次世代バンキングシステムをパブリッククラウドで構築

株式会社ふくおかフィナンシャルグループのプレスリリース

株式会社ふくおかフィナンシャルグループ(取締役会長兼社長 柴戸 隆成、以下「FFG」)は、グループ傘下のシステム開発子会社であるゼロバンク・デザインファクトリー株式会社(代表取締役 横田 浩二、以下「ZDF」)において研究開発を進めている次世代バンキングシステムの構築・実現に向けて、Google Cloud™ が提供する Google Cloud Platform(以下GCP™)を勘定系システムの構築基盤として採用することにしましたのでお知らせ致します。

FFGでは、デジタルトランスフォーメーション(以下「DX」)の推進に向けた主要施策の一つとして、 2019年5月にZDFにおいて次世代バンキングシステムの研究開発を開始すると共に、同年8月にはデジタルネイティブバンク(以下「新銀行」)の設立に向けた準備に着手しています。 (*1、2)

本件は、新銀行における次世代バンキングシステムの中核を担う勘定系システムを構築するための基盤として、パブリッククラウドである GCP を採用することについて発表するものです。

拡張性に優れたパブリッククラウド(GCP)上に勘定系システムを構築することで、システム運用コストの最適化を図ると共に、金融機能毎にサービスを切り出す「マイクロサービス」の稼働にも適していることから、柔軟かつ迅速な商品サービスの開発・提供が可能になります。また、新銀行の金融機能・商品等をAPIを通じて様々な事業者にサービスとして提供する『BaaS(Banking as a Service)型ビジネス』の実現にも適しています。

今回採用する GCP においては、特にスケーラビリティに優れる Google Kubernetes Engine、Spanner、さらに大規模なデータ分析を得意とする BigQuery™ 等のサービスが、新銀行が標榜する“デジタルネイティブバンク”の基本コンセプトに合致すると共に、“銀行“として求められる可用性や耐障害性等のミッションクリティカルな要件を柔軟にスケールできる最適なソリューションであると判断しました。

FFGでは今後も最先端テクノロジーの積極的な活用を通じて、DXの推進に取組んで参ります。

*1:関係当局の許認可の取得を前提としております
*2:新銀行では、ZDFが構築する次世代バンキングシステムを利活用した事業運営を想定しております
 

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