自己資本比率は0.07ポイント上昇して9.58%となりました。
(注1) 会計年度:2023年4月1日~2024年3月31日、計数は単体ベースのものです。
(注2) 本文中の各表は添付資料をご参照ください。
 
1.損益の状況 (表1)
 資金運用収益は、貸出金利息並びに系統中央金融機関である労働金庫連合会からの配当及び日本銀行の地域金融強化のための特別当座預金制度による特別付利などが減少したものの、預け金利息、有価証券利息配当金の増加により25億円(1.03%)増加となりました。資金調達費用は、預金利息の減少などにより4億円(5.86%)減少となりました。
 役務取引等収益は、融資関連手数料などの増加により41億円(30.82%)増加となりました。役務取引等費用は、団体信用生命保険の保険料などの増加により17億円(3.68%)増加となりました。
 その他業務収益は、国債等債券売却益の減少などにより33億円(19.70%)減少となりました。
経費は、労働金庫業態の共同オンライン・システムに係る運営費用の増加などにより、36億円(2.25%)増加となりました。
 業務純益は19億円(4.46%)減少して422億円となりました。
 特別利益は、固定資産の処分益 11 億円を計上しています。
 
2.預金の状況 (表2)
 預金残高は1,250億円(0.54%)増加して23兆848億円となりました。
流動性預金は3,974億円(4.74%)増加して8兆7,728億円、定期性預金(譲渡性預金を含む)は2,723億円(1.86%)減少して14兆3,120億円となりました。
 
3.貸出金の状況 (表2)
 貸出金残高は2,811億円(1.83%)増加して15兆5,716億円となりました。
預貸率(期末)は貸出金(分子)の増加率が預金(分母)の増加率を上回ったため、0.86ポイント上昇して67.45%となりました。
 
4.労働金庫法及び金融再生法に基づく開示債権の状況 (表3)
 2024年3月末における労働金庫法及び金融再生法に基づく開示債権額(貸出金以外の与信も対象)のうち、破産更生債権及びこれらに準ずる債権、危険債権、要管理債権(三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権の計)の合計額は、74億円(8.92%)増加し915億円となりました。
 総与信残高に占める割合は、0.04ポイント上昇して0.59%となりました。
 
5.主要利回等 (表4)
 貸出金利回は0.02ポイント低下して1.20%、預金利回は前年度と変わらず0.03%となりました。
預金貸出金利鞘(貸出金利回-(預金利回+経費率))は0.03ポイント低下して0.47%となりました。
総資金利鞘(資金運用利回と資金調達原価率との差)は0.01ポイント低下して0.27%となりました。
                                              以上
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