物流業界のニーズに応じた貨物保険商品を提供し、ドライバーの安心・安全な運行環境に貢献
CBcloud株式会社のプレスリリース
CBcloud株式会社(以下、CBcloud)は、損害保険ジャパン株式会社(以下、損保ジャパン)との協業による「ピックゴーの貨物保険」の加入者数が1,000名を突破したことをお知らせいたします。「配送ドライバーさんに寄り添って、荷主企業含め物流業界全体のニーズに応え得る貨物保険商品を開発したい」との思いを胸に、長年にわたる「ピックゴー」での知見をいかして、貨物保険制度の開発をいたしました。2023年10月の取り扱い開始から2024年7月までの集計で、累計加入者が1,000名を超えました(2024年7月25日時点)。この取組は、ドライバーの安心・安定による仕事環境の一層の向上、およびコスト低減に役立っています。
【ピックゴーの貨物保険制度詳細】
◆保険種類: L-Pack(物流業者包括賠償責任保険)
◆保険期間: 1年間
◆年間掛金: 20,900円(※本制度の維持・運営のために各加入者が支払う制度運営費500円含む)
◆補償範囲: 国内のみ
◆加入者範囲 : ピックゴー登録済み軽貨物ドライバー
◆取扱代理店: CBcloud株式会社
◆引受保険会社: 損害保険ジャパン株式会社
【背景とCBcloudの取り組み】
貨物保険は一般的に運送事業者にとって不可欠な保険であると考えられていますが、ドライバー向けのアンケート調査※1では約6割が貨物保険未加入の状態でありました。個人事業主にとって万が一無保険の状態で高額な賠償事故が発生した場合、金銭的にも心労的にも相当な負担が強いられます。にもかかわらず加入率が低い要因としては、主に2つあると考えております。1つは、貨物保険料が高く、ドライバーにとっては極めて負担が大きいものであること。2つ目は、そもそも貨物保険の必要性を感じていないドライバーが一定数いることです。
一般的な貨物保険契約は、事業用車両1台ごと、または運送事業収入により保険料が決定されるものであり、特に個人事業主のドライバーにとっては大きな経済的負担となっていました。その課題を解決するために、リリースにあたっては、ピックゴーのスケールメリットを活かした保険料を設定<貨物保険制度の掛金(保険料+制度運営費)は年間20,900円>し、使用台数や運送事業収入にかかわらずピックゴーパートナー一律の掛金設定を行うことで負担軽減を図りました。また、補償内容についてもアンケート調査を踏まえ、万が一の高額の損害にも対応<貨物に対する賠償限度額1,000万円>でき、かつ自己負担額(免責金額)を極力低く<自己負担額5,000円>抑えた共通の補償内容といたしました。
貨物保険の必要性を感じていないドライバーに対しては、保険商品説明を工夫し、事故事例を多く盛り込むことや、繰り返し案内を行うことで、保険の重要性を意識してもらう機会を多く設けました。
一方、ピックゴーの配送プラットフォームを活用する荷主様においても配送品質の担保は重要な点で、配送ドライバー選定時に貨物保険加入者を条件とするケースや、保険加入有無を問い合わせるケースが昨今増えています。このような背景から、配送ドライバー評価制度の一つである「貨物保険バッジ制度※2」も6月から開始しました。この取組により荷主様は安心して荷物を任せることができ、荷主・配送パートナー双方が、万が一の事故の際の円滑な事故解決につながり、トラブルを最小限に押さえることができるものと考えております。
今後につきましては、パートナー・荷主双方に繋がる一層の安心安全なサービス提供を目指し、新たなプラン追加も検討して参りたいと考えております。
※1 自社調べ、調査年月:2023年11月実施
※2 自社加入・他社加入を問わず、自ら貨物保険を契約しているドライバーに、荷主様からも確認できるバッジ表示を付与する取組み
【ドライバーの意識・満足度調査】
ドライバー向けアンケート※3で「非常に満足している」「まあまあ満足している」と回答された方の割合の合計は88.9%と多くの方にご好評いただいております。また、「貨物保険加入前後で配送業務に向き合う上での心境の変化はありましたか?」という質問に対して「あった」と回答された方の割合も63%で、「荷物の補償ができるか出来ないかは非常に大きなポイントであると再認識した」「保険に加入しているという安心から気持ちのゆとりができ、業務に集中できるようになった」というお声をいただいております。これらの結果から、弊社の貨物保険がドライバーの皆様にとって、安心して業務に取り組むための大きな助けとなっていることがわかりました。これからも、ドライバーの皆様のご意見を大切にしながら、より一層安心安全なサービス提供をお届けできるよう努めてまいります。